【PS4】コール オブ デューティ ワールドウォーII
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2017-11-03 |
価格 | 8532円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ファーストパーソンシューター ■ プレイ人数:1人〜 |
- 総合ポイント
- 69
- (難易度)
- 2.60
- レビュー数
- 5
スコアチャート
GOOD!
第二次世界大戦の欧州(西部)前線を舞台にしたストーリー。
当時の戦争の中で奔走される兵士達の複雑な想いや葛藤がとても良く表現されており、終始もの悲しい雰囲気が出ています。
主人公ダニエルズを通して、戦争中での友情や絶望と向き合いながら、戦いに身を投じていくストーリーはとても感動しました。
シリーズを通して売りである演出も、従来の作品に負けじ劣らずのドキドキハラハラする展開を通して表現されているので、手に汗握る興奮が終始とまりませんでした。
グラフィックがシリーズ最高の出来映え。
ステージ内のオブジェクトや人物などの造りが精巧で、それぞれの質感もうまく表現されています。
金属の光沢感、登場人物の服装や皮膚の汚れ具合など、どれも素晴らしい出来でした。
ステージの雰囲気も、雪が舞う真冬の戦場ではプレイしていて寒さを感じるほど、臨場感がありました。
ステージごとに多種多彩なミッションが用意されているところ。
ストーリーの内容や演出に合わせたステルス行動や乗り物での戦闘など、銃撃戦だけにとどまらないさまざまなミッションが非常に面白かったです。
作中には「英雄的行動」と呼ばれる特定のアクションを行うシステムもあり、味方の救出や要人の排除など、こちらも非常に内容が凝っています。
主人公が所属する部隊の仲間たちによるアイテムの補給システムがとても便利。
敵を倒すなどして、特定の条件を満たすことでゲージが溜まり、ゲージが最大になるとアイテムを受け取ることができます。
もらえるアイテムは弾丸・救急キッド・グレネードがあり、敵を示すシルエットを表示させて攻撃を優位にする効果もあります。
キャンペーンのステージ内に弾薬を補充できる箱が登場します。
弾薬とグレネードの双方に箱が分かれており、ステージによっては火炎瓶(有限)もあります。
FPSではおなじみの収集要素が今作にも健在。
今作では第二次世界大戦中に使用・存在していたものが登場しており、収集物はとても良く造りこまれています。
それぞれ獲得すると、メニュー画面で収集物の解説とオブジェクトを書かう人することができます。
難易度はイージー・レギュラー・ハード・ベテランの4段階。
初心者から上級者まで幅広くプレイすることができます。
音声は英語(原語)と日本語吹き替えの2種類あるところ。
ブラックオプスIIIと同様に両方の言語を選ぶことが再びできるようになりました。
BAD/REQUEST
従来の作品に比べて、難易度が全体的に高め。
敵の攻撃が激しい場面が多く、後述の体力のシステムがゲージ制に変更されたことも相まって、何度もリトライすることが増えました。
難易度イージーでも難しく感じる局面があるため、今までの作品よりも尚更難しく感じてしまいます。
体力のシステムが従来の自動回復制からゲージ制に変更されたことにより、救急キッドがないと体力の回復ができなくなりました。
救急キッドの回復量は体力ゲージの半分しか回復されないため、何かしらダメージを受けるとゲージ満タンでの回復はできなくなります。
負傷した味方を安全な場所まで引きずって救出できる場面があるのですが、この時の操作に少々難があります。
安全地帯まで引きずる際の方向が分かりづらく、なかなか進むことができないこともしばしば。
そのせいで味方が死亡してしまうことがあるので、救出する際の難易度が際立っています。
ドイツ軍が所持している銃器に何故かソ連軍のPPSH-4とSVT-40があるところ。
細かいことを気にしなければ「使える銃器が増えて良い」という側面がありますが、今作には過去作のようなソ連軍のストーリーがないのに、銃器だけが中途半端に登場していると、かえって変に感じます。
個人的にSVT-40を出すなら、ワールドアットウォーで登場したGewehr 43を再登場させて欲しかった。
COMMENT
PS4pro(CUH-7200BB01)・32型液晶TV・HDMI端子使用。
コールオブデューティシリーズは4、ワールドアットウォー(北米版)、モダンウォーフェア2・3、ブラックオプス1・2、ゴースト、アドバンスドウォーフェア、インフィニットウォーフェアをプレイ済みです。
難易度はレギュラーでキャンペーンのみのプレイ。
一通りプレイしましたが、非常に素晴らしい作品でした。
昨今のコールオブデューティは未来戦ばかりが続いていたため、ワールドアットウォー以来の第二次世界大戦モノということで非常に期待していました。
次世代機であるPS4で表現された美麗で臨場感あるグラフィックと演出、欧州前線を舞台に描かれる兵士達の感動的なストーリー、手に汗握る興奮と迫力で飽きないゲームプレイ、などなど。
良いところをあげるとキリがないくらい、「原点回帰」の名に恥じない良作です。
ワールドアットウォーの欧州前線のストーリーは「反撃と復讐に燃えるソ連軍が完膚なきまでにドイツ軍を叩く」という怒涛の展開が多い作風でした。
そちらに比べると、今作のストーリーはもの悲しい雰囲気もあるので、爽快感溢れる戦争劇を求める方にとっては少々物足りないかもしれません。
コールオブデューティシリーズが好きな方、第二次世界大戦のFPSが好きな方にぜひオススメです。