【PS4】Birthdays the Beginning レビュー
発売元 | アークシステムワークス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2017-01-19 |
価格 | 6264円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
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タイトル概要 |
■ ジャンル:いのちをうみだすみんなのハコニワ ■ プレイ人数:1人 |

- 総合ポイント
- 51
- (難易度)
- 3.00
- レビュー数
- 2
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt |
59pt
GOOD!
まんま生態系を反映や絶滅を楽しむ箱庭なシミュレーション。地形を上下させることで気温を調整できるので、
気温がうまく整うと生まれてくる生命体、それらに餌とか条件がさらに整うと進化を遂げていく。
失敗すると絶滅するという、生命の創造を司る神になったようなゲーム。
町とか店とか発展させるシミュレーターは多いが、生命の起源に焦点当てたようなのはそうそうお目にかからないっすね。
仕上がった箱庭なんかも、夜空を背景になんか幻想的な雰囲気を出してて良いです。
BAD/REQUEST
細々した作業性が多いし、気温調整などもちょっとした間違えで絶滅してしまったりと
シビアな面があるものの、細かな説明がゲーム内で再確認できないのが不便。
マップが小さいので見づらい部分が目だった。情報量が多いのに手が届きにくい不親切さ。
ゆっくりじっくり腰を据えて楽しむゲームゆえにせっかちだとすぐ飽きてしまう可能性が高い。
COMMENT
なかなか一般受けしづらいこの手のシミュレーションだけど、
あえて生命の起源にスポットを当てたチャレンジ精神に拍手。
システム的に細かな部分で行き届いていない箇所が目立つので、そこらをクリアするとかなりやりやすい作品となりそうだ。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-01-25
大地を上げたり下げたりして地形を作ったら時間を進めて、大地に生まれた動植物が繁殖と進化をしつつ、ときには絶滅するのを眺めて楽しみます。
育てた生命をキャプチャして図鑑を埋めていく楽しみはありますが、マインクラフトのように凝った造形を楽しむ箱庭ではないですね。
あと、プレイヤーが動物たちに餌を与えるような育成ゲームでもありません。
ストーリーモードは6時間ほどでクリア可能。
ストーリーモードをクリアした後にフリーモードも出現します。
プレイヤーの主な作業は正方形のカーソル(1マス、9マス、16マス・・大きさは任意)を動かして地面を隆起させたり沈下させたりすること。
海の割合が多ければ温度が上がり、山が多ければ気温が下がるシステムで、
「進化元の生命がいる」「温度」「エサ」この3つの条件が整うと、自分の作った大地に生命が生まれて繁殖します。
アイテムを使って温度を変えたり、強制的に進化させたりもできますが、アイテムはあくまで補助です。
登場する生命は292種類。
それぞれ進化ツリーが設定されていて植物はとにかくストロマトライトから進化する海藻系がないと何も生まれないので、その海藻を生むために水温を高めにすることから始めると思います。
昔の海は水温が40度もあったんですね・・。
砂場で遊ぶように適当にボコボコと穴を開けたり山を作ったりして・・、時間が経つと水たまりに海藻が生まれて「おお?」と思っているとアノマロカリスがフワフワと泳ぎ始めたりします。
このモデルが超可愛いんです。
新種が生まれるたびに駆けつけて探し出して捕獲するんですが、どれも粘土で作ったような柔らかいフォルムで見ていて楽しいです。
イモリやネズミなどはピコピコ首を動かして、チョロチョロ走り回っています。
カメラを近づけると鳴き声も聞こえます。チュウ!
