【PS4】オーバーウォッチ オリジンズ・エディション
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-05-24 |
価格 | 8424円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションシューティング ■ プレイ人数:最大12人 (オンライン専用) |
- 総合ポイント
- 73
- (難易度)
- 2.88
- レビュー数
- 8
スコアチャート
GOOD!
アメコミ風のオリジナルキャラクターが活躍するオンラインFPSゲーム。
キャラの個性がビジュアル面でも性能面でも非常に強く
単なるFPSというよりはガンダムのVSシリーズのような赴きも感じる出来で
まず動かしてて面白いというのは他のFPSに無いこのゲームならではの良さかもしれない。
また、性能面でも個性の差が非常に激しく、そのキャラでしか出来ない特別な技、動きがあるので
一人一人やり込んでいったりキャラ対策を練り込んだりという楽しさもある。
グラフィックは非常に秀逸で、このままCGアニメに出来るレベル。
リアルで無骨な軍人ではなく、親しみやすいアニメ風キャラということで取っ付きやすい。
またマップもCGアニメっぽい質感になっており、世界観をうまく作り上げているように思う。
6対6の対戦がメインということもあり、非常に戦略性が高い。
味方と連携することを求められるので非常に難しさもあるが、そのぶん競技性も高く熱中してしまう。
また、勝っても負けても影響なしのクイックマッチと、勝ち負けでランクが上下するライバルマッチが用意されており
自分がどちらをやりたいかで明快に住み分けがちゃんと行われているのも好印象。
また、キル=トドメ、ではなく一発でもダメージを与えていればトドメじゃなくてもキル扱いになるため
FPSにありがちなK/Dありきなプレイスタイルがそもそも蔓延らないようになっている。
こういう点でも初心者には取っ付きやすい作りになっているように思う。
BAD/REQUEST
まずキャンペーンモードが無い。
これだけ個性の強いキャラクターが揃い、掛け合いも豊富でドラマ性を感じさせるなど奥深いにも関わらず
それのもとになったであろうストーリーをゲーム内で堪能することができない。
オンラインのみというゲーム構成は思い切ったなと感じつつももったいなくある。
いわゆるFPSやVSシリーズを経験した人ならばわかることだろうが、多人数で競技性の高い対戦ゲームをやる場合
自分の思い通りにならない味方にイライラするというのは避けられないポイントだろうと思う。
特にライバルマッチの場合はそれが顕著で、戦略も煮詰まってきた現在では
いわゆるテンプレートなチーム構成というのがかなり浸透し、それにしない人がまず不愉快、という層も一定数存在する。
そのため自分の使いたいキャラを気持ちよく使えない、ということもよくある。
そういう意味で、ライバルマッチは非常に荒んでおり殺伐としている。
私は早々にライバルマッチに見切りをつけて、クイックマッチで気楽に楽しんでいる。
最後にキャラクターのカスタマイズ要素について。これが個人的には唯一はっきりとした不満点である
ゲーム内ではレベルアップごとに一つ、トレジャーボックスという「ガチャ」に相当するものがもらえ
中にはキャラクターのカスタマイズアイテムが四つ入っている。
カスタマイズと言っても見た目の装飾なので、性能面での上がり下がりは一切無いのだが
これが非常に渋い。どうでも良いアイテムばかりが当たり、欲しいものが当たらない。
原因はレア度の高低による当たりやすさの違いと、ダブリのシステムによる。
すなわちレア度が低いものばかり当たり、しかもダブるため欲しいものが悲しいぐらい当たらない。
この点が唯一不満といえば不満である。
COMMENT
ありそうで無かったカジュアルFPS
と思いきや非常に競技性の高いガチンコFPS
これだったらバトルフィールドのほうがよっぽどカジュアルではないか
という意見もあるかもしれないが、クイックマッチをメインにやるのなら
脳天気に楽しめるカジュアルFPSという括りから外れることもないだろう。
一日一時間程度、気晴らしに数試合やるというのには最適なゲームだと思う。