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【PS3】NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge

発売元 コーエーテクモゲームスオフィシャルサイト
発売日 2013-04-04
価格 7140円(税込)
レーティング 【Z】18才以上のみ対象 暴力 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:アクション
■ プレイ人数:1人(オンライン:1~8人



オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 4pt 3pt 1pt 0pt 1pt 5pt
総合点
27pt

GOOD!

無印3のあまりのクソゲーっぷりに怒り狂って今まで回避していましたが、ようやく値段が下がったのでいまさらですが購入しました。

○断骨による爽快感
3では特定の手順を除いていきなり発生するためコンボができないなどはっきり言って邪魔な存在でした。今作では大体投げに対するカウンターとして使用でき、一撃で倒せるためつながるとなかなか爽快感があります。過去作でも投げには特にはカウンターができなかったためこの変更点はいいと思います。

○空蝉の登場
今作では捌きに近い感覚で敵背後に一瞬で移動する空蝉という技が追加されています。気力ゲージさえあればこれを駆使することにより窮地を脱することができるなどなかなか面白いスキルになっているため、ここも評価ポイントになりますね。

良点はこれだけでした。

BAD/REQUEST

今までの作品と比べても全体的にゲームバランスがあまりにも悪すぎます。
○一部武器の強すぎる技
鎖鎌の△△△などは範囲が広く隙も小さいためスーパーアーマー持ち以外はこれだけで一方的に倒せるほど強いです。ですがこれよりも問題なのは大鎌の回転△でモーションの出始めから途中までに長めの無敵時間が存在するため、スライディングと交互に行うことでほぼ常時無敵状態になることができてしまうほどの超性能を持っています。これら一部の技があまりに強すぎるため、後述の雑魚敵の異常な回避率とガード率のおかげでこれら以外を使う気にもなりません。ニンジャトライアルのミッションでほとんどのプレイヤーがこの大鎌による回転強を使用しているなど完全にバランスが壊れています。
Σ2の時は様々な武器で極みを研究していましたが今回はそんなことは時間の無駄なのでやる気にもなりません。

○一部の弱すぎる技
前作2のトンファーにあった「神薙」特殊な回避アクションが今作では爪に実装されています。しかし使用するとガードできない硬直時間が発生してしまうため回避として成り立っていないという致命的な欠陥があり、タイマンでない限りは隙を消すために使おうとする気にもなりません。
また首切り投げが復活しましたが、後述でも扱いますが高難易度帯では体力を減らしていない限りはかなりの確率で回避されるため死に技になるなど調整が下手すぎて使う意味がないです。挙句の果てに敵を踏みつけて体勢を崩す風路すら回避されるなどどういう考えでこの調整にしたのか理解に苦しみます。

○フレイルとトンファーの復活なし
いくつかの武器が復活しましたが、初代から使用できたヴィゴリアンフレイルやトンファーも使いたかったです。

○ニンジャトライアルのミッションの調整不足
最後の方のミッションになるにつれて、クリアまでに数十分かかるような極めて厳しいミッションが多くなっているため、冗長すぎて途中でダレるだけです。構成も相変わらずボス複数を同時に相手にするものになっていき、煮え湯を飲まされたΣ2+の件でも思いましたが、今回もクリア確認やバランス調整はせずにユーザーに丸投げしただけでしょうね。

○使い回しの多さ
トライアルや殲滅戦のボスは過去作の流用をしています。なんで今更こんな古いボスたちを何回も出すんでしょうか。さらに黄金のスカラベなど数年以上前に作られた1からも流用するのは少々呆れます。まぁこれでも3のあまりに酷かったボスたちよりはマシなんですが・・・

○相変わらずショボイ絶技
ここは人によって評価が分かれると思いますが、私は2の派手な絶技が気に入っていたため物足りなさを感じます。

○敵の回避率とガード率の異様な高さ
今作ではノーマルでも雑魚がこちらの攻撃を回避、ガードする確率が異様なまでに高いです。体勢を崩した状態だけではなく、ダウンさせた状態や□□□〜などの弱連携の地上コンボ中ですら意味不明な超回避をして反撃してきます。このおかげでコンボが決めにくくなってたまりません。
またカウンター技である捌きも、弱捌きですら確実に決まるとは限らず、強捌きはほぼ確実に回避されるなど明らかにやりすぎていると言わざるを得ません。おかげで高難易度帯では被弾のダメージの大きさもあって、実用性が大幅に下がり過去作の敵の攻撃を見切って捌きから反撃という爽快感が完全に消えています。
この異常な回避率のせいで首切り投げなどが死に技化したせいで自分の行動が制限され、アクションの幅が大幅に狭まっています。3同様やればやるほど味がなくなるガムみたいなゲームで、技が多くなってもこれじゃ意味ないです。

