【PS3】ぬらりひょんの孫 −百鬼繚乱大戦− レビュー
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-11-17 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:対戦アクション ■ プレイ人数:1〜4人 |
Amazonレビュー
レビュー者: 昇格契約社員
レビュー日: 2011-11-23
レビュー日: 2011-11-23
少年ジャンプで連載中の『ぬらりひょんの孫』を題材にしたアクションゲーム。どうやら正確には第2期アニメ『ぬらりひょんの孫〜千年魔京〜』を基にしたといった感じだ。
ゲームのジャンルとしてはアクション。感覚で言うと『スマッシュブラザーズ』と『ガンダムVSガンダム』を平均値にした感じ。
プレイヤーは『操作キャラ』『側近(最大2人)』『子分(最大8人)』を選んで対戦します。勝利には、相手の『勢力ゲージ(味方陣営の耐久値みたいな物)を押し切る』事を目的とします。
対戦画面は、様々なキャラが入り乱れギミック満載の『スマブラ』システム的には相手のコストを超えるダメージを与えて勝利する『VSガンダム』に似ていると言う事です。
特に目新しさや斬新さは無いものの、ゲーム初心者や、原作ファンの購買も目的としたキャラゲーならこんな所が妥当でしょう。
私がゲームをプレイしての考察を記して見ようと思います。
・キャラのアクション
これは少しシンプル。操作キャラに当てられるボタンは□と△だけで、方向キーとの入力で様々な攻撃をします。残り二つの○、×ボタンは選んだ側近二人の攻撃用。側近にはアクションは一種類しかないのでこちらはボタンを押すだけの作業。
そして子分8人の呼び出しは右スティックの方向入力。アクションに関わるのはこの動作だけです。これだけ見ると非常にシンプルなものに思えますが、しかし、これら3種の攻撃要素の組み合わせが非常に多い。
操作キャラ、側近(常に戦場で動き回っている)は14人(隠しキャラ含む)から選ぶので、それほど種類はありませんが。重要なのは子分の存在。
子分は常にステージに居るわけではなく右スティックを使用して呼び出す、いわば『召還獣』的な存在ですが、その種類が何十種も居るので、かなり他多彩な組み合わせが可能です。能力も『攻撃・防御・妨害・サポート』と様々。
更に、子分には『召還コスト(0〜3)』がそれぞれ設定されており、0ならば初めから呼び出せるのですが、コスト1以上の子分はステージ内にあるシマ(一つがコスト1を内包した石・ステージに複数点在)を一つ制圧しなければ召還出来ません。
こういった部分で『コストの低い子分で安定的にサポートを受けるか』『シマ取りを前提に高コストの子分を入れるか』といった戦略の違いを楽しめます。
コンボ向け、サポート向け等人によって使い勝手がかなり違って来ると思いますので、アクション初心者でなくても、こういった戦略を練るのは楽しいと思います。(そこまで理解しなくてもグチャコンで双方の子分が画面いっぱいに展開されるとすごい事になります)
・コストパフォーマンス
人にって違うだろうが若干不満感有り。プレイ前はもう少し操作キャラが多いものかとも思ったのだが今作では本当に原作の『京都篇』でそれなりに動いたキャラしか使えません。
ジャケットに描かれている『牛鬼』『しょうけら』等も使用できませんし、京都前の敵『四国勢』等も操作不可能です(子分としてはみんな使えます)更には最近原作ではキーマンにもなっていた『黒田坊』も居なかったです。
キャラゲーで操作キャラが少ないと、それだけでコストパフォーマンスとしては不満と感じてしまう感はありますので、気になる方はサイトや攻略サイトなどで登場キャラを確認して見るのをお勧めします。
また、ストーリーモードも一応存在します。主人公のリクオは京都篇の追体験、後のキャラは大体がオリジナル展開なのですが、ステージ数もあまり無いので若干内容が薄い感じもしました。
声が出ないのは手抜きに感じはしましたが『システム的な面白さ』には関与しない部分ですので、あまり気にはならなかったですね。(違和感はありましたけど・・・)
様々な条件を達成する『とことんモード(ミッションモード)』では、クリアごとに新しい子分も手に入りますし、上級ともなると簡単にはいかないので、やりがいは有りますが、スコアや実績をランキング登録できるわけでは無いので、最終的には若干作業感も。
あとはローカルバトルとネットワークでのプレイとなりますので、基本的にはネット環境完備のプレイが無難と言うものでしょう。
こんな感じでしょうか?総評としては・・・
・キャラゲーのクオリティーとしては平均的(だと思う)初心者もあまりシステムを気にせず遊べるし、中級以上でも、様々な戦略を練ったりコンボを考えたりするのは多彩なメンバーの組み合わせと相成って面白い。
・やりこみ要素は、オフラインだけでは少なめ(アクションゲームなので仕方なしだが)よっぽどのファンで無い限りはオンラインでなければすぐに飽きてしまうかも知れない。
・演出面は地味目。必殺技などもあるが、ゲームの性質上ステージ一杯に範囲展開するせいで、キャラが小さめの表示になり若干迫力が無い。また、敵味方、子分まで入り乱れての乱戦になると、自分がどこに居るのかも解らなくなったりする。
