●オリジナリティー 昔懐かしのベルトスクロールアクションに成長要素と収集要素を盛り込んだ内容。ファイナルファイト世代としては懐かしのジャンルをRPG的な要素も加えた上で現代に復刻してくれたことが素直に嬉しいです。 ●グラフィックス 開発元であるヴァニラウェアは2Dグラフィックのクオリティの高さに定評がありますが、今作のグラフィックは現行の2Dゲームとしては最高峰の出来だと言って差し支えないだろう。 キャラ一人一人、敵一匹一匹どれも細かな仕草まで丁寧に作りこまれていて並々ならぬ拘りを感じる。 ●サウンド あまり派手さは無いが世界観に馴染んだ良質なBGM。 ●快適さ ロードはほとんど無いと言っていいが、それ以外で難がある部分が目立つ。そちらはBADで。 ●熱中度 最初の一人を最高難度でクリアするまでは熱中できた。それ以降はただの作業になってしまったが。 ○オンラインプレイ 意思疎通の手段をそぎ落としたことで気軽に出来る。たとえ自分の回線が落ちたり途中抜けしたりしても自分のキャラクターが相手側にNPCとして残るのであまり気兼ねする必要がないのも良い。
○ストーリー 今作で一番落胆したのがこれ。ストーリーは全キャラ共通な上、無感情なナレーションのみで展開し、個別の会話セリフすら無い。内容の薄っぺらさも去る事ながら最も唖然としたのは最後の結末である。ネタバレになってしまうので書くことが出来ないが、「お前何もして無いだろ!」と突っ込むことになるとだけ言っておこう。 過去のヴァニラウェア作品である「オーディンスフィア」のストーリーが秀逸だったのでそれと同レベルを期待してしまったが完全に期待外れだった。 ○ハクスラとして 冒険で手に入るアイテムの性能が全て自分のレベルと現在の難易度に依存する仕様なため、良いアイテムを手に入れても次の冒険が終わったらゴミになるなんてざらにある。そのため良いアイテムを手に入れた喜びが全く無い。 ○ボリューム 9種のラウンドにそれぞれ2つのルートで全18ステージ。一人のキャラをLV99に上げる頃にはやり尽くして飽きてしまっている。ストーリーの事も含め2人目以降が作業になってしまった原因。 ○説明不足 アイテムのショートカットについてゲーム内にも説明書にも全く記述が無かった。同じくエクステンドという現象にも全く記述が無い。これに関しては発動条件も効果も未だに分からない。 ○操作性 PSvitaに合わせているためかは知りませんが操作法が明らかに理に適っていない。 指カーソルの使いづらさはさておくとして、個人的に最もイラついたのがガード(□ボタン長押し)で、長押しの判定が甘くて暴発しまくり。なぜL1にしなかったのか? ○画面の見辛さ エフェクトの派手な技を出したりすると高確率で自分のキャラを見失います。同じキャラがいる場合どっちが自分か分からなくなることもあります。一応キャラの頭上にアイコンが付いてはいますがあまりに頼りないです。 ○ロニは必要? 自分が宝箱や扉を開けるのは何か問題があるんでしょうか? 指示を出しても画面の反対側でコインを拾ったりしていてすぐに行動しなかったり、はっきり言ってテンポを悪くするだけで邪魔です。 ○仲間が使い捨て せっかく金を払って復活させた仲間ですが、LVUPはしないしアイテムも渡せなければ装備変更も出来ない。しかし何故か装備品の耐久力だけはプレイヤーと同様に減り、尚且つ修理が出来ないという謎仕様。これでは仲間に愛着など湧かない。 ○NPCのAIがお粗末 毒や炎に自分から突っ込んで行ったり、只の雑魚戦で大魔法を連発したりお粗末過ぎて呆れる。インフェルノでは邪魔にしかならない。
◆トロフィー関連◆ コンプリートに要した時間は71時間。特に難しい物は無いが「難易度インフェルノでラスボス4分撃破」と「一撃ダメージ10万」は適した装備品を吟味するのに時間がかかるかも。 多分ファイターかアマゾンでプレイするのが一番楽だと思う。 ◆総評・感想など◆ 一言で言うなら惜しいゲームです。 6人のキャラはそれぞれ個性があってアクションゲームとして面白いと思うし、グラフィックも最高の出来でしょう。しかし、ストーリーが薄っぺらで糞つまらない上にボリュームが無さ過ぎて6人分やり込む気に全くならないという難点を抱えており良い所を完全に潰してしまっているという状態です。 買うなら中古が値崩れし始めてからでも遅くないんじゃないでしょうか?
GOOD!
