【PS3】マックス・ペイン3
発売元 | ロックスター・ゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-09-06 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:シネマティック・アクション ■ プレイ人数:1人(オンライン:2〜16人) |
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発売元 | ロックスター・ゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-09-06 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:シネマティック・アクション ■ プレイ人数:1人(オンライン:2〜16人) |
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GOOD!
このゲームの最大の長所は圧倒的な映像美と、シネマティックな演出だろう。
ゲームを始めたというよりも、まるで映画を見始めた様な感覚だった。
ストーリーの説明や補足は主人公の独白によって語られ、各場面での目的は全て画面上にテロップとして流れる。肝心のシナリオは個人的にはそこまで気に入らなかったが、それでもその重厚な世界観やハードボイルドな展開は十分に楽しめた。
ゲームシステムについてはバレットタイムという特殊能力を除けば至って普通のカバーシューターだ。バレットタイムはゲージを消費している間、自分の反応速度は通常のまま周囲の時間を遅らせる事が出来る能力で、今では有り触れているが元祖だけあって完成度は高い。発動方法は二通りあり、通常の状態で発動させる方法だとゲージの消費は遅いが自身の行動も遅くなるので遮蔽物等で上手く敵の攻撃をかわす必要がある。もう一つはシュートダッジと呼ばれる前後左右に跳びながら射撃する方法で、これはゲージが無い状態でも発動する上に、被弾面積を減らせるので有用だが、ゲージが残っている場合大きく消費する(通常のバレットタイムが使えなくなる)。この能力を如何に使用していくかを考えるのが戦闘面で非常に重要である。また、戦闘中は様々なイベントが起きるので、同じような展開でも飽きないような工夫がなされている。
マルチプレイは残念ながら現在(13/02/16)すでに過疎っているので分からない。
BAD/REQUEST
良い点でシネマ的な演出を書いたが、逆にそれに拘り過ぎたが故にゲームとしての「遊び」の部分が薄くなってしまったと思う。最近のゲームは様々な要素を絡ませる事で単純な銃撃戦に幅を持たせているが、このゲームは基本的にはひたすら敵を撃って進んでいくのみである。その色付けをバレットタイムとシネマ的演出のみに頼っているので、どうにも単調になってくるのだ。
それと没入感を高めるために意図的に画面上での情報を白く、小さくしているのだと思うが正直言って見辛い。特に照準が非常に小さい白い点なので敵が白系の服装をしていると何処に照準が合っているのか分からないときがある。おまけにバレットタイム中は画面にエフェクトがかかるのでより困難となる。
他のレビュアーにも指摘されているが、ゲーム全般の難易度はかなり難しい方である。
その理由として、主人公の体力が低く、自動的には回復しないというのがある。
難易度MEDIUM以上だと体力が最大の状態でも、それほど多くの銃弾には耐えられない。
よってチェックポイントに入った時点で十分な回復薬と体力がなければ非常に厳しい。
一応何度も死んだ場面では体力が全快したり、回復薬を所持した状態でスタートさせると言った調整が入るが、それでも厳しい場面があった。
上記の様な調整によってチェックポイントで詰むことは無かったが、そもそも根本的な状況は変わらないので強引に進むしかなく、なんだか無理やりやらされてる感があった。
COMMENT
このゲームを一言で言うなら、ハードボイルドな雰囲気と映画のようなシナリオを楽しむ物だと言えるだろう。ゲームの部分だけを見たら、特に悪くは無いのだが、面白みもないシューターだった。
色々な工夫はされているのだが、近年の派手なゲームに慣れている私にとっては味気ない内容に思えた。最近出たシナリオ重視のシューターとしてはSpecOps:the Lineが挙げられるが、あちらもシナリオに関しては高い評価を受けていたが、ゲームプレイに関しては同様の批判が挙がっていた。
やはりシナリオを重視すると、あまりプレイヤーに好き勝手されては困るのは分かるが、ゲームである以上もう少し遊びを増やしても良かったのではないかと思う。