【PS3】侍道3 レビュー
発売元 | スパイク (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-11-13 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / 侍道3plus レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt |
56pt
GOOD!
伝統的な日本の風景の中を、多彩な武器を片手に自由に暴れまわるという部分がこのゲームのひとつの柱だと思いますが、そこのところは十分表現されていたと思うし、実際楽しめました。しかしもうひとつの柱であろう、複数回遊ぶことでストーリーの変化を楽しむという部分に関しては、欠点のところに書かせてもらいます。
風景描写に関しては総じて普通だと思います。ただゲームの中に出てくる2つの城は規模こそ大きくないものの、堀や郭を備えたしっかりした造りになっており(1つは半壊してますが)、見る価値のあるものだと思います。
BAD/REQUEST
このゲームの醍醐味の1つであるはずの「ストーリーの変化を楽しむ」という部分ですが、端的に言わせてもらうならば、変化するのはストーリーではなく結末だと感じました。話の主要な部分は変化に乏しく、途中の些細な選択肢の違いによっていくつもの簡単なエンディングに振り分けられる、というのでは繰り返し楽しむことは難しいと思います。
このシリーズの伝統ともいうべき、世界の狭さは今作にも受け継がれています。体育館をランニングさせられているかのような印象です。繰り返し遊ぶのだからこれくらいが丁度いい、という考えかもしれませんが、上記の理由により単なる欠点になってます。
COMMENT
やたら憎たらしい子供達、ムカツク悲鳴をあげて逃げる野菜泥棒など、ユニークな言動のNPCに代表されるこのシリーズの変な魅力も健在で、不満は小さくないものの結果として色々楽しめました。自分がこういう時代物が好きなことと、そもそも数が多くない和風ゲームに高望みしていないことがその理由かもしれません。「お城」とか「農民」「槍」といった言葉に反応しない方にとっては定価の価値は無いと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
69pt
GOOD!
〆オリジナリティ
天奈の国を舞台に、藤森軍、桜花党、高種村の3っつの陣営が関係する戦国の世。お馴染みともいえる三つどもえの展開で話が進んでいきます。
行きたい場所に一気に移動が出来て、イベントは「!」マークで教えてくれる親切設計。
戦闘回りにシステムは期待を裏切らず、
・複数相手でも一度に相手をするのは1人だけ
・弱攻撃で相手を固めつつ、ガード崩しからの強攻撃コンボ
・技を見切って返す刀での連殺
・100種を越える装備武器
・オリジナル武器も作成可能
・「短時間クリア」「伴侶10人」等の多岐にわたるやりこみ重視の称号システム
・難易度は簡単〜一撃死まであって、刀の強さと技量に合わせて自由に選べ、それぞれに意義がある
といった具合で、新しいけどやっぱり侍道だなあと、非常に安心して遊べます。
〆熱中度
この作品の面白さは戦闘の面白さに尽きると思います。
「押し(ガード崩し)」とそれを破る「捌き(ガード崩し崩し)」があって、攻撃の流れを読み、読み勝った方が大ダメージをたたき込む。この攻防がどんな武器(例え、それが小枝やネギや鍬であっても)でも出来る様に技が組まれ、難易度普通までなら、真剣に鍛えれば藤森主膳とでもなんとかギリギリ渡り合える所等は、「うわ、本当に頑張ったなスパイクさん」と素直に感動しました。
ひたすら周回を重ねたのは、ストーリーを埋めるというよりは、ひたすら面白そうな技の出る刀を振りたかったという方にかなりの比重がありました。
戦闘回りのシステムはかなり快適で峰打ちで殺さない様にできたり、無手もできたり、敵が何人居ようが常に1(自分)対1×n(人数分)なので、後ろや側面からいきなり斬られたりすることも殆ど無いのも、侍道らしくて良かったかなと思います。
BAD/REQUEST
〆グラフィック
やっぱちょっと粗いなあと思います。
まあ、すぐに慣れちゃう事でもありますし、これでも良いかなとも思えます。
それよりも、少なくとも重要人物と伴侶はオリジナルの美形どころをずらーっと揃えて欲しかったです。
そうすれば、NPCを主人公に出来る様になったときの楽しみが更に増したので残念です。
〆伴侶
もうちょっと速く走るか、逆にこっちが伴侶の移動速度に合わせられる様にできると良かったのではと。好感度を上げるために20分近くゆっくり歩かなきゃならなかったのが、非常にイライラしました。
