【PS4】バトルボーン
発売元 | テイクツー・インタラクティブ・ジャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-05-19 |
価格 | 8316円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ヒーローシューター ■ プレイ人数:最大10人 (オンライン専用) |
- 総合ポイント
- 65
- (難易度)
- 3.00
- レビュー数
- 2
スコアチャート
GOOD!
FPS+MOBAという、ありそうでなかったジャンル。
MOBAと言えば、世界的にも有名なLOLに始まり、日本ではLOVなどがあるが、やはり日本ではマイナーなジャンルと言わざるをえない。
そんなMOBAにFPSを合わせた作品だというから、中々の意欲作である。
戦術性、戦略性が重要になるMOBAと、あくまで個人主義的なFPSは一見するとミスマッチのようにも思えるが、意外にもそれがハマってくるから面白い。
個性豊かなキャラクターを使い、ただ撃ち合うだけではなく、大局を考えて動く必要があり、頭を使うゲームと言ったところ。
撃ち合いが苦手でも、サポート特化のキャラやヒーラータイプもいたり、苦手な人でもチームに貢献する事は可能。
またその辺でお金を集めて防衛施設などを建設したり、中立モンスターを倒して味方にしたりと、直接的な戦闘ではなくても、相手に損害を負わせる事も出来る。
こういったシステムの理解が非常に重要であり、ある程度分かってくるとこういった地道な部分が肝なのだと感じる。
またストーリーモードにも協力プレイがあり、強大なボス相手に、仲間と力を合わせるというのは中々に熱い。
この手の対戦ゲーにおいて、ストーリーはオマケ程度の扱いではあるが、本作ではそこそこ力を入れているようで、十分にやり込む事も出来る。
BAD/REQUEST
FPS特有の無双感はない。
これは良い点でもあるが悪い点でもある。
システム上、敵味方ともそこそこの耐久があり、拠点に戻ればシールドも耐久も回復する。
基本的に突っ込むより引き気味に戦い、危なくなると下がるというのがMOBAの戦い方なので、それをFPSに当てはめると、どうしても地味な戦闘が続く。
キルがそこまで重要視されないとは言え、FPSの一番の醍醐味であるキルが簡単に取れないというのは、幾分かストレスに感じる部分でもある。
また途中抜けに対する救済措置がほとんどなく、数的不利になった時点で負け確定である。
一応の救済措置なのか、負けが見えてくると「降伏」する事が出来、その時点で勝負を終わらせる事も可能。
それでも経験値などはもらえるので、面倒なら降伏してしまった方が早い。
とは言え、根本的な解決策ではなく、このゲームに限らずFPSゲーの長年の問題でもある途中抜けにどう対処していくのかが、今後の課題だろう。
またある程度ゲーム性を理解していない人には、非常にとっつきにくく感じられるだろう。
それはまあMOBA自体の問題であり、このゲームに限った事ではないのだが。
ただし仲間にそういう人が一人でもいると、戦力として数える事が出来ず、非常に苦戦を強いられる事になる。
他のFPSと違い、一人が無双して他のメンバーを助けるという事が出来ない以上、どうしてもメンバー間の連携が重要になってくる。
この辺が、従来のFPSを嗜好する人には受け入れがたい部分にはなると思う。
COMMENT
非常に意欲的な作品に仕上がっている。
よく比較される『オーバーウォッチ』とは、しかしジャンルがそもそも違うので、比較のしようがないというのも事実。
あくまでこれはMOBAであり、FPSはサブコンテンツに過ぎないと考えた方がいいだろう。
なので、MOBAゲーをプレイして、「仲間が弱い」だの「自分一人で勝てない」だのと言うのは、それは指摘する箇所が違うのである。
とは言え細かい部分に粗があるのも事実。
そこまで極端ではないが、キャラ差があり、ギアの差もある。
特にギア差は顕著となり、いくら全員レベルが1から始まると言っても、こうなってくるとプレイ時間が長い方が有利な部分も多く、そう言う意味では初心者はやられるだけになってくる場合も多い。
長くプレイしている方が有利になる方がいいのか、それともベテランも初心者も常に同じ出発点なのがいいのかは、人によるところではある、