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【PS3】メダル オブ オナー ウォーファイター

発売元 エレクトロニック・アーツオフィシャルサイト
発売日 2012-11-15
価格 7665円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:ミリタリーFPS(ファーストパーソン・シューター)
■ プレイ人数:1人(オンライン:最大20人)



オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 5pt 5pt 3pt 4pt 2pt 2pt
総合点
71pt

GOOD!

5点以外のものは、BADでも取り上げていく。
満足感の評価はCOMMENTで。


☆オリジナリティー…4点
【キャンペーン】
前作「メダルオブオナー」の続編の為4点。前作からのプレイが望ましいが、初めてプレイする場合であってもストーリーは十分に楽しめる内容である。

キャンペーンは5、6時間あれば容易にクリア可能な長さ。短いと思う方もいるとは思うが、キャンペーンよりもマルチプレイが重視されるFPS分野にとって、プレイに慣れるといった点では丁度よい長さか。

続編ということもあり、前作中のキャラクターもこの作品に登場する。前作をプレイした方は胸が熱くなる。が、知っていなきゃ訳が分からなくなるというわけでもないので、十分ストーリーに浸ってもらいたい。

SFや近未来兵器などが増えつつあるFPSのゲームの中で「メダルオブオナー ウォーファイター」は実在のアメリカの精鋭部隊の人物の経験をもとに、「現代の戦争」を舞台とし、とてもリアリティーにゲームを楽しめた。クリア後の何とも言えない感情は皆さん自身で体感してほしい。

【オンライン】
マルチプレイは、よくあるFPSのマルチプレイ。シンプルなものからよりゲーム性を増したものまでちゃんとある。
GOODで重視すべき点は、2人1組になり回復や弾薬の補充、索敵などが出来るシステム。
チームデスマッチとうたいつつ、結局は個人技が勝敗を分けていたマルチプレイにとってこのバディシステムが実に革新的で、プレイヤーの独断戦法を減らし、チーム戦を盛り上げる要素となる。



☆グラフィックス…5点

さすがバトルフィールド3を生んだチームだけあり、グラフィックの綺麗さはゲーム技術の最先端を感じる。

いくつか挙げるならば、まずキャンペーン時に登場するカーアクション。街並みのリアリティには是非感動してもらいたい。

そして、映画のようなムービー。人間の細かな表情はキャラクターの複雑な心境も容易に理解出来る、それほどリアルであった。

しかし、グラフィックはどのゲームも綺麗だ。プレイ中のグラフィックというのは、ゲームをたくさんする方にとってはこれが当然といったグラフィックであろう。その点において、やれるだけやったなと思えるこのグラフィックを5点とする。



サウンド…5点

音楽のサウンドよりも、発砲音などのSEが素晴らしい。
メダルオブオナーシリーズが昔からこだわり抜いてきた発砲音はここでまた進化したなと感じる。
撃つ・敵に当たる・被弾するといったその感覚が撃つゲーム本来の楽しさを倍増させてくれていた。

BGMで耳に残るのはマルチプレイのロビーに流れる曲くらいで、FPSのサウンドと言えば臨場感を出すSE。おもちゃのような銃でなく本物を扱っているという感覚が心地よい。



☆熱中度…3点

キャンペーンはマルチエンディングといったわけでもなく、一週すれば満足であろう。
マルチプレイは五種類の兵士に武器の装備やペイントといったアンロック要素がたくさんあり、自分好みにマイソルジャーを作るだけでも相当遊ぶことは可能。

五種類の兵士もそれぞれ個性がちゃんとあり、そのメリット、デメリットから自分のプレイスタイルを極めていくと益々楽しくなる。




快適さ…2点

CODシリーズの操作方法とたいして変わりない。経験者は慣れやすいだろう。
(右スティック→しゃがみ 〇ボタン→格闘 に変更出来ないので注意。)

ロードが極めて早い、バグも発生しない、ということはお世辞でも言えない。
キャンペーン時のチェックポイントはなかなか頻繁にあり、そこまでやり直しさせられた感じはしない。ロード時間も画面を見ながら待てる時間。問題はバグか。



難易度…2点(普通点)

