【PS4】EVOLVE レビュー
発売元 | テイクツー・インタラクティブ・ジャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-03-05 |
価格 | 8316円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(Ultimate Edition版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サバイバルアクションシューター ■ プレイ人数:1人(オンライン:1~5人) 【EVOLVE Ultimate Edition】 ■ 発売日:2016/01/14 ■ 価格:3,780円 通常版にDLCを同梱した廉価版です。 |
- 総合ポイント
- 72
- (難易度)
- 3.33
- レビュー数
- 3
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt |
72pt
GOOD!
※FPSはディスオナード・クライシスなどをプレイ済。
※モンスターハンターシリーズは未見です。
※ソロ8:2マルチ、くらいの割合でプレイしてのレビューです。
※モンスター側のプレイはまるきり経験不足です。ごめんなさい。
最大5人プレイで、ハンター4人vsモンスター1体で戦います(マッチ時不足するとAIが担当。「オフラインで自分以外全部AI」も可)。ハンターはFPS、モンスターはTPSとなります。
■無双系・隠密系の両側面をもつモンスター
モンスターは野生生物を捕食し、能力強化します。初期は大型の野生生物にも瀕死にさせられるほど弱く、「外皮(回復可能)がゼロになると内臓(回復不能)が傷つきはじめる」というシステムなので、序盤は弱い虫だけ狙う、じっくりステルス行動する、見つかっても逃げに徹して外皮回復、と丁寧にプレイしなければなりません。
しかし、そうして我慢すれば最大強化までもっていくことができ、最大4つの特殊技をふるう「恐怖」の存在となって襲い掛かることができます。外皮を削られても、人間よりも足が速いため逃げ切ることができ、強化状態なら大型の野生生物を手早く倒し短期間で回復できます。
モンスター側は、各種のゲームプレイスキルに長けていて、かつ「一人ですべてを屠る」という立ち位置が好きな方にお薦めです。
■駆け引き
人間側はダウンしても救助可能、救助遅れで絶命しても一定時間後リスポンします。しかし、スリーダウンは即絶命、4人とも同時に絶命状態になると敗北です。モンスター側はHPと相談しながら、押し切って絶命させるかダウン数を稼ぐに留めるかを選択していくことになります。
モードによって追加条件があったり、モンスターが退けない状況を人間側が作れたり、長いクールタイムがある衛星兵器があったりなど、駆け引きの要素があります。
■絶望感・緊張感・達成感
やり始めは「最後の1人になり、いたぶられる」「絶命し、仲間が総崩れしていくのをただ見る」という絶望感ばかりでしたが、私はそれすら好きなので買い、早くも満足しました。慣れるにつれ、「仲間のリスポンまでステルスで逃げ隠れ」「だんだんと劣勢になりながらも競り勝つ」「主火力役で9割まで削り絶命、あとを仲間に託す」など、いろんな形での緊張感・達成感も味わえるようになってきました。
また、私はモンスター操作がヘタクソで、AIにさえ勝てません。モンスター側でも絶望感や緊張感を楽しめています。
■ロールプレイ
プレイヤーは4種の職業のうち一つを担当します。操作キャラクターは所持武器固定の計12人(無料アプデで+4人、有料で+8人)から選びます。マッチを繰り返してレベルを上げても、わずかに火力アップやアビリティ付与ができるだけなので育成要素には乏しいですが、個々のキャラの違いは大きいです。
例えば私の好きなキャラは、TRAPPER(追跡・足止役) の中では「モンスター発見能力」が一番低い反面、
・一度発見すれば、逃げ隠れされても詳細な位置を知ることができる
・火力がやや高く、逃走妨害に徹するか支援するかのふり幅がある
などの特徴があります。他にも、
・回復能力は最低限しかないが、仲間を即時リスポン可能な MEDIC(回復役)
・サブウェポンが無く、射撃に特化した ASSULT(主火力)
などのキャラがいます。
SUPPORT(副火力)は全員が自己ステルス可能・近くの仲間もステルスします。その中で攻防それぞれ得意なキャラがおり、多彩なプレイが好きな人にお薦めです。
モンスター・仲間の組み合わせでどんな戦術にしていくべきかも変わってきますし、マッチした他の仲間に、どんなプレイが好きか(何が得意か)を端的に示すこともできるでしょう。
BAD/REQUEST
以下のうち多くは、BADというよりは、購入前の注意点です。私にとっては、「悪いところ」「好みじゃないところ」をフォローしてくれる要素が必ずありました。が、諸々極端に振り切っており、とても人を選ぶゲームです。
■ストーリーモードがない
