オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt | 2pt | 1pt |
50pt
GOOD!
リアルな災害現場
震災を利用した悪徳商売や食料不足.水不足や被災者同士のなあ張りなど今までのシリーズ以上にリアルに描かれていて、震災って恐ろしいなと思った。
建物やマンションが崩れたり、目の前で人々が死んじゃったり、死体が生々しく転がっていたりもリアルだった。とくに死んだ人が転がってるのは今までのシリーズで初だと思うし、とある人物が死んだ時に顔が映し出されて、凄い生々しくてほんとに死んじゃったんだなとショッキングで悲しかった。
豊富な人間物語
幾多の人々の出合いが常にあってその辺にいる普通の人でもそれぞれにドラマがあって面白かった。いい人もいれば悪い人もいるなどもリアルで良かった。また主人公や主役っぽい人は報われるのはゲームでは当たり前のことだと思うが、今回は意外で驚く展開が多くて、物語に現実はそんなに上手く行かないし震災は過酷なんだよっていう開発者のメッセージが見えた気がする。
豊富な選択肢
このゲームの代名詞と言えばこれ。シーンあるごとに台詞選択があって楽しい。やっぱり場違いな台詞が面白い。好青年にもなれるし非道な人間にもなれる。
歌がいい
所々で流れる歌がどれも綺麗でいい歌ばかり。
BAD/REQUEST
改善アップデートが行われているが、それでもアプリケーションエラーが起きる。クリアするまでに6回起きた。
vrがオマケ(手抜き)
一番楽しみにしていたのにほとんどオマケのうえなぜか操作法が本編と違ってシュミレーションみたいになってるし、画質はチープすぎてリアルでなく凄い微妙だった。比嘉先生とかを生で見たかったのに非常に残念。
選択肢が多いのはいいが、悪人っぽかったりふざけた台詞を選ぶとオーバーアクションすぎるし、滑って面白くない。2とか3みたいにたんたんと自然に喋って欲しかった。
個人的に主人公の声優が棒読みで微妙。男性主人公は見た目が若くて線が細いのに声が中年かつ野太い声で合ってない。
それぞれのシステムがほとんど意味ない
選択肢多いのに殆ど一本道でその場だけその台詞を喋るだけ。例えば救助を求めている人間で助けないを選択してそのまま物語が進行したりすれば面白かった。
排泄欲求とか食欲システムが空気だった。クリアまで食事は一切食べなかったが問題なし。排泄もただもじもじするだけ。せめて漏らすとかのリアクションが欲しかった。
これらのシステムはなんの意味があったのか分からなかったし、後半はシステム自体忘れていた。
せっかくリアルな災害現場を再現されているのにこの辺は少し残念だった。
COMMENT
期待していたのより少し微妙だったが、リアルな震災&人間の悪いとこを再現されていると思うし、定番の選択肢も多くて面白くて楽しめた。ただやっぱりvrがオマケだったのが非常に残念。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt |
44pt
GOOD!
〇あの名(迷?)シリーズ最新作
「災害」をテーマにしているだけあり、いつも発売延期やら中止やらが付きまとうシリーズ。
本作も紆余曲折を経てようやく発売である。
まあ日本人なら大なり小なりの被災経験はあると思われる為、ゲームではあるものの、他人事ではない部分もある。
〇相変わらずの謎選択肢
開発がグランゼーラに変わってもそこは元アイレム。
場面場面に出てくる謎選択肢は健在である。
この選択肢いる?ってレベルのものも多く、ぶっちゃけテンポが悪い部分もあるが、まあ旧アイレムファンはこういうのが好きなんだろ感は感じられました。
BAD/REQUEST
×数世代前のグラフィック
ショボいの一言に尽きるグラフィック。
まあこれくらい雑な方が、災害のトラウマを喚起させずに済むかもしれない、と好意的に解釈してもショボい。
PS2の作品をHDリマスター化しました、という感じのグラフィックである。
あとちょいちょいカクつく。
×ちょっと理解しがたいストーリー展開
起きた出来事に対してプレイヤーは善意を持って接するか、あるいは悪意で返すかを選べる訳だが、それがそこまでストーリーに反映されない点。
その結果、善人プレイをしても明らかにヤバめの展開になってしまい、最終的には「は?」というオチ。
登場人物も結構多いが、全体的に説明は少なく、伏線的なキャラかと思いきや全然登場しなかったりと謎な要素は多い。
都市災害体験シミュレーターを銘打っている割りには、中盤くらいから災害というよりあなたの知らない世界みたいな展開になってしまう。