●オリジナリティー
昔懐かしのベルトスクロールアクションに成長要素と収集要素を盛り込んだ内容。ファイナルファイト世代としては懐かしのジャンルをRPG的な要素も加えた上で現代に復刻してくれたことが素直に嬉しいです。
●グラフィックス
開発元であるヴァニラウェアは2Dグラフィックのクオリティの高さに定評がありますが、今作のグラフィックは現行の2Dゲームとしては最高峰の出来だと言って差し支えないだろう。
キャラ一人一人、敵一匹一匹どれも細かな仕草まで丁寧に作りこまれていて並々ならぬ拘りを感じる。
●サウンド
あまり派手さは無いが世界観に馴染んだ良質なBGM。
●快適さ
ロードはほとんど無いと言っていいが、それ以外で難がある部分が目立つ。そちらはBADで。
●熱中度
最初の一人を最高難度でクリアするまでは熱中できた。それ以降はただの作業になってしまったが。
○オンラインプレイ
意思疎通の手段をそぎ落としたことで気軽に出来る。たとえ自分の回線が落ちたり途中抜けしたりしても自分のキャラクターが相手側にNPCとして残るのであまり気兼ねする必要がないのも良い。
BAD/REQUEST
○ストーリー
今作で一番落胆したのがこれ。ストーリーは全キャラ共通な上、無感情なナレーションのみで展開し、個別の会話セリフすら無い。内容の薄っぺらさも去る事ながら最も唖然としたのは最後の結末である。ネタバレになってしまうので書くことが出来ないが、「お前何もして無いだろ!」と突っ込むことになるとだけ言っておこう。
過去のヴァニラウェア作品である「オーディンスフィア」のストーリーが秀逸だったのでそれと同レベルを期待してしまったが完全に期待外れだった。
○ハクスラとして
冒険で手に入るアイテムの性能が全て自分のレベルと現在の難易度に依存する仕様なため、良いアイテムを手に入れても次の冒険が終わったらゴミになるなんてざらにある。そのため良いアイテムを手に入れた喜びが全く無い。
○ボリューム
9種のラウンドにそれぞれ2つのルートで全18ステージ。一人のキャラをLV99に上げる頃にはやり尽くして飽きてしまっている。ストーリーの事も含め2人目以降が作業になってしまった原因。
○説明不足
アイテムのショートカットについてゲーム内にも説明書にも全く記述が無かった。同じくエクステンドという現象にも全く記述が無い。これに関しては発動条件も効果も未だに分からない。
○操作性
PSvitaに合わせているためかは知りませんが操作法が明らかに理に適っていない。
指カーソルの使いづらさはさておくとして、個人的に最もイラついたのがガード(□ボタン長押し)で、長押しの判定が甘くて暴発しまくり。なぜL1にしなかったのか?
○画面の見辛さ
エフェクトの派手な技を出したりすると高確率で自分のキャラを見失います。同じキャラがいる場合どっちが自分か分からなくなることもあります。一応キャラの頭上にアイコンが付いてはいますがあまりに頼りないです。
○ロニは必要?
自分が宝箱や扉を開けるのは何か問題があるんでしょうか?
指示を出しても画面の反対側でコインを拾ったりしていてすぐに行動しなかったり、はっきり言ってテンポを悪くするだけで邪魔です。
○仲間が使い捨て
せっかく金を払って復活させた仲間ですが、LVUPはしないしアイテムも渡せなければ装備変更も出来ない。しかし何故か装備品の耐久力だけはプレイヤーと同様に減り、尚且つ修理が出来ないという謎仕様。これでは仲間に愛着など湧かない。
○NPCのAIがお粗末
毒や炎に自分から突っ込んで行ったり、只の雑魚戦で大魔法を連発したりお粗末過ぎて呆れる。インフェルノでは邪魔にしかならない。
COMMENT
◆トロフィー関連◆
コンプリートに要した時間は71時間。特に難しい物は無いが「難易度インフェルノでラスボス4分撃破」と「一撃ダメージ10万」は適した装備品を吟味するのに時間がかかるかも。
多分ファイターかアマゾンでプレイするのが一番楽だと思う。
◆総評・感想など◆
一言で言うなら惜しいゲームです。
6人のキャラはそれぞれ個性があってアクションゲームとして面白いと思うし、グラフィックも最高の出来でしょう。しかし、ストーリーが薄っぺらで糞つまらない上にボリュームが無さ過ぎて6人分やり込む気に全くならないという難点を抱えており良い所を完全に潰してしまっているという状態です。
買うなら中古が値崩れし始めてからでも遅くないんじゃないでしょうか?