PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

前作同様、恋姫シリーズの売りである武将(キャラ)達が個性的で良いです。
今作は前作の登場キャラに加えて、馬超・楽進・周泰の３人が参戦。
参戦キャラは他の格ゲーに比べて少ない方ですが、やはりキャラが増えたというのは非常にうれしいところ。

シナリオモードが追加されたところ。
前作のストーリーはアーケードモードでエンディングが表示されるだけの味気ない演出でしたが、今作では大戦の合間にアドベンチャーパートでキャラ同士の会話が挿入されました。
会話だけとはいえ、エンディングまでの流れまでしっかりとストーリーの内容が明かされる仕様となっていますので、非常にうれしいところ。

ギャラリーモードが追加されたところ。
オープニングムービーやエンディング、奥義・必奥義の演出などを自由に鑑賞できます。

前作でキャラのグラフィックに目立っていたジャギー（ドットの粗さ）が改善されました。
やはり今作はキャラが売りのゲームもあるので、この改善点はかなり大きいです。

BAD/REQUEST

難易度の設定・仕様が大幅に劣化。
今作の難易度は「弱い・普通・強い」の３段階しかなく、前作の８段階あった調節バーと比べて、大きく劣化しました。
難易度の設定内容だけならまだしも、シナリオモードに至っては難易度の設定・変更すらもできません。
シナリオモードはストーリーが進むにつれて、対戦相手が強くなり、終盤になると正攻法では勝てないぐらいの強敵となります。
キャラが売りのゲームでもあるのだから、シナリオモードにも難易度設定・変更ぐらいはできてほしいです。

ストーリーの内容・展開が大体パターン化されているところ。
ネタバレ防止のため詳細は省きますが、何人かプレイしているとストーリーの内容・展開が被るものがあり、「またこのパターンか…」と興醒めしてしまいます。
深いストーリーに期待しているわけではないのですが、もう少し三国志を意識したストーリーの内容・展開を描いてほしかったです。

キャラは追加されたとはいえ、まだ13人しかいません。
恋姫シリーズの武官キャラなら、蜀の黄忠・厳顔・魏延・馬岱、魏の許チョ・李典・典韋、呉の黄蓋、他勢力の張遼・華雄など。
こうした他のキャラもまだまだいるので、今後続編が開発されるなら是非参戦してほしいです。

衝撃波などのエフェクトのグラフィックにジャギー（ドットの粗さ）が出ているところ。
エフェクトのグラフィックは一瞬しか表示されないので、特別目立っているわけではありませんが、人によっては気になるかもしれません。

ギャラリーモードでBGMが再生されないバグがあります、
最新のアップデートを導入しても、残念ながら再生することはできませんでした。

COMMENT

32型液晶TV・HDMI端子使用
恋姫シリーズはPSP版乙女繚乱☆三国志演義(呉編・魏編・蜀編)、PS3版乙女対戦☆三国志演義をプレイ済みです。
今作はオフラインのみのプレイです。

たまたまネット通販にて新品3000円で売られていた今作の初回限定版を購入しプレイ。
恋姫シリーズが好きなので、今作もプレイしましたが、前作よりも楽しめました。

前作に比べて、シナリオモードの追加やギャラリーモードの追加など、コンシューマ機向けの追加要素があって、いろいろ楽しめる要素が増えました。
難易度については最初はかなり苦戦したものの、トレーニングモードにて操作やシステムを理解しながら練習していったことで、かなりプレイしやすくなりました。

しかし、「エフェクトのジャギー」と「ギャラリーモードのBGMが再生されないバグ」については、人によっては気になるでしょう。
これらの問題はPS4版では改善されているそうなので、今更PS3版である今作を購入する価値は薄いと思います。
「エフェクトのグラフィックも綺麗な方がいい！」
「ギャラリーモードでBGMも鑑賞したい！」
上述のことが気になる方はPS4版が良いと思います。
逆に上述のことが気にならず、「PS3でプレイしても構わない」という方は今作でも大丈夫だと思います。

恋姫シリーズが好きな方、PS3で恋姫演武をプレイしたい方にぜひオススメです。