■旧作に忠実なリメイク 2005年にPS1でリリースされた龍が如く1をこれまでのシリーズで培ってきたノウハウで完全リメイク。 本編からサブストーリーまで前作をプレイしたユーザーにとってはその違いを楽しみながらプレイできる 作品となった。 ■4つの戦闘スタイルを採用 龍が如く0で登場した4つの戦闘スタイルは最初から使用可能で、特に今作では往年の戦闘スタイル 「堂島の龍」も使うことが出来る。 ■新システム「どこでも真島」の導入 5のアナザードラマ、0のシノギ、その系譜を受け継ぐ新システムが「どこでも真島」だろう。 主人公・桐生一馬の能力強化にあたり、本編の登場人物「真島吾朗」と、街中でのべつ幕無く戦うことで 多くの経験値と能力を復活させ、歴代作品の問題点であった雑魚敵とのマンネリ化したレベル上げを 大胆に解決させている。 ■新たに追加されたシナリオ 親友・錦山彰の身に起きた空白の10年を新たな振るボイスムービーで収録。ユーザーとしても 10年越しに錦山変貌の真相が明らかとなった。 ■意欲的な声優陣のキャスティング 主要キャラクターの声優には新たに杉田智和、坂本真綾、田中敦子など第一線で活躍する面々を起用。 2005年から10年の間、残念ながらお亡くなりになられた声優もいるが、そこもオリジナリティを損なうことなく あくまでも起用し続けたことには抜かりがないことが窺える。
■桐生一馬が弱い 旧作との大きな違いは主人公・桐生一馬の弱体化にある。 本編では「10年の収監を経てすっかり身体が鈍ってしまった」という設定で始まり、バトルシステムの面でも 往年の戦闘スタイルである「堂島の龍」スタイルは、本編中盤以降までは全くの使い物にならない。したがって 主な戦闘は龍が如く0から踏襲した3つのスタイルに頼らざるを得ず、旧作を知るユーザーにとっては 桐生一馬の弱々しさに違和感を覚えることだろう。 ■爽快感0 龍が如くは多数の悪漢をなぎ倒す爽快感がウリの一つであるが、前記のバトルシステム上、 万能型の「堂島の龍」スタイルはすぐには使うことは出来ないため、旧作のように敵を圧倒することが難しい。 特に1対多数のバトルが苦手なユーザーにとってはひたすら回復アイテムの消耗戦になり、ストレスが溜まってしまうだろう。 ■半強制的なミニゲーム(プレイスポット) 新システム「どこでも真島」により、能力強化(堂島の龍スタイル)の中には真島吾朗と対決するミニゲームを ほぼコンプリートしたり、勝利しなければ得られないものもある。そのため本編とは関係ないミニゲームに 多くの時間が割かれることも少なくない。 また、それらはサブストーリーとも絡み合っている場合もあるため、勝利のため二重三重に遠回りを 強いられる場面もあり、結果として苦痛に感じてしまった。 (※この悪弊は龍が如く0の絆メーターに見られたゲームセンターやポケサー、シノギにおけるディスコなどの プレイスポットでも見られた。)
プラットフォーム:PS3 プレイ難易度 :HARD 総プレイ時間 :約35時間 どこでも真島システムの導入、PS3での供給が7作目という中でのリメイクということもあり特に不安はなく、 密かな期待と惰性で購入してみたが、良くも悪くもいつもの龍が如くシリーズであった。 メインテーマソングにB’zの稲葉浩志を起用したことも話題となったが、作中ではOPやED、そして何故か ストーリーの核心部分に関わる戦闘シーンや場面で唐突に流れたりと、残念ながら素材としてはあまり 生かせていなかったと感じた。
GOOD!
■旧作に忠実なリメイク
2005年にPS1でリリースされた龍が如く1をこれまでのシリーズで培ってきたノウハウで完全リメイク。
本編からサブストーリーまで前作をプレイしたユーザーにとってはその違いを楽しみながらプレイできる
作品となった。
■4つの戦闘スタイルを採用
龍が如く0で登場した4つの戦闘スタイルは最初から使用可能で、特に今作では往年の戦闘スタイル
「堂島の龍」も使うことが出来る。
■新システム「どこでも真島」の導入
5のアナザードラマ、0のシノギ、その系譜を受け継ぐ新システムが「どこでも真島」だろう。
主人公・桐生一馬の能力強化にあたり、本編の登場人物「真島吾朗」と、街中でのべつ幕無く戦うことで
多くの経験値と能力を復活させ、歴代作品の問題点であった雑魚敵とのマンネリ化したレベル上げを
大胆に解決させている。
■新たに追加されたシナリオ
親友・錦山彰の身に起きた空白の10年を新たな振るボイスムービーで収録。ユーザーとしても
10年越しに錦山変貌の真相が明らかとなった。
■意欲的な声優陣のキャスティング
主要キャラクターの声優には新たに杉田智和、坂本真綾、田中敦子など第一線で活躍する面々を起用。
2005年から10年の間、残念ながらお亡くなりになられた声優もいるが、そこもオリジナリティを損なうことなく
あくまでも起用し続けたことには抜かりがないことが窺える。
BAD/REQUEST
■桐生一馬が弱い
旧作との大きな違いは主人公・桐生一馬の弱体化にある。
本編では「10年の収監を経てすっかり身体が鈍ってしまった」という設定で始まり、バトルシステムの面でも
往年の戦闘スタイルである「堂島の龍」スタイルは、本編中盤以降までは全くの使い物にならない。したがって
主な戦闘は龍が如く0から踏襲した3つのスタイルに頼らざるを得ず、旧作を知るユーザーにとっては
桐生一馬の弱々しさに違和感を覚えることだろう。
■爽快感0
龍が如くは多数の悪漢をなぎ倒す爽快感がウリの一つであるが、前記のバトルシステム上、
万能型の「堂島の龍」スタイルはすぐには使うことは出来ないため、旧作のように敵を圧倒することが難しい。
特に1対多数のバトルが苦手なユーザーにとってはひたすら回復アイテムの消耗戦になり、ストレスが溜まってしまうだろう。
■半強制的なミニゲーム(プレイスポット)
新システム「どこでも真島」により、能力強化(堂島の龍スタイル)の中には真島吾朗と対決するミニゲームを
ほぼコンプリートしたり、勝利しなければ得られないものもある。そのため本編とは関係ないミニゲームに
多くの時間が割かれることも少なくない。
また、それらはサブストーリーとも絡み合っている場合もあるため、勝利のため二重三重に遠回りを
強いられる場面もあり、結果として苦痛に感じてしまった。
(※この悪弊は龍が如く0の絆メーターに見られたゲームセンターやポケサー、シノギにおけるディスコなどの
プレイスポットでも見られた。)
COMMENT
プラットフォーム:PS3
プレイ難易度 :HARD
総プレイ時間 :約35時間
どこでも真島システムの導入、PS3での供給が7作目という中でのリメイクということもあり特に不安はなく、
密かな期待と惰性で購入してみたが、良くも悪くもいつもの龍が如くシリーズであった。
メインテーマソングにB’zの稲葉浩志を起用したことも話題となったが、作中ではOPやED、そして何故か
ストーリーの核心部分に関わる戦闘シーンや場面で唐突に流れたりと、残念ながら素材としてはあまり
生かせていなかったと感じた。