PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

シミュレーションながらも、無双シリーズの一騎当千の爽快感をうまく表現できている戦闘システム。
同社の三國志シリーズと比べれば、戦闘システムは直感的に分かりやすく、爽快感のある攻撃をすることができます。
各ステージには攻略の目安となる「適正レベル」も表記されているので、それを目標にしたレベル上げもしやすいです。

登場キャラ達のちょっとした会話イベントを観ることができる「天絆鏡」では、武将達のさまざまな一面を見ることができます。
しかも、「天絆鏡」では一度見れば、特典としてお金やアイテムなどがもらえるのも嬉しいところ。

次世代機とのマルチプラットフォームでありながらも、綺麗なグラフィック。
ステージの建造物やオブジェクトは今作用にデフォルメされていますが、それでも良い出来で、三国志の世界観をうまく表現できています。

BGMもけっこう良いものが揃っています。
レベル上げなどで同じステージをプレイすることが多い今作で、良いBGMが聞けるのは救いです。

難易度はステージ開始前に「易しい・普通・難しい」の３段階選べるところ。
特定の条件を満たすと、更なる高難易度にもチャレンジすることができます。

BAD/REQUEST

ストーリーが全体的に印象が薄く、微妙な内容。
趙雲を主人公として、各勢力の垣根を超えたやり取りはあるのですが、いかんせんそれほど深味や盛り上がりに欠けます。
ネタばれ防止のため詳細は書けませんが、特にエンディングは「えっ、これで終わり!?」と言ってしまうぐらい物足りない内容でした。

お金稼ぎや経験値稼ぎなどの「稼ぎ」があまり大きくないところ。
もらえる経験値は少なく、お金もなかなか稼げないので、「稼ぎ」については少々面倒なところがあります。
「稼ぎ」の効率がいまいちなせいで、キャラの育成はあまりうまくいかないです。

ストーリーモードのとあるステージであるアクションを起こすとフリーズしてしまいます。
それまではまったくフリーズはありませんでしたが、ここだけ２度もフリーズしてしまいました。
幸いそのアクションを起こさなくても、ステージをクリアすることは可能です。

COMMENT

32型液晶TV・HDMI端子使用。
無双シリーズは真･三國無双１・４(無印・Empires)・５(PSP版Special・PS3版Empires)・６(無印・猛将伝)・７(with猛将伝・Empires)・2nd Evolution、戦国無双２(無印・猛将伝・with猛将伝＆Empires HDver)・４(無印・II・Empires)・真田丸、激・戦国無双、OROCHIＺ、真･北斗無双、アルスラーン戦記×無双をプレイ済みです。
今作は54時間ほどで、ストーリーをクリア。

昨年ネット通販にて、たまたま新品927円で売られていた今作を購入。
新品でも安売りされていることが多い今作について以前から気になっていたので、プレイしてみました。

世間での評価がイマイチな今作ですが、個人的にはそれほど悪いとは感じませんでした。
私はシミュレーションが下手で、三國志シリーズも自力ではクリアできないほど下手なんですが、今作では問題無くクリアできました。
難易度もそれほど高くなく、直感的ながらも自力で攻略でき、十分に楽しめました。

ただ、オススメできるかどうかと、正直微妙なところです。
ストーリーはそれほどしっくり来るものではなく、一騎当千の爽快感も「普通に無双アクション」でやりたいと感じるところがあるので、全体的に微妙な感じは否めません。
決して駄作ではないものの、特に良作でもないです。

無双シリーズが好きな方で「ちょっと変わったシステムでプレイしたい」という方にオススメです。