【PS3】グランツーリスモ6
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013-12-05 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オンラインカーライフシミュレーター ■ プレイ人数:1〜2人(オンライン:1〜16人) |
- 総合ポイント
- 52
- (難易度)
- 2.05
- レビュー数
- 19
スコアチャート
GOOD!
良い点は少ないので箇条書きに留めます
・レースゲームでは珍しいブランズハッチとウィロースプリングというリアルサーキットが収録されている
・日本車とチューニングメーカー車が豊富
・30km強をアクセル全開で回れるオリジナルコース収録
・BGMが洋楽ロック中心で個人的には好き
BAD/REQUEST
【オリジナリティ】
今までのGTを差を感じない。後ろの方からスタートして抜いていくだけのありきたりなレースが満載。数周で同一レベルの車を10台以上抜くという現実では考えにくいイベントが多すぎる。
GT300やGT500の単独イベントはあるのに、混合して数十周走るみたいな実際のレースを再現したイベントは無い。
Forza4で耐久レースが無くなって残念がっていたら、GT6でも無くなった。
この辺オリジナリティを感じることはなかった。
月面探査とか、ノーマルタイヤのスーパーカーでウェットレースとか、その辺の非日常性に魅力を感じるならこのゲームはきっと合うだろう。
【グラフィック】
GT5よりは良いが、Forza2〜4より良いとはとても思えない。フレームレートは60は出ていない。
車内視点にするとさらに劣化する。
解像度も悪い。見えるべきはずのヘッドライトやテールライトは距離が離れるとついていないかのような表現になっている。補間かフィルタリングが全く効いていない。
16台のレースで集団がピットインした時にラグが発生するのも非常に気になる。ラグというより1秒弱画面が止まるので、正直レースにならないことがある。
【サウンド】
ガレージでのエンジン音は魅力的なのに、レースになると一気に貧相になる。シフトダウンからのエンジンブレーキで回転数が一気に上るときの音も、全く迫力も魅力もない。
【熱中度】
イベント数が少なく、イベントに魅力もないので熱中度は極めて低い。獲得できる賞金に対して、販売車の価格が高すぎる。そしてプレゼントカーも少ないのでコレクター性も悪い。
賞金を稼ごうとすると途端に作業になるのでさらにつまらなくなるという悪循環。ゲームとしておもしろくないです。
【快適さ】
GT5の時もUIが悪いとレビューしたが、今回も悪い。選択項目が全部でも8個くらいしかないうえに画面スペースにも余裕が有るのに、わざわざ5個表示にしてスクロール形式にする。この辺の意図や意味がわからない。
セッティングもやりにくい。特にギアレシオの調整はなぜか超重いので微調整はやる気がおきない。
進む速度がやたら遅いのに長い表示のプログレスバーは今回はでてこないが、相変わらずロードは遅い。しかも画面の切り替わりではフリーズしているかのような静止画状態になることがある。
COMMENT
購入動機はレースゲームが好きだから。
GT2〜5、Forza2〜4までプレイ済み。
PS3は薄型の2000B、画面は26inchフルHDのPCディスプレイ
総評としてはGT5よりはポジティブな印象だが、ゲームとしてはお粗末すぎるという感想。
コースアウトしても加速できたり、マクラーレンF1は左右に傾斜しているところで軽くブレーキをかけるだけでスピンしたりと挙動も到底リアルとは思えない。無論現実世界ではサーキットのランオフエリアでアクセル全開したことも、マクラーレンF1に乗ったことも無いが。
オリジナル企画のレッドブルX2010系列も相変わらず何をやりたいのかわからない。リアルを謳っておきながら非現実的なスペックをゲームにぶち込んで何が楽しいのだろうか。
発売前にポリフォニーデジタルの山内氏が、GT6はForza5を超えているとの発言を目にして多少期待したのだが、正直GT6はForza2の足元にも及ばない。
2作連続で期待を悪い意味で裏切られたのでGT6でGTは見限ることにします。