【PS3】MASSIVE ACTION GAME(MAG)
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-01-28 |
価格 | 4980円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ファーストパーソンシューティング ■ プレイ人数:64〜256人 ■ 必要容量:セーブ:120MB以上 / インストール:3,500MB以上 備考:オンラインプレイ専用 |
GOOD!
何といっても256人と言うこれまでのマルチプレイの常識を覆す(たぶん?)プレイ人数。バトルフィールド次回作のプレイ人数が(今のところ)24人と聞いて『ずいぶん少ないな』と錯覚してしまうほど。ゲーム開始直後は分かりにくいですが、乱戦になったりするともうワチャクチャに敵味方入り乱れる光景は観ていて楽しい。
バトルフィールド時代から戦車を修理したり、味方を治療したりと裏方的作業が大好きな人にはたまりません。倒れた仲間を蘇生させたり、壊された防衛施設を修理したりと、裏方的作業が多量に用意されておりもう大忙し。『メディック!!』と叫ぶ仲間の元へ駆けつけ『サンクス』と一言。もう天にも昇る気分です。
細かい所で言うと、兵科が存在せず自分で装備をカスタム出来る点。バズーカ持ったスナイパーや、修理、蘇生(治療)キットと裏方のスペシャリスト的な装備も可能。防御力を削ればかなりカスタムの幅が広がるので自分好みの兵科を作成するのも楽しい。
グラフィックはプレ人数を考えれば及第点でしょうか。
その他アンロックによるスキルアップ、武器のカスタム、攻撃、守備側での作戦行動の差別化等『一応』近年のFPSにあるものは一通り揃っています。
BAD/REQUEST
バトルの種類を選べてもステージと攻守が選べない。本作のウリである256人対戦も一部のステージと1種類のバトル形式しかない。
攻撃側は目標達成(主に占領)すれば勝利だが、守備側は制限時間切れが唯一の勝利。守備側がわりかし有利だが、毎回30分フルに戦わないといけないというのと、いくら敵を倒しても勝敗に結び付かない(足止めとう目的を抜いて)のはテンションと体力の消耗が激しすぎる。
256人を押し込めるためにマップが広く設計されているが、デカ過ぎる。開始地点は部隊毎に分けられているため『128人で一点突破』みたいなことがしにくく(出来なくはないが相当面倒)、結局全方位からの波状攻撃を仕掛けるを得ない状況。結果、30人程度で戦ってる感覚を覚えやすい。
マップが少なくどれも似たり寄ったり。CODのような室内戦に特化したステージやBFの様に戦車やヘリでバシバシ戦える平坦なマップもない。全部が無駄に広い市街地戦で違いがわからない。
これでBFの様に兵器があればいいが、基本攻撃側は装甲車2台、守備側はジープのみ。処理が大変なのは理解できるが、あのマップの広さと人数を活かすなら頑張って欲しかった。
銃器やスキルのアンロックもCODに比べればはるかに少ない。
銃撃時のSEも、あまり気にする方ではないが恐ろしくショボイ。
COMMENT
『256人対戦』と言うウリ『だけ』が特出しており、それ以外はどれも微妙。一言でいえば乗り物のないBF(建物破壊は不可)。よってCODとBFのどっちにも及べない出来。
サービスはしばらく続けるみたいだが、それにしても今は微妙な出来。どうせならもうちょっと洗練させてから出すのが、予約までして少ない出荷本数を競り勝って手に入れたプレイヤーに対する誠意なのではないだろうか。
しかし、256人対戦と言うのは確かに一度味わってみる価値はあるし、これだけ多ければ一人一人の重要度も低いのでFPS初心者には優しい設計なのかも。また、上記2作品に触れていなければ十分楽しめる作品であることは保証します。
できれば今後はマップ、搭乗兵器、スキルの追加を行ってほしい所ですが難しいかな。
むしろこのゲームをみてエレクトロニック・アーツが対抗して『256人対戦・バトルフィールド』を作ってくれることに期待します。