キャラゲーとしては有りだが、熱狂的な原作ファンでなければ『面白い!』と断言させるにはもう一押し足りない様な感じ。購入しといて何だが、五千円代の購入では後悔する人も居るかも知れない。
ただ、システムは非常にシンプルで画面内では大騒動が巻き起こるので、『友達と集まってワイワイ』という楽しみ方なら有りかも知れない。
ゲームのジャンルとしてはアクション。感覚で言うと『スマッシュブラザーズ』と『ガンダムVSガンダム』を平均値にした感じ。
プレイヤーは『操作キャラ』『側近(最大2人)』『子分(最大8人)』を選んで対戦します。勝利には、相手の『勢力ゲージ(味方陣営の耐久値みたいな物)を押し切る』事を目的とします。
対戦画面は、様々なキャラが入り乱れギミック満載の『スマブラ』システム的には相手のコストを超えるダメージを与えて勝利する『VSガンダム』に似ていると言う事です。
特に目新しさや斬新さは無いものの、ゲーム初心者や、原作ファンの購買も目的としたキャラゲーならこんな所が妥当でしょう。
私がゲームをプレイしての考察を記して見ようと思います。
・キャラのアクション
これは少しシンプル。操作キャラに当てられるボタンは□と△だけで、方向キーとの入力で様々な攻撃をします。残り二つの○、×ボタンは選んだ側近二人の攻撃用。側近にはアクションは一種類しかないのでこちらはボタンを押すだけの作業。
そして子分8人の呼び出しは右スティックの方向入力。アクションに関わるのはこの動作だけです。これだけ見ると非常にシンプルなものに思えますが、しかし、これら3種の攻撃要素の組み合わせが非常に多い。
操作キャラ、側近(常に戦場で動き回っている)は14人(隠しキャラ含む)から選ぶので、それほど種類はありませんが。重要なのは子分の存在。
子分は常にステージに居るわけではなく右スティックを使用して呼び出す、いわば『召還獣』的な存在ですが、その種類が何十種も居るので、かなり他多彩な組み合わせが可能です。能力も『攻撃・防御・妨害・サポート』と様々。
更に、子分には『召還コスト(0〜3)』がそれぞれ設定されており、0ならば初めから呼び出せるのですが、コスト1以上の子分はステージ内にあるシマ(一つがコスト1を内包した石・ステージに複数点在)を一つ制圧しなければ召還出来ません。
こういった部分で『コストの低い子分で安定的にサポートを受けるか』『シマ取りを前提に高コストの子分を入れるか』といった戦略の違いを楽しめます。
コンボ向け、サポート向け等人によって使い勝手がかなり違って来ると思いますので、アクション初心者でなくても、こういった戦略を練るのは楽しいと思います。(そこまで理解しなくてもグチャコンで双方の子分が画面いっぱいに展開されるとすごい事になります)
・コストパフォーマンス
人にって違うだろうが若干不満感有り。プレイ前はもう少し操作キャラが多いものかとも思ったのだが今作では本当に原作の『京都篇』でそれなりに動いたキャラしか使えません。
ジャケットに描かれている『牛鬼』『しょうけら』等も使用できませんし、京都前の敵『四国勢』等も操作不可能です(子分としてはみんな使えます)更には最近原作ではキーマンにもなっていた『黒田坊』も居なかったです。
キャラゲーで操作キャラが少ないと、それだけでコストパフォーマンスとしては不満と感じてしまう感はありますので、気になる方はサイトや攻略サイトなどで登場キャラを確認して見るのをお勧めします。
また、ストーリーモードも一応存在します。主人公のリクオは京都篇の追体験、後のキャラは大体がオリジナル展開なのですが、ステージ数もあまり無いので若干内容が薄い感じもしました。
声が出ないのは手抜きに感じはしましたが『システム的な面白さ』には関与しない部分ですので、あまり気にはならなかったですね。(違和感はありましたけど・・・)
様々な条件を達成する『とことんモード(ミッションモード)』では、クリアごとに新しい子分も手に入りますし、上級ともなると簡単にはいかないので、やりがいは有りますが、スコアや実績をランキング登録できるわけでは無いので、最終的には若干作業感も。
あとはローカルバトルとネットワークでのプレイとなりますので、基本的にはネット環境完備のプレイが無難と言うものでしょう。
こんな感じでしょうか?総評としては・・・
・キャラゲーのクオリティーとしては平均的(だと思う)初心者もあまりシステムを気にせず遊べるし、中級以上でも、様々な戦略を練ったりコンボを考えたりするのは多彩なメンバーの組み合わせと相成って面白い。
・やりこみ要素は、オフラインだけでは少なめ(アクションゲームなので仕方なしだが)よっぽどのファンで無い限りはオンラインでなければすぐに飽きてしまうかも知れない。
・演出面は地味目。必殺技などもあるが、ゲームの性質上ステージ一杯に範囲展開するせいで、キャラが小さめの表示になり若干迫力が無い。また、敵味方、子分まで入り乱れての乱戦になると、自分がどこに居るのかも解らなくなったりする。
キャラゲーとしては有りだが、熱狂的な原作ファンでなければ『面白い!』と断言させるにはもう一押し足りない様な感じ。購入しといて何だが、五千円代の購入では後悔する人も居るかも知れない。
ただ、システムは非常にシンプルで画面内では大騒動が巻き起こるので、『友達と集まってワイワイ』という楽しみ方なら有りかも知れない。
GOOD!