○全体的に硬直がかなり大きい
着地した時や裏風後にも一瞬ガード入力不可の時間があるため硬直がかなり大きくなっています。このおかげで理不尽なダメージを受けることが多く、萎えるどころではありません。攻撃後にも今までよりも長めの裏風不可時間があるためハヤブサが鈍重になったのではないかと思うほどやりにくいです。

○回復アイテムの存在なし
瞑想というスキルや忍法によって体力回復は可能ですが、隙が大きいため当然戦闘中には使えません。もともとノーダメージクリアがほぼ不可能なシリーズにおいて回復アイテムの削除は本当に理解できないです。

○断骨が優遇されすぎている
稼げるカルマや体力、気力ゲージの回復量など断骨が他の技に比べて異常に優遇されすぎています。滅却の方が気力回復がはるかに大きいなど差別化するべきです。

○錬金術師がウザい
ほぼ常時ガード状態、攻撃の回避率が作中屈指の高さ、死ぬ寸前にならないとほぼ欠損しない、投げ技が体力だけでなく気力ゲージも減らす、飯綱を数発決めても死なない体力などあまりに壊れ性能です。特に回避から攻撃をすることが多く、上記の硬直もあってまともに相手にするのが馬鹿らしい敵です。ミッションといい開発陣のプレイを見せてほしいですね。

○余計な演出の数々
クナイクライムとムササビダイブは両方ともほぼ移動用でありこういう演出だけものは、ゲームをする上で邪魔なだけなのでいりません。3に比べて多少調整はされましたが、完全に削除してほしかったです。
また体力が少ない時に画面上に赤いエフェクトが発生しますが、体力の表示されないFPSではないんですからこんな演出はいりません。アクションゲームでこういうのはかえって画面が見づらくなるだけで邪魔で、少し考えれば要らないとわかるものを入れる開発陣にセンスがないのが良く伝わります。

○雑魚の声
あまりに間抜けな声で「大人しくしろぉ!」や「ぶっ殺してやる!」など言いながら攻撃してきますがこれはユーザーを笑わせて隙を作ろうとしているんですか?
しゃべるにしても無駄かつ馬鹿らしい言葉ばかりでうるさくてイライラするだけです。
イベントシーンでもないのにしゃべりまくるこちらのキャラのセリフなども必要ないのでオフにする機能が欲しかったです。

COMMENT

色々なところのレビュ−を見ると欠損や滅却、武器の復活や忍法の復活を良点として評価しているものを見ます。私としては今まであったものを意味不明な変更で勝手に削っておいて単純に戻しただけなので「良点」としては評価しません。ですのでこの点は挙げませんでした。
なんだかんだ言って全難易度とミッションコンプする程度まではやりましたが、正直やっててストレスがたまるだけでした。某プレイヤーが糞はいくら磨いても糞と言ったのが今ではよくわかります。
ヒーローモードなどで新規獲得を狙おうとしているのは伝わってくるんですが、高難易度帯ならまだしも今までのシリーズの中でも屈指のノーマルの難易度の高さやアイテム削除などやっていることが矛盾しているようにしか見えません。
新生チーニン作ニンジャガで三度も煮え湯を飲まされたおかげでこの開発陣には改めて何も期待できないことがわかりました。新規プレイヤーの方でNINJA GAIDENシリーズに興味を持った人は1と2から始めることを強く勧めます。

プレイ時間:60時間以上100時間未満(クリア済)
56513さん  [2014-02-07 掲載]

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総合ポイント
69
(難易度)
4.50
レビュー数
10
スコアチャート NINJA GAIDEN 3: Razor's Edgeレビューチャート

NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge 購入する
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【60点以上】
60%
【標準偏差】
20.13