これは各プレイヤーで異なるが、キャンペーンもマルチプレイも難易度はやや高め。
キャンペーンは、難易度ノーマルでしかクリアしていないため明確に批評は出来ないが、立ち回りを誤るとすぐに殺される。しかし、身の安全に注意すれば容易に殺せる。といった印象。

マルチプレイはUAV(マップ上に敵の位置を表示する索敵兵器)などが頻繁に飛ぶということも無いし、効果もマップの一部範囲の為、敵とのバッタリ遭遇が多くなる。瞬時な立ち回りが試される印象。

BAD/REQUEST

★オリジナリティー

【オフライン】
キャンペーン時のボリュームの感じ方は人それぞれになりそうか。
時間軸かやけに動くストーリー進行の為、たまに「ん?」となることがあるかもしれない。
私もニ周目で理解した点も多々あった。(アホの子なので)

敵の武器は使用可能だが、持ち替えが不可。ショットガンも拾ったら捨てるまで他の所持武器は使えない。一時的に借りる非常用なのが切ない印象。

後は、サッパリしたボリュームに様々なことが出来る半面、クリア後もっともっとバンバン敵と撃ち合いたかったなと少し物足りなさも。
オンラインが出来ない環境だと楽しみきれないなという印象。

【オンライン】
新しいバディシステム。これにより、初心者にとっては若干入りづらい環境となったか。
友人ではなく見知らぬプレイヤーとバディを組むのは色んな意味で緊張感がある。(笑)
明らかにこのバディシステムを上手く使ったほうが強い為、逆にやりづらい印象を受けるプレイヤーも多いか。



★熱中度

キャンペーンをやり終えて、よっしゃあ!もっかいやるぞ!とはなりにくい。
FPSのキャンペーンはどれもそんなものだが、いい映画を観たなと思う分、周回プレイには向いていない。また忘れた頃にやる感じ。トロフィー集めに存在しているものである。

オンラインは、まさにボコボコにされながら育っていくものだった。
最初は特に、めげず、撃たれ強い気持ちで。



★快適さ

バグが頻繁である。特にキャンペーンでは、敵が空を走っていたりといった些細な事から、イベントが起きず先へ進めないといったリセットが必要なものまで。まぁ、リセットすれば直るのだが…。
スナイプする場面のバグに至ってはどうやら共通らしい。味方から「風の分ずらして撃て」など言われるが無風の為ずらす必要がない。ご注意を。

マルチプレイ時でもリロードアクションが消えたり、いっそ銃ごと消えたり、もはやHP表示まで消えたりとあるが、銃を持ちかえたり、死ねばまぁ直るは直る。が、また起きる。

付属の説明書も、それだけではマルチプレイのシステムを完全に理解出来ないので、やって覚えていくしかない。
売りの武器カスタムも、装備を変更して何が変わるかがわかりづらい印象。

COMMENT

☆満足感…4点

PS3本体購入とともに買いました。メダルオブオナーシリーズはPS2時代から愛してきたシリーズです。前作の「メダルオブオナー」がCODの影響をもろに受けてしまっていて、演出、舞台、操作方法等が似通い、散々な批評を受けていましたが、今回はEAのFPSとして堂々と進化を遂げていた感じがしました。

前作はコールオブデューティ ブラックオプスと発売時期が近く、今作はコールオブデューティ ブラックオプス2と時期が近いという…(笑)
なんというかPS2界の王道FPSが現代王道FPSに勝負を挑んでるような気がして面白いです。

なにはともあれ、オンライン環境があり、リアルな戦争ゲームに酔いしれたいのならば、買ってみて損はないと思います。
CODの存在もあり、どれほど長くオンラインで遊べるか若干不安ですが、FPSが初めてだという方は一本の映画を買う感覚で。
FPSが好きな方は、また違った感覚でFPSが楽しめるかと思います。

バグは……うん、ね!それは……ね!

   
プレイ時間:30時間以上60時間未満(クリア済)
しのりさん(Webサイト)  [2012-12-01 掲載]

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総合ポイント
67
(難易度)
2.73
レビュー数
11
スコアチャート メダル オブ オナー ウォーファイターレビューチャート

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60-69
36.4%
70-79
9.1%
80-89
0%
90-100
【60点以上】
63.6%
【標準偏差】
16.17