キャンペーンモードは単なる連戦。探索要素なし、収集要素は表彰だけ。ほぼマルチ対戦のみのゲームです。対戦格闘ゲームのようなものと割り切ればいいですが、FPS・TPSだし非対称マルチだし、格ゲー好きならお薦め、というわけでもありません。
※オンでまともに連携するための訓練として、オフで大半のキャラのレベル上げをやったのですが、毎キャラ新鮮な体験なので楽しめました。
■チュートリアルや説明に乏しい
マップの色付けやアイコンの凡例はなし。各武器の与ダメも数値が出ず、低火力なものは敵のHPゲージがチマチマ減るだけなので、何がどれだけ有効なのかは感覚で覚えるしかありません。
※ソロ訓練でおおむね把握できたので結果オーライでした。また、攻略Wikiで DPS が紹介されています。
■難易度が絶妙すぎる
仲間1人が絶命すると連携が崩れやすく、初心者がいるとはじめから崩れています。本来はバランスを考えてマッチする機構があるようなのですが過疎でなかなか開始できず、“クイックマッチ”では待たされませんがバランス破綻しがちです。
※もちろんいい勝負になることもあります。圧倒的勝利・敗北になることの方が多いですが、「いつかくるいい勝負のための訓練」として楽しみました。
■モンスターの操作が難しい
・攻撃対象は「ロック先のキャラ」ではなく「カメラ中央(の地面)」であり、そこにいる人間を巻き込む形で攻撃する
・攻撃モーション発動後もカメラを操作すれば、着弾点を変えることができる
ので、フェイントや偏差撃ちができます。その代わり、モーション発動中カメラを動かして周囲を確認するクセ(ソウルシリーズの致命やエスト服用など、モーション硬直中のクセ)のある私だと、あらゆる攻撃がものの見事に空振りします。
本作のモンスター操作は、左スティック+攻撃ボタンという「3人称視点の一般形」ではなく、あくまでも右スティックによるエイムが重要な「TPS」である、ということにご注意下さい。
■有料DLCが高い
キャラ追加の値段が高すぎると思います。全部揃えるともう一本買えちゃうくらい。ただ、発売1年経っても無料の亜種モンスターが追加されるなど、「もっと遊んでもらおう」という姿勢はないでもないです。また、中途で抜けた人の代わりにマッチに入ると、有料キャラを引き継いで操作できることがあります。
■ロードが長い
広大なエリアに細かなオブジェクトを配置しているのでしょうがないと言えばしょうがないのですが・・・グラフィックスを少し犠牲にしてでもロードを短くしてよかったと思います。
COMMENT
オリジナリティ:4点。非対称マルチ自体がそんなにありませんし、操作キャラのバリエーションが豊富なことによる「自分のお気に入り」の見つけやすさが良いです。
グラフィックス:4点。テクスチャ・モデリングは高精細ですし、モンスターの足跡、アイコン、エフェクトなども見やすいです。キャラのデザインも優れています。
音楽:3点。BGMはほぼありませんが、ゲーム内容的に無くてOK。エフェクト音は問題ないです。
熱中度:4点。とにかく各キャラで訓練してみてください。同じゲームでありながらまったく違う頭を使います。このキャラ難しい!と思ってても、慣れてくると上手く動けて嬉しいものです。
満足感:3点。「これだけのゲームなの?」と呆れる人は多そうです。万人感の無い分3点にしておきますが、こういう対戦設定を求めている人には多いに満足でしょう。
快適さ:4点。買って始めてすぐ実戦、操作性は標準的、弾数無制限にして頭悩ますポイントを軽減、日本語化も丁寧など、いい点が多いです。
難易度:難しいです。FPS・TPS操作でエイム力が要るし、スタミナの使いどころは経験が重要、仲間にも気を配らなければなりません。ただし、オフやフレンド戦では難易度調整が可能です。また、ASSULT は一定ダメージを耐えるシールドを持ち、中でも Markov のメイン武器はあまり正確に狙わなくても当たりますので、ある程度敷居を下げることができます。
発売後約1年経過してからの購入・プレイ。Steamの方に多数のレビューがあり賛否両論、「あっという間に過疎った」「うまい人以外はおいてきぼり」とされているので怖かったのですが、夜などに「クイックマッチ」を選べば、待たされることはほぼありません。上手い人に到底勝てないのは、「訓練の過程。しょうがない」と割り切れさえすれば問題ないと思います。
買う前から感じていたのですが、ソウルシリーズでのマルチに非常に近いです(構図は塔3、ボスの雰囲気は塔2や坑道2)。青サインを出して、初周ボス戦で楽勝だったり、周回再黒で地獄を見たり、黒ファン対策で戦犯になったり、という、「自分や自陣の活躍が約束されていないゲーム」が許容できるなら、十分楽しめると思います。また、漫画「GANTZ」や映画「エイリアン2」のようなコテンパン加減を実体験できる楽しさもあります。
※現在プレイヤーレベルは最大40のうち27、各キャラの強化レベルは★3つのうち1~2つまでしてます。達成状態に満足していないので「プレイ時間:未クリア」と表現しています。エンディング映像などは特に用意されてなさそうです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt |
85pt
GOOD!
