【PS3】SILENT HILL : DOWNPOUR(サイレントヒル ダウンプア)
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-11-08 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ホラーアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
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発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-11-08 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ホラーアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
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GOOD!
1.暗闇の表現
ライトで照らさないと何も見えないほどの暗闇。「照らした先に何かいるんじゃないか」という恐怖で、ライトを向けるのを躊躇ってしまう。これは大好きです。
2.廃墟の探索
「うわぁ...きったねえなぁ...。」と、探索中につい口に出してしまう。
3.ドアの開閉
これが最もgood!と唸らされたポイントです。「◯ボタンで開閉」...ではないのです!「◯ボタンでドアノブに手をかける」なのです!手をかけたあとの開閉速度は任意。左スティックを倒し込む力具合で開閉速度を調整できます。しかもドア開閉中は主観視点。例えば、ドアを恐る恐る開け、半分まで開けた所でドアの隙間から懐中電灯で照らし、「何も無いよな?誰もいないよな?」とビクつきまがらの探索を行うことになるのです。本当にこれは今までのホラーゲームで「こういうことやってみたいのに」と思いながらも実現されていなかったこと。最高のシステムです。
BAD/REQUEST
1.敵のデザインがいただけない
敵が初登場した時の感想です。「.........ゾンビ?」とにかく、敵のデザインがお粗末なのです。海外特有といいますか。怖い顔をして奇声を発しながら飛びかかって来る。「これサイレントヒルだったっけ?」と、疑問を抱かされるデザインなのです。明らかな敵意と食欲を持って襲って来るのです。ハッキリとした攻撃意識を持って。海外スタッフがサイレントヒルをどう理解しているかわからなくなってきます。本来サイレントヒルの怪物たちは、町を訪れた者の心の暗い部分を現していて、悲壮感漂い、何を考えているのか分からない。直接攻撃してこない者までいる。それぞれがその存在理由、設定を持っていて、考えるほど悲しくなって来る。そんな悲哀の対象であり、主人公の心そのものでなければいけないのです。「町をうろつき主人公を発見し次第襲いかかり噛み付くモンスター」。これは、サイレントヒルの怪物たちの役割ではないのです。
2.BGMがダメ
「何も語りかけてこない」のです。怖いシーンだから怖いBGMを。という単純すぎるものしかありません。ジェイムスの心境、メアリーとの思い出、アレッサの痛み、ヘザーの恐怖が、流れ出したらひしひしと伝わってくる。一つひとつが物語を秘めている。それこそがサイレントヒルのBGMなのではないでしょうか。
3.背景に失笑
看板の表記が日本語になっていたりします。「分かってないなぁ...」とガックリした方は多いのではないでしょうか。増してサイレントヒルが好きでやった方ならば。読めなくていいんですよね。ああいうものは。雰囲気で伝わってくるのですから。極めつけは洞窟ステージの裏世界です。最後の方で現れる巨大な顔。あろうことかこの顔が喋ってしまうのです。「(この裏世界は)いかがだったかな?」完璧にファンタジーの演出でした。明らかな意志を感じさせるものです。先述しましたが「何を考えているのか分からない」がサイレントヒルであり、裏世界なのです。「匂わす程度で、後はプレイヤーが考えて物語を補完する」のがいいんですが。この顔の演出を観て、「ああダメだ、売ろう...」と心に決めました。それほど決定的なダメ要素でした。
COMMENT
全体的にダメです。従来のサイレントヒルの「あの怖さ、あの切なさ」を期待しているのならば、間違いなく購入をお勧めしません。ドアのドキドキを味わいたければ、いいかもしれませんが...。