PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

PSvita＆PS3版両方所有。

・グラフィック
vita版では思いのほかグラフィックが汚くゲンナリしてしまったが、PS3版はそれを補う綺麗さ。ただ、5の時点でグラフィックの作り込みはほぼ完璧だったため、コースが違うというだけでそれほどの新鮮味は感じられない。（←特段良い点でも無いが、悪い点でもないためGOOD!に書き込みました）

・キャラ
みんゴルキャラ特有の２・３等身＆手足がデカいという外見が一新され、より現実的な外見となった。今までのみんゴルシリーズに慣れてしまっている人は違和感を憶えるだろう。が、今までのシリーズとの比較要素としては、この試みは評価したい。

・コース
ありえないレイアウト　だとか　難しすぎる　等の意見をよく耳にするが、個人的にはそうは感じられなかった。５にもジュラシックだのクラウンだの難易度が高いコースはあったわけで、今回の６が特段難しいとは思わないし、地形描写がより鮮明になったことで、ボールの落としどころ・パット等の一つ一つの作業についてより丁寧な操作が求められることは楽しいと感じる。

・ショットモード
今回はmoveも含め６種類のショットモードが存在する。それぞれ色んな性格を持っていて、メインで使用するモードの他、ちょっと息抜きで練習したいという意味でも楽しめると思う。５の時にあったショットモードによる性能差の分別が無くなったため、気にすることなく好きなショットモードを選べるのは良いと思った。

・オンライン
フレと部屋をする時に、付けられる色物の種類が増えたのは良い事。１ホールごとに色物を決めることができるスロットモードも楽しいと思う。

BAD/REQUEST

・ゲーム性
とにもかくにも飛距離＆避けゲーになってしまった。ティーショットで距離を稼ぐという点は５でもあったので、その点はどうこう言うつもりはない。問題は障害物の多さ。勿論それを避けるために落としどころを考えたりするわけだが、あまりにもそんな場面が多い。後半のコースならいざしらず、最初のコースからそんな場面が多いと初心者は楽しめないんじゃないか？と感じる。

球の挙動がよりリアルになったことで、そこが難易度の引き上げに一役買っている感はあるのだが、実際プレーして感じるのは、割と玄人向きだということ。個人的に難しいのは好きなので、特段気にしてはいないが、「みんなの〜」と銘打ってる割には中身は難易度が高めなので、そんな点が初心者には入りづらい点である＆プレーヤーが定着しない点なのかなと感じた。

・オンライン
仕方のないことであるが、とにかく単調で新鮮味がない。５の時の完成度が高かったため、そこは仕方のないとこだが、悪い点は沢山ある。
まず、ロビーパーツは５同様、リアル大会で結果を出して与えるシステムを維持すべきだった。オフラインのガチャで簡単に手に入ってしまうが故にプレーヤーの大会へのモチベーションは下がり、リアル大会の閑散さ加減は目に余るものがある。また、オンラインネームがIDから変更できないため、感情移入させにくいという点でオンラインユーザーの定着に失敗したことは言うまでもないだろう。１時間あたりの大会数が増えた点は良いのだが、大会数に対してプレーヤーの数が少なすぎるため、これからのアップデートでもっとプレーヤーを呼び込む対策を講じた方が良い。

・追加アイテムについて
とにかくユーザーに￥を出させすぎ。６のコンテンツを全て購入したら他のゲームソフトが１本買えてしまうレベル。ただでさえ人が少ないのに、課金アイテムばっか増やしたってしょうがない。コース・キャラは有料でも仕方ないと思うが、ギアくらい無料で配布してくれたっていいんじゃない？って思う。

・キャディ
同行させるシステムにしてほしかった。アドバイスの時のみ顔だけ出てくるシステムはPSP版と同じでグレードが下がったor手抜きしてるとしか感じられなかった。

COMMENT

BADでも書いたが、「みんなの〜」と銘打ってはいるのだが、今までの感覚で購入するとガッカリしてしまう人が大半じゃないかな？と思う。理由として、そもそも「みんなの〜」シリーズはいつでも手軽に簡単に単純と正に万人受けするというのがこのシリーズのウリだった思うのだけど、このみんゴル６については個人的には「玄人向けゴルフゲーム」だと感じたから。相変わらずキャラはかわいいし、コース描写もキレイなのでその点では歴代作経験者でも容易に入れると思うが、ゲーム難易度は賛否分かれるかな？と感じたものだった。ただ、オンラインのチャット等は相変わらずできるので、フレとの交流やゴルフゲームとは別モノとして捉えてる人には良いかもしれない。

私個人もそうだし他のレビューをみても低評価ばかりだが、それも皆みんゴルシリーズへの期待感の表れであって、逆に言えば前作５の完成度があまりに高すぎたということ。残念ながら今回の６は５のレベルには到底至っているとは思えないし、誠に不本意ではあるが低評価を付けざるを得えない。