【PS4】テイルズ オブ ベルセリア レビュー
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-08-18 |
価格 | 8856円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 |
■ ジャンル:君が君らしく生きるためのRPG ■ プレイ人数:1人(※戦闘時のみ最大4名) |

- 総合ポイント
- 74
- (難易度)
- 1.74
- レビュー数
- 23
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
80pt
GOOD!
■テイルズとは思えないシナリオ
多少、辻褄の合わないご都合主義もありますが、過去作の中で一番まともな作品だったと思います
とりあえず「自分の行動は正義だから何をやっても許される」とか、「世界が滅びるけど自分の力は解放できない」とかがなかったのは良かったです
■フィールドが戦闘フィールドになる
今までのテイルズって、エンカウントすると背景だけ変わって同じフィールドで戦うイメージでしたが
今回は移動しているフィールドがそのまま戦闘フィールドに切り替わります
通路の角でエンカウントすれば、通路の角のままだし、橋の上なら橋の上で戦闘が開始されます
(そのようなフィールドが用意されいるのではなく、アクションRPGのようにその場で戦闘になるという意味)
■爽快感のある戦闘
MPという概念がないので、基本的にタコ殴りです
それに近い行動ポイントはありますが、戦闘中に最大値が増減するし、使い切っても殴れるのも良かった
(ガードされやすいなどのデメリットもあります)
■ロードの速さ
他の方も評価していますが、セーブを含めて全てが早い!
快適に遊べるというのはそれだけで高評価かと
BAD/REQUEST
■無駄なサブイベントが多くて疲れる
特定の宝箱を開けるためにフィールドに落ちているアイテムを集めなければいけないのだが、数が多すぎて面倒
マップ入れ替えで復活するとはいえ、1つに350個とか心が折れてくる
■歩行スピードとマップの広さが合っていない
歩行速度が遅いわけじゃなく、マップが無駄に広い
梯子の上り下りとか面倒な要素も多く、余計に時間が掛かる
■つまらないミニゲームが多い
糞つまらないミニゲームが多い
頑張っても得られるものがないので、頑張る必要もないが、もう少し考えて入れて欲しい
■男女差別のミニゲームが存在している
おっさんの顔面を叩いて同じ表情を揃える「オジメン」
これが、女性の顔面を叩いて同じ表情を揃える「オバメン」だったら発売禁止になっていただろうなと思う
男性を殴るのは許されるという発想のミニゲームが気持ち悪い
■戦闘システムがイマイチ理解できない
色々考えればいいんだろうけど、ボタン連打で勝ててしまうので、気にせずプレイしました
ただ「8連携以上で秘奥義が発動」とか言われても「25連続ヒット」しているのに発動できないとか、この「連携」って何を指しているんだろう?という説明などが不足している
また、前述の戦闘時の行動ポイントも減少分を戻すことが面倒なので、もう少し簡単なシステムにしてもらいたい
COMMENT
テイルズ史上、1、2を争う良さだったかと
シナリオも「自分は悪」と言い切っているのが良かった
話としても次の目的が明白なので、「何でこんなことしてたんだっけ?」というのもなかった
一部の戦闘で理不尽な場面や、全体的に敵のHPを高くしているだけで強くないなど、戦闘面での楽しさは少ないかもしれないが、脳筋プレイヤーには満足できる仕上がりです
ただ、評価を高くしましたが飽くまで「テイルズ」「国産RPG」というジャンルに対しての評価であり万人にオススメできる作品としての評価ではありません
少しの段差で移動できない、10メートルの壁はジャンプできるのに手すりは乗り越えられないなど、悪い面も国産RPGとして残っていますのでご注意ください
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 3pt | 2pt |
81pt
GOOD!