オリジナリティー・・・・モンスター一体VSハンター四人で戦うオンライン5人対戦。オリジナリティーの塊のようなゲームです。ハンターになって協力しながらモンスターを狩るのも良し。モンスターになってハンター相手に無双するも良し。
武器の種類が豊富なのも楽しい。新しいキャラがアンロックされるたびに、どんな武器が使えるのだろうとワクワクしました。
ハンターは12人おり、4つのジョブ(アサルト・トラッパー・メディック・サポート)に三人ずついますが、キャラによって使える武器が決まっており、捨てキャラがいません。すべてのキャラに良さがあります。見た目の個性が強いのもGOOD!(男のガチムチ具合はたまりません)。
グラフィックス・・・・今までのゲームで最高というわけではありませんが、グラフィックはかなり綺麗です。
サウンド・・・・モンスターの足音など、音も大切な要素なので、邪魔にならない程度のBGMです。
効果音はとてもよいです。とにかく武器のヒット音が気持ちいい。マシンガンやショットガンなど、「バスバス!」と、攻撃している爽快感を得られます。個人的には、モンハンやギアーズオブウォーに匹敵する爽快感です。
熱中度・・・・あっという間に時間が過ぎてしまいます。負けてもそれを教訓に「次はこうすれば良いかな?」と、もうワンゲーム。勝ったら楽しいので、もうワンゲーム。止め時に困ります。やればやるほど面白さがわかってきます。
BAD/REQUEST
サウンド・・・・良い点として邪魔にならないと述べましたが、反面印象に残りません。
快適さ・・・・ワンゲームとワンゲームの間をもっと短くして欲しかった。3~4分かかります。ワンゲーム20分以上になることもあるので、総じて時間のかかるゲームです。
マップにバラエティが欲しかった。マップ数は12種類と多めだが、どれもジャングルで似たり寄ったり。個性がありません。雪が降っているマップもあるが、積もってるわけでもなし。雪が積もっているマップや、砂漠のマップなど用意して欲しかった。
COMMENT
一番スタンダードなマッチルールの流れを説明します。
モンスターはハンターよりも少し早くフィールドに放たれるので身を隠す。逃げ回りながら、原生生物を補食し、進化する。ハンターはモンスターに進化される前に探しだして倒す。モンスターはレベル3まで進化するとハンターの防衛拠点を破壊できるようになるので、制限時間内に壊す。ハンターが早期にモンスターを倒せなかった場合は、防衛拠点での真っ向勝負になります。
ストーリーモードはほとんどありません。ソロはレベル上げと練習程度の認識です。
やればやるほど楽しくなってくるスルメゲーです。最初は、「このキャラ(武器)全然使えない!」と思っても、試行錯誤したり、上手い人のプレイを見たりして、使い方がわかってきます。
ハンター側の協力がとても大切なゲームです。プレイする際はぜひボイスチャットを使ってください。勝率が上がりますし、連携がとれて楽しいです。例(地雷を設置したから誘いこんで!etc)
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-03-22
バランス‥というか仕様がモンスター側に有利だと感じてます
ハンター側は4人が4人とも自分の役割をこなして初めてモンスターと対等になるのに
途中抜けや連携を考えないプレイヤーが一人混ざると、そこで戦線が崩壊します。二人以上いるともう試合になりません。
対してモンスター側は自分一人が戦い方を理解していればOK。火力も装甲も圧倒的。
しかも機動力が高く、ハンターを一気に引き離せるので、逃走しながら捕食、進化をするのはほとんど苦になりません
ランク25までモンスターで数十戦しましたが、負けたのはゲーム開始当初に2回で、以降は無敗です。
1対4という特殊なゲームなので、バランス取りは難しいかもしれませんが
それにしてもモンスターは強すぎるのではないかと‥
モンスター側で見るとストレスフリーで大暴れできて、ガンガン勝てるので★5
ハンター側だとストレスマックスで★2といった感じです
GOOD!
4人にそれぞれ明確な役割が与えられており、
自分のジョブを最大限チームに活かさないと上手くいかないところが良い。
スタンドプレイは厳禁。
各々が助け合ってモンスターを狩る。この連帯感は
そうそう味わえるもんじゃないでしょう。上手くいった時は喝采もの。
グラフィックは問題なく綺麗。
BAD/REQUEST
連携プレイがモノを言うプレイとなるため、何処かがへぼいと途端にガタガタになってしまう。
そのウィークポイントが大抵自分なんだけど、もうなんか申し訳ないし、上手くなんないし、
なんでこんな惨めな思いをせにゃならんのかと泣きそうになる。
上手くなれや!という叱咤激励にも耐えれないほどの重圧。
COMMENT
psnストアで破格の値段で投げ売りされてたので、タイトルは知ってたものの全然やる気になれなかったんだが、
まあ安すぎるし試しに買ってやってみた。
とにかく上手くなるまでのプレッシャーが高すぎて、メンタルの弱い自分には続きそうにない。
腕もさることながら、そういう壁を乗り切れる精神力が要求される特殊なゲームだ。