PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

初代マックスペイン以来のプレイになりますが、
シナリオ：
いい意味で変わらないストーリーや主人公の苦悩、そして立ち直るまでの表現が映画さながら（と申し上げるか王道）で、中だるみしがちなムービーシー
ンでも最後まで楽しんで見れました。
アクション：
初代からのバレットタイム（周囲がスローモーションになり、横跳びなどを利用した、敵の弾をかわしつつ遮蔽物に隠れ、反撃もできるシステム）を活用した派手な銃撃戦ができる一方、ノーマルでもかなりの歯ごたえを楽しめます。
映像も比較的美麗で、好き嫌いは分かれるでしょうが残酷表現もあり、ステージラストの敵を射殺する際には、スローモーションのムービー中に弾倉にある弾すべてをぶち込める演出があります。
　　　　　　
何度もリトライを強いられていたステージラストの強敵には映画「ザ・ロック」のニコラス・ケイジさながら鉛玉を何発もブチ込むときには気分爽快、新たな気持ちで次のステージに挑めるでしょう。

マルチ：
FPSのマルチ対戦でお馴染みの固有スキルを装備することで自分のキャラクターを作成することができます。

BAD/REQUEST

シナリオ：
「王道」がすぎるシナリオでもあり、中盤で「あ、こいつ黒幕だな…」とあっさり看破できるあたり、ストーリーはかなりイージーモードです。
後味もさっぱり風味で、感慨にふけることもありません。

アクション：
バレットタイムと鎮痛薬を服用することでの回復しか、主人公の特殊能力はありませんし、ストーリーが進むに従って、新たな力に目覚めることもありません。
すなわち非常にマンネリします。
バレットタイムを使用するにあたってゲージを消費しますが、ゲージを補充するには敵を撃つ、もしくは撃たれるしか手段はなく、ゲーム中は基本的に
　　　　　　
敵を撃つ→
ゲージ溜める→
バレットタイムで倒す→
全滅させたら鎮痛薬探し

を延々繰り返します。ステージを進めば強力な武器もでますが、当然回収するにはその強力な武器を持つ敵（しかも複数）を倒す必要があります。

マルチ：
ストーリーモードでも言えることですが、非常に操作性が悪いことが挙げられます。
よくわからない段差に引っかかったりして、なかなか入口に入れない。うだうだしているところで背後から撃たれて倒されたら、さすがに顔真っ赤になること請け合いです。
自由な装備を得られるまでのレベル要求も高い一方、マルチ人口が少ないためか、K/D比のかなり高い人でもルーキー部屋にいるような状況です。

COMMENT

総評として、
「ゲーム」として楽しむには割とストレスフルなゲームと言えるかもしれません。
とくにマルチの状況は、お世辞にも良いとは言い難く、シリーズが好きな方なら無難に
ストーリーをクリアしたのち、少しマルチで遊ぶ程度になるのではないでしょうか。
なお、唯一マルチで面白いと思ったのは、ゲーム終了時、自分が撃たれた部位、自分が撃った部位
が表示される点です。
ソフトエイム（照準アシストありのモード）でプレイすると、ほぼエイムは股間にくるため
敵も自分も股間を滅多撃ちにされている結果を見せ付けられるのは、なかなかシュールではありました。