☆ストーリー
王道なストーリーのRPGとは一線を画すアンチヒーロー的なシナリオはプレイヤーを選ぶのも確かだが、そこに魅力を感じる事が出来るか特に気にならないのであれば、本作は数多いテイルズ作品の中でも屈指の良作だと思います。悪と呼ばれる主人公たちにも正義はあるんだよ・・と。
物語の中盤辺りからは、主人公のベルベットに徐々に葛藤のような心情も見られてきて上手く人間らしさも出せていると思う。
現在プレイ時間65時間程度の未クリアですが、更に後半に進むにつれて先の展開が気になって仕方ない。
☆キャラクター
今作はパーティーキャラ6名とテイルズにしては若干少なめの人数ではあるが、各キャラ個性があってとても魅力的に感じる。
主人公たちは世間で言えば魔王とその仲間たちみたいな存在なで、PTメンバーも勿論本人達もそれを分かってて割り切っているのが良い。
ライフィセットやマギルゥ、エレノア辺りの存在が上手くパーティーメンバーの雰囲気を調和させている感じかな。
☆戦闘
今までのテイルズとは違い色々と自由に動き回れます。
常時フリーランで術技は各ボタンと連携数に分けてセットするので、非常に多彩な組み合わせでのコンボが出来る。
とはいえ基本的には弱点属性で攻める事になると思うので、同じボタンには同じ属性の技で組み合わせるのが一般的か。
☆音楽 グラフィック
グラフィックには元々そこまで拘りがない素人意見ですが普通に綺麗だなと思いますし、要所要所のムービーも含めて特に不満はないです。
音楽に関してはベルベットのテーマが秀逸でとても良いです。戦闘の曲も多彩で、前作ゼスティリアで使われた楽曲もあり。
全体的に良くも悪くも桜庭節と言われる感じの曲が多いです。
☆その他
・エクシリア辺りから失われていた自分で料理を作って食べるというシステムが戻ってきたのは個人的には◎
その分素材を集めたり購入したりする必要はあるが、それもまた一つの楽しみだと思います。
・術技の習得やスキルの習得が分かりやすい。
術技は極一部の秘奥義を除いてレベルアップによる取得でシンプル。
スキルはゼスティリアのスキルシートが分かりにくすぎたので、今回の各装備の熟練度マスターで永久スキルというのは分かりやすい。
BAD/REQUEST
☆マップ関連
フィールドマップがかなり広大の割に移動手段がやや乏しいか。
物語の途中からボードを手に入れれば早く移動出来るようにはなるが、敵シンボルと接触した際に普通に戦闘になるのは個人的には残念でした。
よほどレベル差があれば戦闘にならずに触れた瞬間に倒せますが。(その際の経験値等は無し)
あと、動きにかなり癖がありかなり練習しないと慣れないし、人によっては酔うかもしれません。
☆戦闘関連
デンジャラスエンカウントの際の敵が強すぎる。エクシリアやゼスティリアではわざとデンジャラスエンカウントにしてレベル上げとかしていましたが、今作ではデンジャラスエンカウントになると敵がかなり強くなり、回復術効果の大幅低下などのデメリットがかなり目立つのが辛い。
☆その他
ひどく個人的な意見ですが、前回やデスティニーなどであったディスカバリーポイントのお遊び要素が無くなってしまったのは残念です。
まぁ、その分ミニゲームが充実していますが。
COMMENT
ここ最近やや低調気味だったテイルズシリーズでしたが、今作は納得の名作とも言えるのではないでしょうか。自分はおおまかなストーリー(シナリオ)とキャラクターに惹かれて購入を決め、まだクリア前ではありますが十分に楽しむことが出来ています。
細かい部分を挙げれば確かに不満が無い訳ではありませんが、それらの問題がさほど気にならない程の魅力があるゲームだと思います。
テイルズ作品はちょっと・・という方も、それらの垣根を越えて本作は是非プレイしていただきたいなと思います。
ああ、テイルズにはこんな作品もあるんだな・・と考え方が変わるかもしれません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 1pt |
87pt
GOOD!
■ストーリー
面白かった。今までと方向性が違って復讐がテーマです。
主人公が考えて動く冷静なタイプなのが良かったですね、こういう若干鬱なストーリーのゲームの女主人公はろくな事がないイメージがあったので。復讐の為に犠牲を出していますが、それに対する後ろめたさと自分が殺されても文句を言えないみたいな発言をしていたのもまぁある意味で好印象です。
犠牲を出して好印象ってのはおかしな話ですが、洋ゲーの主人公みたいに道中散々人を殺しておいて命の尊さを語り出したり、幸せなエンディングになったりするのはアホくさくて印象悪いので。
■戦闘の爽快感
ビュンビュン動き回ります、目が忙しいくらいに。情報過多な戦闘なので疲れる人もいるでしょうけど、自分はこのくらいが好みですね。面白い。
ボタン割り当ても自由に出来るし、面白い技もいっぱいあるので、組み合わせてかっこよく戦うのが楽しいです。
■オープニングテーマ
ベルベットの激情が表現されていて良いです。
■ロード時間
かなり短めです。セーブはもちろん、戦闘にはいる時やメニューなどもスムーズです。
BAD/REQUEST
■魔晶石
これを集めて色々な要素を解放するのですが、分かりにくい。何がどんな効果なのか、どこにあるのかみたいな。
■ボード移動
歩くより早いけど、挙動が慣れない。逆にストレスです。
■トロフィー
とり逃し要素あり。周回で回収できますが、メモして管理した方がいいかも。