汎用キャラで、寝るときに同じ台詞しか言ってくれないってのも、とても残念です。
「危ないからお前は下がってろ」命令も欲しかったです。
あと、リアルよりもドリームを求める部分なので、もっと美形キャラをお願いします(笑)
〆助太刀システムが欲しい
2陣営が戦っている所に、主人公が割り込もうと抜刀すると結局加勢した側からも攻撃されたりするのは、ちょっと酷すぎます。町人や村人とか抜刀しただけでみんな逃げちゃうし。殴って対峙してた時にアナログスティックを押し込めば助太刀モードになって、それまでの敵対陣営が味方になる様な仕掛けが欲しかったです。
〆方位磁石が欲しい
どっちに向かって走っているのか全然わからないので、せめて北がどっちかぐらいは便宜上常にわかると、マップ構造も覚えやすくて良かったんではないかと思います。
〆渡世が単なるお金儲け
お使いとかばかりで侍としての主人公エピソードとしては非常に魅力の薄いものですし、イベント条件だけでエンディングが決まるので、殆どの場合は結局一切渡世をやらなくても良く、また、繰り返し同じ渡世が何度でも出る。繰り返しやっても大して面白くない渡世をどうして何度もやらせるのか。
探し出す場所もランダムでかなり意地悪い場合も。時間経過か報酬半額で何らかのヒントがでる様にしてほしかった。
そもそも反目しあってる3陣営全部の友好度が満遍なく上がるということ自体、システムとしてお粗末な感じがします。
〆会話のみでNPCの好感度が上がる
行動で示すのではなく、舌先三寸「だけ」で大抵のNPCの好感度が上がるというのは、侍道としてふさわしくないと思いました。
〆ストーリーシステム
非常に残念だったのが、ストーリーを紡ぐシステム。
「!」印のイベントを見ていく事で最終的に自分が選び取る結末を知ることが出来るというものなのですが……。
これが、結局、信長が攻めてくるイベントになるまで話が確定しないために、
「おせいと一緒になりたくて色々頑張ってたのに、【なぜか】、桜花党の城で討ち死にしちゃったよ」
とかいった風に、自分の求めていない結末にぶれやすく、望んだエンディングを確実に見ようとすると、攻略サイトを見ながらイベントを順に消化して行かざるを得ないという状況になります。
その為にせっかくのいきなり抜刀やいきなり土下座のシステムが特定のNPCを殺すとかイベントを回避する為だけの手段に成り下がってしまいました。
「ストーリー展開上でそのNPCが許せないから殺す」「謝りたいから土下座する」のなら解ります。
しかし、
「そうしないとXX番エンディングが見えないからそのNPCを殺す」というのは侍道というゲームの楽しみを結果的に削いでしまっているし、折角のストーリーを感情移入しにくい底浅いものにしてしまっていると思うのです。
おせいならばおせいと共に生きるおせいルート。
主膳ならば信長との戦いに明け暮れる戦国の世ルート
用心棒なら用心棒ルート
そういった、それぞれの専用のストーリーが予めあった上で、錯綜しあいながら結末が決まる従来型のものか、オブリビオン風に、渡世=メイン+サブストーリーとなり、各陣営の信頼を築くことが同時にストーリーを紡ぐ事になり、その生き様の結果が最終的なエンディングと評価になる。そういう侍道であって欲しかったです。
エンディングは藤森・桜花・高種・大団円の4っつしかないけど、そこに至るまでの方法としてそれぞれ10通り以上の解決法が組まれていて、それが渡世を通じて自分のやりたいように実現できる。評価として残る。そういう侍道がやりたかったなあと。
COMMENT
〆その他
音楽は、それほど印象的なのがなかったかなあと思うので、可もなく不可もなく。
〆プレイ環境:PS3+松下Viera(TH-26XL70)26インチ HDMI接続(ゲーム時の解像度不明)
それでも、それでも面白いのです。
ご飯(好きな刀を鍛えてひたすら試し切り)だけで3杯いけちゃったみたいなゲームです。好きな人は填れるとおもいます。
発表時より非常に注目していましたし、期待もしていました。
だからこそ私的には非常に惜しい、残念だと思った作品です。
Lv25まで鍛えた刀がネギやら鍬やら小枝やら(笑)も含めて合計15種15本。
累計プレイ時間は現在128時間。1週は大体30分〜10時間程度と非常に幅があります。
今も尚継続プレイ中。
熱中度は非常に高かったです。ただ、それだけにストーリーがとても残念で、満足度としては低くせざるを得ませんでした。今作の反省点を生かし、パワーアップされた、侍道4に更に期待してます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 1pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
45pt
GOOD!
