【PS4】スーパーロボット大戦X レビュー
発売元 | バンダイナムコエンターテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2018-03-29 |
価格 | 9288円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 犯罪 セクシャル (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 |
![]() ![]() ![]() |
タイトル概要 |
■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 |

- 総合ポイント
- 57
- (難易度)
- 2.00
- レビュー数
- 2
オリジナリティー | グラフィック | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 4pt | 2pt |
58pt
GOOD!
〇システム面は全体的に良好
基本的にスパロボのシステムに関しては「Z」シリーズで円熟期に達している。
そして「V」で細かな部分がブラッシュアップされ、今作「X」に続いている。
大まかな部分に関してはほとんど「V」から踏襲されている為、シリーズ経験者であれば戸惑う事は少ないだろう。
個人ユニットではなく、部隊全体でポイントを管理するTacPも引き続き採用されており、これにより撃墜数の調整をする必要がなくなり、誰が撃墜しても部隊全員にスキルなどを取得できる。
細かな変更点と言えば、合体攻撃の仕様が変更された事。
今までなら合体攻撃相手が隣接していないと発動できなかった為、必然的に同時出撃が義務付けられていたが、今作からは相方が未出撃でも発動可能になった。
これにより「マイトガイン」のような人数の必要な合体攻撃や、新規参戦作品の「バディコンプレックス」みたいに微妙な性能なユニットでも単体で運用できるようになった点が大きい。
〇ストーリーは原作再現よりクロスオーバー重視
今作は「Z」、「V」に引き続き平行世界設定である。まあ「ワタル」が主軸作品である為、どちらかと言えば「異世界設定」という感じか。
世界観も魔法が存在する世界であり、主人公も魔法使いっぽいキャラ、そして魔法使いっぽいロボットとなっている。
ストーリー的には原作再現の作品は少なく、新規参戦作品がちょろちょろっと語られる程度。
一応、「ワタル」のストーリーを軸に進んでいくものの、結構細かい設定は省いている部分は多い。
また、同じく新規参戦の「バディコン」や「Gレコ」なんかも割合としては大きい。
逆にクロスオーバーの部分にはそれなりに考えられており、ドラゴン繋がりで「ワタル」と「クロスアンジュ」をリンクさせたりと、割と柔軟に作品間を繋いでいる。この辺は「Z」以前の過去作には少ない部分なので、そういうキャラ同士の掛け合いが少ない人にはオススメな部分である。
BAD/REQUEST
〇使い回しが目立ち始めた作品
良く言えば安定性のある今作だが、悪く言えばマンネリ気味である。
平行世界ネタも「Z」から続いており、ずっとやってるプレイヤーからすれば、またか…となる部分である。
まあ使いやすいので仕方ないのだろう。「クロスアンジュ」を出すだけで、平行世界ネタはある程度何でもアリになる訳だし。
またシナリオ面以外でも、キャラクターに関しては「Z」、「V」に登場してたユニットをそのまま使い回しているのも目立つ。
せめて新武装でもあれば話は別だが、そういう扱いのあるユニットはほとんどいない。
一応、新ユニットとして追加機体もあったりするが、そういうユニットは大抵武器が2種類しかなかったりする。
武装が多いから強いという訳でもないが、しかし新規機体なのに武器が少ないってのは明らかに開発期間の短さが露呈しているのではなかろうか。
〇扱いの差が残念な作品
一部の作品はなぜ参戦してるのか、そもそも理由が分からないのがいる。
まあ一番の理由は、「Z」、「V」で出てきたからそのまま続投、というだけなのだろうが。
「ダイターン3」や「クロスボーンガンダム」あたりに関しては、個別の敵もおらず、ストーリーも何の関係性もないという、まさにいるだけ参戦になってしまっている。
せめてもうちょっと関わりを出す事は出来なかったのだろうか。
そして一番微妙なのがある意味目玉参戦でもあった「不思議の海のナディア」だろう。
そもそもロボットアクションアニメではない「ナディア」がどう関わってくるのか、気になるところではあったが、結局それほど見どころはない、という残念な結果であった。
主人公であるナディアとジャンがそもそも戦闘要員ではない時点で、ストーリーでは扱いも悪く、かと言ってN-ノーチラス号が強いかと言われると、前作の「ヤマト」と比べてのインパクトはない。
ストーリーとしてもユニットとしても扱いが微妙だったので、恐らく次回作以降の登場はないんだろうな、と思ってしまったくらいである。
COMMENT
まあスパロボ好きなら、そこまで悪くはない作品。
逆に今までのスパロボがそんなにハマらなかったなら、今作は絶対にハマらないだろう。
良くも悪くもいつものスパロボ(若干薄味)。
上記にも書いた通り、やはり開発が短すぎるのではないか、と。
ポンポン出してくれるのは嬉しい反面、もっとガツンとした作品をやりたいという意欲もある。
主人公機にしても、男性主人公も女性主人公も一緒。乗り換え無し、とかなり淡泊な作りになっている。
まあ後継機がなくても十分な性能を持ってはいるが、やはり乗り換えイベントというのはロボットモノの鉄則だし、そういうのは欲しかったところ。
この路線を続けるなら、恐らく次回作も使い回しで予算削減の上、新規参戦もポツポツ……という感じだろう。
まあそれ自体が悪いとは言わないが、ストーリーもユニットデータも新規で作った作品をそろそろプレイしたい、というのが本音でもある。
GOOD!
熱くなる音楽が多い。
このシリーズ結構前からいい音楽が多かったが
今回もサントラ欲しくなる曲がかなり収録
グラよし
めだっていいってほどじゃないが
安心安定の綺麗さ。ロボたちも鮮明に描かれている
引き継ぎあり
引き継いでプレイできるのでライト層は助かる。
逆にコアファンには緩くなるが、そこは事故で縛って頂きたい
BAD/REQUEST
参戦作品
根本に少ないし、さらに参加機も少ない。
全体にガンダムが目立ってしまっているのは
なにか圧力があるのだろうか?
分岐があれど全体に短めなストーリーだし
そもそもVからの使い回しも目立ってしまい
新作としての新鮮感に欠ける。
COMMENT
良くも悪くもスタロボなんだが、
過去作の流用が目立ってるしマンネリ感が否めない。
これだけ長く続いているからしょうがないにせよ
もうちょいパンチ不足といえよう。
音楽が抜きん出てよかった。