・事前情報を良い意味で裏切ったデザイン 散々、デビル名倉イなどとネタにされていたが、実際にプレイしてみると以外なほどダンテがサマになっている。プレイする度にスルメを噛むかのようにダンテのかっこよさが分かってくる。 1〜4までに歴代ダンテは様々なデザインがあったが、今作のように思い切ったモデルチェンジはインパクトがあった、というかこれ以外に目新しくすることはできなかったと感じたので、個人的にはこれが必然とも思える。初代ダンテがデザインされてから10年以上たっているので今回のまるでデトロイドのスラムにいるヤンキー兄ちゃん的ダンテは新鮮。 ステージに関しても無駄な謎解きなぞ皆無で赤と黒を基調とした悪魔の世界を上手に演出しているように見えた。 ・過去作をきちんと踏襲したアクション性 初代から続くこのゲームの醍醐味、「敵の攻撃を避けて合間に斬る」というスタイリッシュなアクションはきちんと再現されている。ステージの雑魚戦も相当練って作られており、各武器の特性を把握しながら堅実に攻撃を当てていけば必ずスタイリッシュにプレイできる点も嬉しい。開発がカプコンでは無く、海外の外注であることに発売前は不安を感じていたのだが、エネミーステップやタメ攻撃等、過去作の良い所の操作性は一部を除き相変わらずで、開発者による過去作へのリスペクトが見えて良かった。 それだけにとどまらず今作は空中戦を多大に意識した技が多く、まだやりこんではいないが恐らく発見していない空中コンボが多数あると思われる。 ・オリジナリティ溢れる世界観 前作までは邪悪な陰謀を持つ敵をダンテが倒していくという話だったが、今作は一変し、最初っから世界は悪魔に支配されており、そこからダンテが解放するというストーリー。 リメイクでも無く続編でもない、完全なモデルチェンジだからこそできる荒業だと思う。シリーズファンの自分としては「4」までで世界観の行き詰まりのようなモノを感じており、特に初代制作者の神谷氏の影響から抜け出せていないような印象があったので、この思い切りの良さはとても評価したい。
・もう一味欲しかったアクション GOODの欄に書いたが、一部の操作性が気になる。具体的にはスティンガーや回避等。 回避に関してはもう少し動作キャンセルの幅を広くして欲しかった。剣の振りが速いとは言えないので斬っている最中に敵の攻撃が来ると避け切れない場合がある。GOWやベヨネッタぐらいの神回避性能でも問題なかったはず。また、スティンガー(突進攻撃)も△の入力タイミングが遅く、せっかく使い勝手が良い技なのにこのコマンド入力方法とタイミングで台無しにしている。 ・似た様な色彩のステージが多い 同じマップという意味では無く、赤と黒を基調とした色でステージが彩られており最初こそ新鮮なのだが何時間とプレイしていると赤色が目に痛くなってくる。もうすこし緑や青などを使って欲しかった。 ・ボス戦が単調 初回撃破までは攻略方法を考えたりで楽しいのだが、効率的な撃破方法を分かってしまうと後は作業に近い。やはり雑魚戦が本作の一番の旨みということだろうか。 ・ストーリーが単調 そもそもDMCシリーズはストーリー自体オマケみたいなものだから気にならないといえばそれまでなのだが、他の点が良かったため、もう一捻り欲しいなと感じる。
良い意味で予想を裏切られた良作。これに尽きる。 続編も希望。ただし攻撃モーションは後コンマ2秒ほど速くして欲しい。
GOOD!
・事前情報を良い意味で裏切ったデザイン
散々、デビル名倉イなどとネタにされていたが、実際にプレイしてみると以外なほどダンテがサマになっている。プレイする度にスルメを噛むかのようにダンテのかっこよさが分かってくる。
1〜4までに歴代ダンテは様々なデザインがあったが、今作のように思い切ったモデルチェンジはインパクトがあった、というかこれ以外に目新しくすることはできなかったと感じたので、個人的にはこれが必然とも思える。初代ダンテがデザインされてから10年以上たっているので今回のまるでデトロイドのスラムにいるヤンキー兄ちゃん的ダンテは新鮮。
ステージに関しても無駄な謎解きなぞ皆無で赤と黒を基調とした悪魔の世界を上手に演出しているように見えた。
・過去作をきちんと踏襲したアクション性
初代から続くこのゲームの醍醐味、「敵の攻撃を避けて合間に斬る」というスタイリッシュなアクションはきちんと再現されている。ステージの雑魚戦も相当練って作られており、各武器の特性を把握しながら堅実に攻撃を当てていけば必ずスタイリッシュにプレイできる点も嬉しい。開発がカプコンでは無く、海外の外注であることに発売前は不安を感じていたのだが、エネミーステップやタメ攻撃等、過去作の良い所の操作性は一部を除き相変わらずで、開発者による過去作へのリスペクトが見えて良かった。
それだけにとどまらず今作は空中戦を多大に意識した技が多く、まだやりこんではいないが恐らく発見していない空中コンボが多数あると思われる。
・オリジナリティ溢れる世界観
前作までは邪悪な陰謀を持つ敵をダンテが倒していくという話だったが、今作は一変し、最初っから世界は悪魔に支配されており、そこからダンテが解放するというストーリー。
リメイクでも無く続編でもない、完全なモデルチェンジだからこそできる荒業だと思う。シリーズファンの自分としては「4」までで世界観の行き詰まりのようなモノを感じており、特に初代制作者の神谷氏の影響から抜け出せていないような印象があったので、この思い切りの良さはとても評価したい。
BAD/REQUEST
・もう一味欲しかったアクション
GOODの欄に書いたが、一部の操作性が気になる。具体的にはスティンガーや回避等。
回避に関してはもう少し動作キャンセルの幅を広くして欲しかった。剣の振りが速いとは言えないので斬っている最中に敵の攻撃が来ると避け切れない場合がある。GOWやベヨネッタぐらいの神回避性能でも問題なかったはず。また、スティンガー(突進攻撃)も△の入力タイミングが遅く、せっかく使い勝手が良い技なのにこのコマンド入力方法とタイミングで台無しにしている。
・似た様な色彩のステージが多い
同じマップという意味では無く、赤と黒を基調とした色でステージが彩られており最初こそ新鮮なのだが何時間とプレイしていると赤色が目に痛くなってくる。もうすこし緑や青などを使って欲しかった。
・ボス戦が単調
初回撃破までは攻略方法を考えたりで楽しいのだが、効率的な撃破方法を分かってしまうと後は作業に近い。やはり雑魚戦が本作の一番の旨みということだろうか。
・ストーリーが単調
そもそもDMCシリーズはストーリー自体オマケみたいなものだから気にならないといえばそれまでなのだが、他の点が良かったため、もう一捻り欲しいなと感じる。
COMMENT
良い意味で予想を裏切られた良作。これに尽きる。
続編も希望。ただし攻撃モーションは後コンマ2秒ほど速くして欲しい。