エンディング多数、やりこみにはもってこい。ショートストーリー&エンディングで少ない時間でもすぐクリアできる。
BAD/REQUEST
製作者が自覚している通り、画質にこだわっているとはお世辞にも言えず、PS3をHDMIコードでテレビに繋がないかぎり、PS2程度の画質レベル。エディット要素も選べるパーツが少ないため楽しめず、キャラに感情移入しにくい。
COMMENT
アイデアは素晴らしいが、画質そのものがレベルが低く、アクションゲームとしては技が出にくいなど、気になる点が多い。もう少し感動がほしかった。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-06-10
○有る程度、自由に行動出来る。
○主人公だけに、魅力を感じる。
○会話の途中で、刀を抜ける。
○武器の種類が豊富で、倒した敵からも
色々と拾える。
○ローディングは、そこまで長く無い。
(ただ、ちょくちょく入る。)
○走りながら刀が抜けるのが、格好良いと思った。
■BAD■
×女性キャラクターに、魅力を感じ無い。
PS3なのに、グラフィックがヘボいから
だと思います。
×主人公の他に、魅力的なキャラクターが居ない。
×ココは行けるだろって思える場所に行けず、
見え無い壁が有り自由度が無い。
×PS3のソフトは、川等の水の表現は大体
綺麗なのに、侍道3はPS2並の水の流れ。
×段差に手を使って、登れる様にして欲しかった。
わざわざ、遠回りするハメに。
×一般市民や、脇役等の言葉が微妙。
×カメラ ムーブが遅く、快適とは言え無い。
■感想■
侍道は1、2が面白かったので、
3が安くなった所を狙って購入
しました。
侍道の1は凄くハマり、2はPSPで
持ってました。
今回PS3ですが、一番 出来が悪いですね。
自由度は殆ど無く、自由に歩ける物の、
ステージが狭いのと、エリア移動が
面倒です。
オープンワールドにすれば良かったと
思いますが、やはりエリア移動がウザい。
手を使って、手が届く程度の高さの壁に
登れたりすれば良かったのに。
主人公は割りと格好良い感じですが、
脇役に魅力が無いので盛り上がりません。
グラフィックが雑で、PS2でも頑張れば
出来るレベル。
GOOD!
侍や時代劇をテーマにしたゲームが少ない中、こういったゲームがある事は貴重かも。
がっかり感がかなり多いのでいいところは正直言ってこのぐらい。
BAD/REQUEST
たくさんあります。
未完成かと思うほどのひどい出来ですね。
0点のグラについて。
グラを犠牲にして他を充実なんて開発は言ってたけれど、それでも次世代機でこのグラはひどいとしか言いようが無い。
背景はハリボテのように見えるし川なんて水が流れてるとは思えない(まるで粘土の川)
キャラの動きも相変わらずカクカクしてますよね。
せめてこれで処理落ちがなければまだ許せた。
多人数で乱戦する時に処理落ちするのは明らかに技術不足ですよね。
それも無双のように何十人と出てくる訳ではない、ほんの5,6人で処理落ちがおきる。
グラ犠牲にしてとか言い訳するなら処理落ちぐらいおきないようにして下さいな。
カメラアングルは2から全然進歩していない。
壁際や障害物で自キャラが全く見えなくなる事がある。
壁にキャラがめり込むのは仕様ですか?ありえないでしょ。
0点の満足感について
グラを犠牲にした割には頻繁にロードが入りますね。
犠牲にしてどこに力入れたんですか?
ストーリーもインパクト無しで相変わらず三勢力がらみのワンパターン。
それと最期のセリフの分岐だけでエンディングを水増しされてもやる気が失せる。
そこまでの経過はほとんど同じで最期の選択肢で微妙にENDが変わるだけ。
それも一枚絵の説明のみ。
土下座システムいらないですね。ただのスキップ機能でしかないでしょあれ。
武器についても駄目ですね。
刀に余計な重さの設定等つけるから使いたくても重い刀は一切使わなくなる。
あの振りで使える訳ないでしょ。軽くて折れない刀が他で作れるんだし。
とにかく手抜き感が充満しまくっていてとても満足などできない。
音楽も1からの使い回しが多いですね。
他のアクワイアゲーと似たり寄ったりの曲も多かったしね。
残念ながら爽快感、快適性、面白さとどれをとっても不合格ですね。
COMMENT
5年もかけてまさかこの程度のゲームだったとは思わなかった。
非常に残念ですよ。
侍道シリーズ以外にもアクワイアのゲームはけっこう買う自分でもこの出来じゃ擁護できない。
呆れてもう売りました。
手元に置いておく価値は自分にはありませんね。
これから買う人は中古がおすすめですね。