過去作もぶっ飛んだ設定は多かったものの、「災害」という根幹は残っていただけにやや残念。
(あるいは災害だからこそ、人間の闇のような部分を描きたかったのかもしれないが)
×テンポが悪い
ちょいちょい挟まれる選択肢のせいでテンポは悪い。
過去作に比べるとスベってる選択肢が多い、と感じるのは成長したからなのか、単純に面白くないだけなのか……
また歩く速度は遅い。
かと言って走る速度はそこそこ速い。
できればその中間くらいのスピードで歩いてほしかった。
ついでにオートセーブくらいは付けてもいいんじゃなかろうか。
ちょいちょいクリティカルなバグのせいでやり直す羽目になる為、結構前のセーブに戻されるとさすがにイラっとする。
その代わり飢えやら渇きやら尿意やら謎な要素はある。
なるほどサバイバルか、と思いきやいくら腹が減ろうが喉が渇こうがおしっこしたかろうが、プレイに影響はない。
じゃあこの要素はなんなんだ。尿意を我慢して呻いてるのが好きな一部の層向けの要素なのか。
COMMENT
狙ったバカゲーは受けない、というのがよく分かる作品。
とりあえず、アップデート次第な部分もあるが、現時点では厳しい評価になるゲームである。
恐らく、開発中はマルチストーリーを想定していたんだろうな、というのが随所に見て取れる。
しかし開発力不足か資金不足か、あるいは期間不足か知らないが、色々な要素を削りに削ってこういう感じになってしまったんだろう。
じゃないと善行とか悪行とか意味分かんないし、ストーリー展開もおかしいもの。
その割にVRとかいう今風な要素をぶっこんでいるのが腹立たしいところである。
その要素を削って他の部分に回した方が、良かったんじゃなかろうか。いや、削ったところで他が良くなる訳ではないのだ、と自分に言い聞かせる。
8年前ならこのクオリティでも許されたかもしれない(多分)
でも今はオープンワールドだなんだの時代であって、このクオリティはいかんともしがたいレベル。
せめて各ステージがもうちょい広くて都市を実感できる程度にあれば変わってくるが、これでは精々町レベル。
もし次回作があるならば、ギャグの部分ではなくて、ゲームの部分に力を入れてもらいたい。
GOOD!
[被災した街の造形]
焼け落ちた商店街、学校の避難所、液状化現象を起こした道路等、地震で大きな被害を被った町のマップの造りはなかなかリアルだと思う。
こういった災害を題材にしたゲームは珍しいので強いアイデンティティになっている
[震災の恐ろしさの表現]
震災直後からうなぎのぼりに増えていく死傷者の数をラジオで知れたり
巨大地震に巻き込まれれば人はいとも簡単に死んでしまうといった恐ろしさは所々で表現できている。
[震災マニュアル]
所々で得られる震災マニュアルの内容はタメになる。
阪神淡路大震災を経験された消防士の手記など、興味深い内容もあり。
BAD/REQUEST
[形骸化したシステムの数々]
・喉の渇き、空腹、排泄欲は悪化すると停止時に主人公がうめくだけの謎要素。
・叫ぶボタンがあるが、誰も反応しないのでまるで意味なし。所々で助けを求める人がいても見向きもしてくれない。
・選択肢に意味が無さすぎる。RPGで言えば、少し言い回しが違う「はい」が8つ並んでいるだけのようなシーンが多々ある。
・どの選択肢を選んでも結局は同じ展開にされたり、まったく無視されるかしかないので物語への介入感は皆無。
・善行、悪行ポイントもトロフィーの解放条件に関わるのみでストーリー上に影響はなし。よって善にも悪にもならない選択肢が最も無価値だということに
[サバイバルゲームとしての難易度]
・死ぬ要素といえば余震で崩れた建造物に踏みつぶされて即死する、足場を踏み外して転落、暴徒に巻き込まれるぐらい、
大半が初見殺しではあるが、実際に震災で起こりうる事と考えればマイナス点ではないものの、
それ以外の要素ではダメージを受ける事はあっても「死なない」。
先述の通り、飢えや渇きや尿意でストレスを感じてライフが削られていくといった事は一切ないので
サバイバルと銘打つにはあまりにもお粗末すぎる。
また、死んでしまっても少し手前からリトライできるのでペナルティは少ない。
・余震で転んでダメージを受けたとしても、ライフが0になる事が無いので「踏ん張る」意味はほぼなし、
・たとえライフ1でも、マップを跨ぐとライフは全快、セーブポイントで休めばストレスも回復するので回復アイテムの意味なし
・水に潜るとストレスはどんどん溜まっていくが、80以上にはならないので実質無敵。
・一週間飲まず食わずで激しくもよおしていても全力疾走したり、力仕事をこなせるなど明らかに不自然。
[アプリケーションエラーが多い]
