PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

※DS版は未プレイです。

美しいグラフィック。
スタジオジブリが関わっているだけあり、
ジブリ作品の世界に入り込んだような感覚になれます。

リアル描写でなくても、アニメ表現で
グラフィックに感動できるとは思いませんでした。

音楽も素晴らしい。特に印象に残ったのはフィールド曲です。
序盤は聴き入って暫く立ち止まることが多々ありました。

いわゆる主人公が世界を救う系の
王道のRPGですが、シナリオも変にややこしくなく解りやすいし
先が気になってやめどきを失うくらいの良シナリオでした。

ストーリー終盤頃まで進んだとき、
「もうすぐ終わっちゃうのか…勿体無いなぁ」と思ったのは
久しぶりでした。それくらい満足したってことです。

BAD/REQUEST

このレビューの不満点で既に挙げてる人が多いことですが、
あえて私からも言わせてもらいます。

タレント声優の演技が酷すぎます。
商品パッケージの裏に大きく載せてまでタレント声優を
使ってることをアピールしてますけど、
私から言わせればデメリットポイントでしかありません。

特に、聞くに堪えないレベルの酷さなのが、
主人公オリバーの母親アリーとヒロインのマルの声です。
前者は重要なポジションながらも登場頻度は少ないので
まだ我慢できますが、後者はパーティ加入後、
ずっと行動を共にするので、ある意味苦痛でした。

ストーリーのイベントシーン中もマルが棒読みで喋るたびに
気になって気になって仕方なく、物語への没入感を大いに
削いでくれました。あれは完全に失敗ですね。
マルのキャラとしての魅力を最大限に殺しきってます。

声以外では、
このゲーム、シンボルエンカウント方式なのですが、
敵とのレベル差が開き、こちらが強くなりすぎると
敵シンボルはこちらを発見次第、逃げ出すようになります。

煩わしいザコ戦を避けられるという意味で一見助かるように
見えますが、素材集め、仲間モンスター集めなどで
こちらから積極的に戦いたい場合は逆にこの仕様が阻害となります。

しかも敵シンボルが逃げ出して一定時間追い続けると
シンボルが消滅するオマケつき。
この仕様でイライラさせられることが多々ありました。
対処策としてこちらの姿を隠し、探知されないようにする
魔法が覚えられますが、入手できるのは終盤です。

COMMENT

プラチナトロフィーを取る程度にはやり込みました。
トロフィー条件はかなり面倒なのがあったりするのですが、
楽しんでるうちに取れました。それくらい熱中したということです。

個人的にRPGは好きで、PS3のRPG(JRPG)は殆ど
手を付けているのですが、その中では、この二ノ国が一番
満足できました。

昔のRPGによくあった、先へ進むワクワク感があったんですよねぇ。
勿論、今のRPGのほうがグラも音楽もシステムも最先端なのですが、
現代では失いつつある「何か」を二ノ国では大いに感じさせてくれました。

パッと見、子供向けゲームに見えるんで、
それで避けてる人が居るかもしれませんが
その理由で避けてるなら勿体無いですよ。
難易度も高いほうです。ボス戦や新エリアにたどり着いた
直後の雑魚にはよく泣かされていました…。

続編がでたら絶対買うと思います。
あ、でも声優はプロを使ってくださいお願いします。