Good Point
《バトルアクション》
まず今作の醍醐味の一つと言えるアクションから。この作品、世界観・設定・ビジュアル・システム等においてアクションと言うよりRPG色を連想させるが、幹は太めのアクションであると言える。テクニックありきのモンスターハンター的アクションをいい意味で簡略化し、つかむ・投げる・担ぐ・よじ登る等のアクションで幅を持たせ、より動きのあるバトルアクションを楽しめる。魔法を主軸とした職業の場合は距離をとるため多少地味にはなるが、混合職と言った職業もあるためバランスよくアクションを繰り出す事も可能となりパターンは多彩である。
Bad Point
《オープンワールド》
本作品、何より全面にオープンワールドを押し出しプロモーションしていた訳だが、やはり新規参入ジャンルだけにノウハウ不足か作り込みに欠けた部分が。各所探索を自由にできそしてまた突然強敵の強襲など『らしさ』も程よく盛り込まれてはいるが、いかんせんワールド全体が小さく更には深さのある水場は泳ぐ事すら出来ない仕様になっている。よって街やダンジョン・その他のロケーションも少ない。今ひとつ絵的に活気があればフィールドが小さくとも世界観に相乗効果が生まれたかと。
GOOD!
『オープンワールドアクション』と銘打ち、早期プロモーション活動等で話題と期待を振り撒いたカプコン『ドラゴンズドグマ』
新規タイトルでの新ジャンル参入とモンスターハンターシリーズで培ったアクションノウハウの融合が試される今作品、ではレビュアー目線でのGood PointとBad Pointを紐解いていく。
Good Point
《バトルアクション》
まず今作の醍醐味の一つと言えるアクションから。この作品、世界観・設定・ビジュアル・システム等においてアクションと言うよりRPG色を連想させるが、幹は太めのアクションであると言える。テクニックありきのモンスターハンター的アクションをいい意味で簡略化し、つかむ・投げる・担ぐ・よじ登る等のアクションで幅を持たせ、より動きのあるバトルアクションを楽しめる。魔法を主軸とした職業の場合は距離をとるため多少地味にはなるが、混合職と言った職業もあるためバランスよくアクションを繰り出す事も可能となりパターンは多彩である。
《ポーンとオンライン》
まず本作品はサーバーを共有したオンラインではあるが、各プレイヤー個人単位でのセクションで進行する為一般的なMMOやソーシャル的要素は一切感じ取れない。が、言うならば新感覚AIとプレイヤーの進行情報の共有を糧としたオンラインでる。しかしそこに意味があり醍醐味の一つとなるポーンシステムを脚色させる。本作品は主人公となる操作キャラ、そして主人公の従者でありAIキャラでもある『ポーン』と呼ばれる種族のキャラクターをそれぞれ制作しシナリオを進めて行く訳であるが、従来のRPGにあるような作戦プログラムにより行動させるAIキャラとは別物であると言える。ポーンは一度制作すればサーバーで共有されるため他のプレイヤーのサポートメンバーとして雇って貰う事が可能になる。よってレベルや職業・スキルなどの成長は各プレイヤーの任意で成長させるが、戦術あるいは地形・本編に登場するNPCやクエスト情報等においては他のプレイヤーの進行状況で生まれる差やズレの情報までも吸収しAIとしての発言や行動に還元するしくみになっている。またそれによってAIキャラクター特有の無機質さを払拭したと言える。
BAD/REQUEST
Bad Point
《オープンワールド》
本作品、何より全面にオープンワールドを押し出しプロモーションしていた訳だが、やはり新規参入ジャンルだけにノウハウ不足か作り込みに欠けた部分が。各所探索を自由にできそしてまた突然強敵の強襲など『らしさ』も程よく盛り込まれてはいるが、いかんせんワールド全体が小さく更には深さのある水場は泳ぐ事すら出来ない仕様になっている。よって街やダンジョン・その他のロケーションも少ない。今ひとつ絵的に活気があればフィールドが小さくとも世界観に相乗効果が生まれたかと。
《音声・字幕》
全編英語フルボイスに字幕と言うワールドワイド仕様になっているが、やはり日本語化で発売がベターかと。ムービーシーンや拠点のNPCなどの音声に字幕は問題も無く雰囲気も良いが、戦闘中でのやり取りに関しては字幕を読む暇もなく没入感が半減する事も。キャラによっては訛りのある英語で話したりと細かい設定が練られているが海外販売での意識が先行しすぎていると思われる。
COMMENT
55インチ ブラビア サラウンド音響環境
総評
本作品、ジャンルはオープンワールドアクションと言う事であるがオープンワールドRPGと変表記しても問題無い程のRPGかと。しかしながらアクション性も色濃く他にはないシステム、分かり易いUI等RPGファンには入り易く、また楽しめる内容かと。海外を強く意識したグラフィックや演出が随所に見て取れるが新ジャンルでの新規タイトルとして及第点と言って良い出来かと。