■多人数アクションというゲーム性
決して目新しいゲーム性ではありませんが、また一つこういうゲームが増えたという事を個人的に評価します。
原作に登場する多くのキャラクター達を側近や子分といった形で登場できるようにしているのは、キャラクターゲームとしては良い点。
キャラゲーというとつまらなさそうな印象を受けますが、今作は単純にアクションゲームとしても及第点以上の出来栄え。
操作も比較的シンプルなので、パーティーゲームに持って来いです。
■グラフィック
和風テイストのグラフィックが非常に良いです。
メニュー画面や演出など各部分のデザイン、筆で描かれたような背景グラフィックは、見ているだけでも楽しめます。
ゲームシステムの関係でプレイヤーキャラクターが小さく地味に描かれていますが、自分はあまり気になりません。
■逆転性
このゲームには、「ガンダムVSガンダム」のような勢力ゲージが採用されており、このゲージを押し切った方が勝ちとなります。
このゲージの増減には総大将と側近の撃破が関わるのですが、残り時間やシマの数でメーターの振り方が大きくなり、一発逆転できるようになっています。
傍から見ると9割がたゲージが押し込まれて勝ち目がなさそうに見える試合もちょっとした事からひっくり返し、逆転劇が生まれることもしばしば。
多少の実力差ならマグレ勝ちも十分狙える仕様なので、パーティーゲームとして良い部分だと思います。
BAD/REQUEST
■初期設定
初期設定では、カメラワークが拡大縮小無し(プレイヤーキャラ追尾)、体力ゲージの表示が無しなのですが、カメラワークは拡大縮小あり、体力ゲージは勿論表示ありにした方が、断然良いです。…というか変更必須です。
総大将2人に側近4人に多数の子分が入り乱れるこのゲーム。
ただでさえ混沌となりやすいのに画面の拡大縮小無しで全体を把握できない状況は、はっきり言って死を意味します。
普通に考えれば体力ゲージは最初から表示してある方が良いのに、自分で設定を変更しないといけないあたりに、不親切さを感じます。
■コントローラーのコンフィグ設定ができない
■過疎
宣伝不足もあってか売り上げで苦戦を強いられており、プレイヤー人口が非常に少ないです。
さらにその上、PS3とXBOX360のマルチプラットフォームで少ない人口がさらに分散。
その為、オンライン対戦が思うようにできない事もしばしば。
賑やかで楽しい4人戦が魅力の一つであるだけに、これは致命的です。
体験版もなく、テレビアニメでゲームのCMすら一切放送無し。売る気があるのか疑問な有様。
■プレイヤーマッチの部屋設定。
部屋の名前を自分で自由に付けれません。一応、いくつか用意されたルーム名から選ぶことはできますが、それでもこれは致命的。
またランク戦ではトレーニングモード等をしながら対戦相手とのマッチングを待つことができるのに、何故かプレマではできません。
その為、対戦をしようと思うと上記の過疎問題もあり、それなりに人を待つ時間と忍耐力を求められます。
■子分の性能バランス
このゲームの特徴の一つである子分システムですが、子分の性能バランスが悪いです。
それぞれ小・中・大・絶と4つのレベルに分けられていますが、レベルに見合ってない強さの子分が多数います。
レベルの低い子分のくせに性能が良かったり、逆に大や絶レベルの割りにそれほど強くなかったり…。
性能よりも原作におけるキャラクター性でレベルを分けているとしか思えない分類。
■ストーリーモードに声がない
ストーリーモード幕間の会話シーンに声がありません。
原作やアニメのファンの場合だと、この部分でガッカリする人もいるようです。
ゲーム中は、これでもかと言うくらい皆喋るんですけどね。
COMMENT
良い点より悪い点の方が多くなってしまいましたが、自分はこのゲームは面白いと思っています。
スマッシュブラザーズの様な多人数アクションゲームが好きなら、まず間違いなく楽しめると思いますが、「対戦ツール」というより「パーティーゲーム」という側面の方が強いのでご注意を。