・イベント中のテキストをボタンスキップしていると、アプリケーションエラーで落ちる事が多々ある。
・建物の中に入る際にもエラーで落ちる事がある。ロードを伴うような場所を通過する際はいらない神経を使う。
これらはアップデートで改善されていってはいるものの、セーブしていないと結構な時間戻されるので辛い
[ストーリー面]
・ネタバレになるので詳しくは書けないものの、犯罪を助長するような嫌悪感を感じる展開が多々ある。
リアリティを感じる箇所もあるにはあるが、大半のストーリーが突飛な展開だったり、説明不足などの見せ方が悪いせいで納得がいかない部分が多く、
なんでこんな展開にした?と思うようなイライラストーリーの連続。
さらには先述の通り、選択の自由もないので、クリアするには自分の意志に反する行動を強制される上に、
酷いストーリーを見せられるのでだんだんやるせなくなる。
自分の選んだ選択が原因でひどい展開に分岐するのならまだしも、何をやっても展開が同じというのが本当に救いがない。
・マップ上でストーリーが完了したかどうかの判断がし辛く、そもそも何を目的にしているのかがわからない事が多い。
叫ぶアクションが形骸化しているので、マップを隅々まで歩き回って、イベントを起こしそうな人を探さなければいけない。
・おつかいイベントが多すぎる。「この道を通る為に〇〇を持ってきて欲しいが、
それは▽▽に行かないと手に入らず、そこに行くには××さんの願いを聞いて…」と何重にもお使いをやらされてうんざりする。
先述のように死ぬ要素が少ないので、バトルや育成要素が無く、おつかいしかないRPGを延々とやらされている感覚に陥る。
・選択肢の悪ノリが過ぎる
変な選択肢を選んだ際の主人公の声のトーンがあからさまに違いすぎるので同じ人物とは思えない上に、全力で滑っている展開が多い。
選択肢によってはボイスが無かったり、一言しか反応してくれないか、無視されるので面白みがない。
また、この展開の中でメタネタかよ…と思わせる選択肢もチラホラある。
・ボリューム
短すぎる。大体7時間ぐらいでクリア可能な上に、よくよく気を付ければ二周して
トロフィーコンプリートが可能なのはフルプライスとしてはどうかと
[演出面]
・全体的にフレームレートが低く、動きもガタガタで紙芝居なのではと思うほどのイベントシーンもあり。
・選択肢が表示されるとすべての音が止まってしまうので現実に引き戻される。主題歌が流れるシーンの最中にちょくちょく選択肢が入って歌がぶつ切りにされるので台無しになっている。
・コスチュームがだんだん汚れるといった要素はないのでいつまでもピカピカの服を着ている。
・女主人公が小便器を使用出来るばかりか、明らかに男のポーズで用を足す等、変な点がある。
・ラジオを流しながら歩くことが出来るが、物を調べたりドアを開ける度に音がぶつ切りにされるので聞きづらい
[操作関連]
・人に話しかけれる範囲が狭い上にぶつかるとよろけられ、体勢を整えるまで話しかけることが出来ない。さらには扉の向こうの同行者に話しかけてしまう等、会話コマンド全般の操作性が悪い。
・ドアを開けるのが遅すぎる。5秒くらいかかる上に、鍵がかかっていた場合は選択肢を含めてさらに時間がかかる。
・全体的にカメラワークが悪く、唐突に一人称視点になったり、向きがメチャクチャになるのでどこにいるかを見失う事が多々ある。
・乗り物に乗るシーンがあるが、ラジコン操作な上に変な感性が働き、さらに旋回能力が低すぎるので苦痛を感じる。
・セーブはいちいち新規セーブになるので毎回データを選ぶ必要があって不便
[VR]
・クリアしたステージのモデルをオートで徘徊して文字を探すもの、しかしグラフィックがPS1クラスに酷くなるので臨場感が台無し。
・行先を選ぶのにリアルに左右や後ろを向いたりする必要がある他、移動時に酔うので長く続けられない
COMMENT
形骸化したシステムが多すぎるためにサバイバルゲームとしてはおおいに問題がある上に
根幹となるストーリーの内容にも問題が多く、もし一度発売中止となった2011年のあの時期に
このストーリーのゲームが発売されていればどえらい問題になったのではないか?と思わせるような内容。
正直な所、胸糞ゲーという表現がぴったりだと思う。
中止、延期を繰り返してやっと発売したといった経緯はあるものの、
このクオリティではアップデートで多少修正されたとしてももう一度やりたいとは思えない残念な作品。
間違っても、実際の震災に遭った時にこのゲームの中の行動をやってはいけないし、
色々とシャレにならない表現も多いので未成年がこのゲームをプレイするのも避けた方がいい。