【PS3】バットマン:アーカム・ビギンズ
発売元 | ワーナー・エンターテインメント・ジャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013-12-05 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | ? (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 72
- (難易度)
- 2.17
- レビュー数
- 6
スコアチャート
GOOD!
【コンバット戦】
バットマンシリーズの目玉であるフリーフローコンバットシステム。□(通常攻撃)、△(カウンター)、○(スタン)、×(回避)という風に基本操作が割り振られていて、これらをテンポ良く押し続けることでシームレスにコンボを繰り出すことができます。
敵の種類によって対処法を変えていく必要があります。例えば、
通常の敵 → □
アーマード(ボディアーマーを着た敵) → ○で怯ませて□連打
ライオットシールド持ち → ○で怯ませ、×を2連打で空中から盾ごと踏みつける
これらはほんの一例で、実際には更に多種類の敵が同時に襲い掛かってくるので、臨機応変に対処していかなくてはいけません。
コンボを長く続ける、バットクローなどのガジェットを使う、ノーダメージで敵を倒すなど、難しい操作をこなすと経験値を多く取得できます。単純な操作ながら奥深いシステムとなっています。
旧作との大きな違いは新ガジェットのショックグローブです。通常の攻撃が通じないアーマードや盾持ちなどを問答無用で殴れるうえ、コンボ倍率が飛躍的に上昇するので、コンバットマップではスコアがもりもり稼げます。
【プレデター戦】
隠れながら敵を倒していくいわゆるステルスゲームです。バットマンのガジェットが上手くシステムに取り込まれ同類のゲームとの差別化が図られている一方で、物陰へのカバーリング、ダクトに隠れる、エルードなどステルスゲームによくある操作もフォローされています。
今作で特に有用なガジェットは遠隔クロー。2つの箇所をクローで繋ぐ操作で、敵同士を引き寄せて衝突させたり、高所にクローを張って新たな足場を作るなどが可能で、旧作と比べ戦術の幅が大きく広がっています。
【オープンワールド】
前作アーカムシティのマップ+橋を挟んでもう一つ同じ位の規模のエリアがあります。飛びまわってみるとかなり広く感じますね。マップ全体に各種イベントが配置されやりこみがいがあります。
BAD/REQUEST
【コンバットの不便さ】
敵が攻撃を仕掛けてくるとき頭上にサインが出ますが、サインの色と地面の色が似ている時がありわかりにくいです。又敵のボディアーマーが視認しづらく、通常の敵とアーマードを区別しにくい。
2人の敵の攻撃を同時にカウンターする際、同時に仕掛けてくるように見えて微妙に時間差があり、十分ひきつけてから△を押さないと失敗します。サインにあわせて△を押しているのに食らってしまうのは納得がいきません。
また、序盤から銃を持った敵が登場し非常に厄介なのですが、これに対する最も有効な技が序盤で習得できません。
【マップの新鮮味が薄い】
マップが広いといっても半分は前作のマップそのままです。街の雰囲気まで前作と同じで、夜の街のそこらじゅうにギャングがいるという世界になっています。旧作をプレイ済みの人にはあまり新鮮味がないかもしれません。
【オンライン】
繋いでみましたが、人がいません・・・
アサイラム、シティ両方をトロフィーコンプしたので今回もコンプを目指していたのですが、オンラインのトロフィーがあると知って断念。オンラインを売りにするようなゲームでもないのに、オンのトロフィーを入れるのはやめて欲しい・・・。
COMMENT
前作アーカムシティと比べて大きな変化が見られず、完全新作というよりはアーカムシティ向け大型DLCとも言うべき内容でした。若く未熟なバットマンということですが、それがストーリーやゲーム性に充分生かされているように見えず、面白くはあるが物足りなくもありました。開発スタジオが変わったそうで、ブランドを壊すのを恐れてあまり大きな冒険に出られなかったのでしょうか。
とはいえ、旧作の長所は概ね引き継がれており、操作性もほぼ同じなので、シリーズファンが買って損をするようなものでは無いです。
アクションゲーム・ステルスゲームとして高い水準でまとまっている、無難にお薦めできる作品です。