【PS4】STEINS;GATE ELITE(シュタインズ・ゲート エリート) レビュー
発売元 | 5pb.(MAGES.) (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2018-09-20 |
価格 | 8424円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
- 総合ポイント
- 89
- (難易度)
- 1.50
- レビュー数
- 2
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
91pt
GOOD!
・グラフィック
アニメは一切見たことありませんが同じクォリティなのかなと思える
ほど良く出来て動きます。
・TIP
その都度画面にNEWワードを表示してくれるので小難しい言葉を直ぐ
解釈出来るのが嬉しかったです。
また、難しい科学をストーリー内で極力噛み砕いて説明してくれるの
でとても優しい作りだなと感じました。
・ボイス
声優さんは無知で分かりませんが役割にマッチした起用でした。
またオカリンの演技が物凄く上手くキモさも自然で良かったです。
・セーブデータ
各々ロックが出来るので誤っての上書き防止が出来て安心でします。
・世界観
秋葉原の三週間程度の話なのですが過去未来も絡みもっとスケールが
大きく感じます。
また、カオスヘッドノアとの世界観共有もあってファンタズムなどの
話題が出たりと製作者ファンには堪らない表現もあるかと思います。
BAD/REQUEST
・ネットスラング
科学専門用語と同じ量で2chスラング用語が多くあります。
この手のトークが生理的に苦手な方には注意が必要な作品です。
ただし、それを上回る上出来な作品なのは間違いありませんが。。
COMMENT
REGZA(26C3700 26V型)HDMI接続でプレイ。
ハードは500GB:CUHJ-10001(3TB外付HDCZ-UT3K接続)でプレイ。
シリーズ初プレイです。
アニメ作品も見たことありません。
感じとしては古い例えですがやるドラシリーズのような感じな印象を
受けました。
2009年の作品ベースなのでワードネタが古いのはしょうがないですが
ストーリー自体は時間操作という引込まれるネタがとても良かった。
ボリュームは満載でたっぷり楽しめます。
分岐箇所もわかり易いのでやり直しが少なくなるように作ってある。
全ルートを補完しようとすると100時間近くかかります。
カオスヘッドノアもプレイしましたが、この手の時間を上手く遊んだ
ストーリーはとても興味深く入り込んで行けました。
自分は原作は未プレイですがシリーズ初の方にはオススメできます。
GOOD!
◆ストーリーが面白い
よくあるタイムマシンで過去改変した結果大変なことになってしまう系のシナリオですが、世界観、キャラがきっちりと練られており中盤以降の展開にはハラハラドキドキ。トゥルーエンドは必ず見たほうがいいです。BADに伏線が隠れてないと書いたのですが、トゥルーのほう隠れていた伏線をすべて回収したうえで終わるためとてもスッキリし、プレイヤーによってその先どうなったか妄想がはかどります。
◆アニメを自分の手で進めている感覚
塗りが完全にアニメでテキストを表示している間にも動いているため普通のADVに比べてアニメを読んでいる感じ。いくつかのパターンを使いまわしてはいますが、題材がタイムマシンであることとシナリオ自体が面白いためそこはあまり気になりません。
◆キャラが濃い
中二病全開、ハッカー、猫耳メイド、ツンデレ、無知な幼馴染、男の娘など、振り切った感じのキャラしかいません。ただ主人公が濃すぎるため逆にいいバランス。声優さんもすばらしく声がバッチリ合っています。そしてこの濃いキャラクターが終盤の盛り上がりに一役買っています。
◆音楽
とてもきれいな音楽であまり主張せずシーンを盛り上げます。
BAD/REQUEST
◆時代が古い
2010年の作品なので仕方ないことなのですが、ガラケーしかない時代でSNSもなくネットの議論といえば2ちゃんねるという時代を映しています。そのためその頃のコピペネタやスラング、古い映画・アニメネタが大量で、そのあたりを知らないと何故紅莉栖が赤くなったのか、バレたのかというのがわからないと思います。10代の人だと外国語みたいに感じて意味不明かも。用語の解説を別でみることもできますが、いちいち確認しているとテンポが崩れますしここを乗り越えられるかでゲームの評価はかなり変わりそう。
◆序盤が理解しづらい
ADVだと序盤はまず世界観とキャラを理解させるために平和な日常がしばらく続くのがセオリー。本作も同様に日常が続くのですが大量のネットスラングとむしろこちらが赤面するような中二病の妄想発言がほとんどなのでまず何を言っているのか理解しづらいです。前の項目で挙げた通り古いネタも大量で、それに加えて世界線や複数のタイムマシン理論や実際にある数学や物理の理論が混ざって出てくるため、それらの素養がありつつSFの未来科学の原理みたいなものに興味を持てない人はかなり苦痛かも。好きな人にはたまりませんけどね。感情移入は中盤までは無理…。
◆男オタのご都合主義の塊
秋葉原に格安で部屋を貸してくれる他人、中身5歳?ってくらいほわーんとして無知な幼馴染女子高生とツンデレ天才美少女が初対面でセクハラしてもずっと一緒にいてくれて、なのに好物はラーメン、からあげ、牛丼。どんなに最低なことをしても冷たくしても好き好き状態が続きます。所詮ゲームだし~で済ませられるなら問題ないですが気になる人はお気をつけて。
◆伏線が隠れてない
こういうシナリオを読ませるタイプのゲームには珍しくとても分かりやすく伏線を張ってくれます。そのためプレイヤーはすぐに理解するのですが不自然なくらい主人公は気づかず、むしろ最悪の結果になるであろう行動をとってしまったりするのがとても気になります。
COMMENT
全エンディング踏破。面白いゲームだという噂は知っていたのですが、あらすじもキャラもしらないまま初プレイでした。プロダクトコードもついていたのですが期限切れで使えなかったので本作のみの知識しかありません。
正直序盤をやっているときはオタクの作ったボクの最強のげーむかと思ったのですが、中盤以降の盛り上がりに首を垂れる思いでした。オススメです。