COMMENT
昔のテイルズ作品ほどの完成度はないです。言い切って申し訳ないですが、P D E S A V Gf D2などの方が優れている。
シリーズ内ではRと同等くらいの作品です。
しかしゼスティリアの不調の中、ブランドを立て直す程の傑作ではあった。海外でも高い人気を誇り、キャラクター人気は現在最高レベル。またPS4のゲーム全体で見ても高い評価を得ている方です。
面白いと思いますね。戦闘システムはシリーズ内でも評価が高い方です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-07-27
最近のX.X2.Zとクソゲー続きだったからだろうか…
・OP
疾走感がありストーリーとマッチしていた。
Zのがクソすぎたったのもあるが今作はかなり気に入り、起動時には毎回見ていた。
・キャラ
かなり魅力的だった。特に前作から気になってたアイゼン、またザビーダがいい仕事をした。
敵キャラもテレサやオスカーなど好きだった。
残念なのが一貫して主人公のベルベット、そしてカノヌシ様には全く理解できなかった。
あと人を小馬鹿にし続ける斜めから見たマギルゥはどんな過去があっても好きにはなれない。
そこが少し残念だな。
・シナリオ
ある意味開き直りすぎてて意外と楽しめた。
これがスレイみたいに自分は正義だけど進む道にこの結果は仕方ありません!みたいな無能だと腹が立つが。
この気持ちいいほど悪役ぶりは、へーなら仕方ないね、ってスルーできた。
敵側も白ではないからいいんだろうけど。
でもやはりベルベットとカノヌシ様が理解できないため楽しめたけど惜しい。
裏ダンの最後、BZの世界の謎、あの理由はない。
・戦闘
最初こそ行動値を連続ハメで奪われ続けたりしてキレそうだったが後半から理解してくると楽しめた。
ただベルベットを筆頭に脳死でもいけてしまうのは残念、喰魔化はチートすぎるな。
2周目に引き継ぎやらして始めるとカオスでもオートでいけちゃうのはいかがなものか。
・システム
Vみたいに装備品からスキルをマスターさせていくのは装備をコロコロ変えたりして楽しいが強化させていくシステムだけは許せなかった。
素材もめんどくさいし何より楽しくない上にスキルをマスターさせるために装備コロコロ変えるのと噛み合わない。
ネコスピもフィールド探索の暇潰しにさせるつもりなのだろうが宝箱開封に必要な数が中盤辺りで通常踏破ではたりなくなってくると苦痛になった。
最後サブイベなどの周回で余ってくるんだが未開封放置にしていくストレスは半端ない。
だだっ広いフィールドを無駄に歩くのはつまらない。
・その他
この部分が個人的に大きいのだが、過去作のパロディが地味にはさんているのが良かった。
ダークかめにんとかね。ロニカイルなどニヤっとした。
いろいろと言いたいことはあるが最近のテイルズにしては頑張ってる作品だと思う。
ミニゲームも多いし、久しぶりに楽しめた。
GOOD!
▪ストーリー
復讐がテーマということで終始展開自体は陰鬱としてますが、キャラクター達が活き活きとしてるので楽しめました。
ストーリーメイン部分と少し余裕のある会話やコミカルシーンなどのメリハリがあって良い。
設定が多いので、用語や解釈など理解が難しい事もありますが、大まかな流れが追えていれば良いストーリーだったなと思えるようなものでした。
▪戦闘システム
面白すぎて雑魚に自分から突っ込み続けるほどに熱中。簡単操作でかっこよく動いてくれるのも、仲間NPCが強いのも素晴らしい。カオスでは難易度が相当上がるので、対応回避やソウル管理が重要になります。ハード程度の難易度まではゴリ押し可能なので、適当に遊びたい人とガッツリスリルを求める人で棲み分けできる難易度設定も好印象。
▪音楽関連
オープニングテーマとベルベットのテーマが最高。
特にベルベットのテーマはPVでも使われたり、いたる場所でアレンジされ流れています。作品の象徴としての役割が強く、この曲が流れる度にベルセリアを遊んでいるという実感がありました。ペルソナ5のライフウィルチェンジやリディースールのクローマのフレーズみたいなものですね。
▪快適性
ロードがとても早く、UI関連も快適。オプションも最低限以上にはあるように思えます。
BAD/REQUEST
▪トロフィー
面倒くさすぎる。特にテイルズコインを集めるのやつは頭がおかしくなりそうでした。
▪武器厳選
これは正直やりすぎです。ブラボのナッパマラソンが温く感じるほどの鬼設計。まず苦労してレベル最大にした武器を99個程砕き極限の魔水晶をカンストさせランダムスキルを揃える確率を数パーセント伸ばします。その後は低確率最高レアドロップの無銘装備ランダムスキル3つ厳選しながら各キャラ5部位毎、6人パーティーなので30個理想の無銘装備を揃えます。この時点でプレイ時間9999時間は余裕で覚悟した方がいいです。んでそこから無銘装備を強化するために無銘装備の素材が鬼ほど必要になるのでひたすら低確率でドロップさせては砕いてく作業が続きます。
まともな神経じゃやってられませんね。
▪グラフィック
PS4全体では言うほど綺麗ではない方ですかね。というのも縦マルチで発売したのでPS3基準の開発だった可能性が高いです。
COMMENT
やり込み要素が人間向けの設計で無いことを除けば素晴らしい作品でした。JRPGと言われるジャンルはストーリーやキャラクター、世界観に魅力が尖っている傾向がある気がします。
ベルセリアもその辺、非常に高い評価をしています。