だからこそ色違いモデルが多かったのは少し残念です。
このゲームで不満なことは、操作がかなり不便なところです。
ミクロモードでL3ボタンを押し込むと、まだライブラリに登録していない生命がミニマップでピンク色に表示されるのはいいのですが、
その時のカメラ操作がめちゃめちゃやりにくくて、捕まえたい生物はその間にもどんどん遠くに離れていきます・・。
いっそ時間が流れるマクロモードの右上に表示される生物リストを選ぶと、自動的にミクロモードでカメラ追尾してくれるとかしてほしかったです。
あと、これは個人的な我儘ですが、橋みたいな構造の地形を作りたかったです。
パッケージを見て子供用かと思いきや、シミュレーションはわりと本格的な手応えで、
同じ環境では同じ種類しか育たないと気付いて、深海を掘ってみたり高山エリアを作ったりしているうちに、
たった1度、温度を変えただけで絶滅する種もあれば、新しく生まれる種もあることに気付かされます。
リアルな地球もこのくらいデリケートなんでしょうか、たぶんそうなんですよね。
大地を上げたり下げたりするだけで変化していくキューブが面白くて時間を忘れてしまいます。
出てくる動植物がすべて学名なのもいい感じ。
自分が盛った山のせいで絶滅する命。その横で生まれる新種。
あー死んじゃった!と子供(小学校低学年)が悲しむ時は、ほら見て新しいのも生まれたよ!と言ってあげています。
GOOD!
所謂神さまの視点で与えられたエリアをいじくって環境の変化により何が産まれるか見守るゲーム。
かなり人を選ぶが、こういうシミュレーション系はハマる人は間違いなくハマるだろう。
ストーリーモードは比較的短いらしく、フリーモードでは色々チャレンジが可能かもしれない。
BAD/REQUEST
間違いなく万人受けはしない。「生物を弄る」ではなく「環境をいじくって生物を観察する」ゲームであることは勘違いしない様に。
私はクリアしていない。(できなかった。途中で飽きたというのもあるが、道筋から外れた際にどこから直せばいいのかすら、説明が少ないせいでわからなくなった)
まず触った感想としては、説明が極めて不足している。
超基本的なチュートリアルはある。しかしそれの再確認ができず、ログも確認できないため、重要な事を誤って飛ばしてしまったりすると、
最悪それが理由でゲームが詰む事もありえる。
一応ゲーム内で辞書もあるにはあるが、気になった際にパッと確認ができないので煩わしい。なぜショートカットボタンがないのか
また、画面内の数値の変化などもおおざっぱでどれがどうなれば良いのか、そういう道筋を示せていない。
システムを理解した後なら良いかもしれないが、まず第一歩、この部分で躓くと疑問符が後を絶たない表記をしている。
操作性も正直悪く、誤作動によりオブジェクトを破壊しやすい。なのに画面上で操作方法の確認がすぐにできないのが余計にストレスを溜める。
アイテムを使って作った川がボタン1つ間違えただけでいきなり消滅して「は?」となった。
進化し産みだされた生物も、少し地形を弄っただけであっさり絶滅して消滅することもあり、
そうなると最悪微生物や海藻類から地形をいじりなおしてやり直さないといけなくなったり、
とにかく初心者に対して不親切な作りが目立った。
とにかく試行錯誤というか、辛抱強くこういった作業を続けられるタイプの人間ならハマるだろうが、
ダメな人にはとことん合わないゲームだった。
COMMENT
少し興味があった作品が年末セールで出ていたので試しに。
正直な感想を言えば、セールで軽く触ってもういいかなぁ・・・となりました。
こういうジャンルの作品を「環境シュミレーション」といい、海外などでは割と人気があるジャンルらしいが、日本ではあまりなじみのないタイプ。進化で出現する種の数はおよそ300種、これが多いのか少ないのかはわからない。60種ほど産まれたところでやめたので
やり込めばやり込む程奥が深いのだろうという雰囲気はあるし、実際そうなのだろう。こういうジャンルが合う人にはなんと勿体ないと言われるかもしれないが、とにかく操作性の悪さと説明不足が合わさって、続けたい!という感情は途中で萎えてしまった。途中で投げ出す人は一定数いるだろう。敷居は高いと言える