このゲームを簡単に説明すると『広い世界を自分の思い通りに作る事が出来る』作品です ■理想の設計図の99%を実現出来る建築システム マイクラと言えば建物の建設がメイン。 まずは木を伐採したり石を砕いたりして素材を集め、加工し、建築に必要な材料を調達する事から始まる。 次にブロック一つ一つを積み上げて一つの建物を作り上げる…言葉にするのは簡単だが、凝った建物ほど物凄く手間と時間がかかる。 逆に言えば、時間をかけるほど理想の建築物になるし、それを実現出来るシステムがマイクラには備わっている(重要!) 他ゲームのクラフト要素は高さ制限やブロックの種類など、思い描いた設計図を実現するのが困難な作品が多い中、本作品では超高層ビルや地下王国、マンション、城…アイディア次第でどんな建物も作れてしまう。 この完璧ともいえるクラフトが、多くのユーザーに支持されている理由だろう。 ■大きな都市、村、山、湖…作れないものは、ほとんど無い マイクラは単に凝った建築物が作れるだけではない(これだけでも十分な評価ではある) ・地面を切り開いて整地し、道を作って自宅を作る。建物をいくつも作れば住宅街に。 ・土のブロックを積み上げて木を植えれば山を作れる。山の中のペンション…なんて発想もあり。 ・住んでいる近所の町並みを再現するなんて楽しみ方も。 ・地面を掘って水をまけば川や湖になるし、雪に砂ブロックもある…これを利用して、プール付の別荘、豪華な庭がある豪邸だって作れる。 ・その気になれば世界中から土を排除し、一面砂漠世界や石だらけの世界、マグマだらけの怖い世界、あたり一面が森だらけ…文字通り自分だけの『世界』を作れる仕組みは、他のクラフト系ゲームの追随を許さない。 ■農家にもなれる 農業シミュレーションとして人気の牧場物語…そんな生活も実現出来てしまう。 ・畑を耕し、小麦やスイカやカボチャを育て、収穫して料理する。 ・豚、牛、鶏、羊、ウサギ、馬などを飼育出来る。これらを繁殖させて殺せば(多少残酷だが…)各肉や素材が手に入るし馬にも乗れる。 さすがに農家生活をメインにするにはパンチが足りないが、おまけ要素と呼ぶには十分な楽しみ方が出来る。 ■RPG要素あり 地下に潜ったり夜にだけ現れるゾンビ達を倒したり、レアなブロックをつるはしで壊して貴重な品を入手。 これらの品を使ってのみ作れる物も少なくないため、一つの土地に留まらず、世界を旅したい気持ちにさせてくれる。 とにかく入手できるアイテムの種類が豊富にあるため、収集欲が湧き出てくる。 ゾンビとの戦闘もあるため、アクションが苦手…という人には向かないと思いきや、四つの難易度から選べ、全く敵が出ないピースという難易度まで存在。ここまで万人に向けた配慮は素晴らしい。 ■特殊なパーツを組み合わせて面白い装置が作れる かなり難しいテクニックを必要とするが、トロッコを使ったジェットコースターやウォータースライダー、エレベーター、農作物の自動収穫、クリスマスツリー…とにかく作れる物は無限大。 ダウンロードコンテンツとしてクリスマスの街やスカイリムの世界など、様々なマップチップが用意されているため、このゲームで自分の理想とする世界を作れないのならば技術不足だ!と言い切れてしまうくらい自由度が極めて高い。 ■極めつけは全てのアイテムを無限利用できるクリエイターモード 最初から何も持っていないため、自分で土地を切り開き、敵を倒して素材収集。そして少しずつ建築していく…その過程を楽しめる人には半端ではない熱中度があるが、アイテムを集めるのが面倒!気ままに街づくりがしたい! …そんな要望に応えるのがクリエイターモードだ。 このモードはなんと、超貴重なアイテムに加えて村人やモンスターを召還する卵を含めた全アイテムを最初から所持し、無限に利用できる。 また、空中を散歩する事も可能であるため、思う存分クラフトを楽しめるだけでなく、自分の作った建物、町並みを空から眺める事が出来る夢のようなモードである。 ■低価格! レビューの評価には加味してはいないが、これだけのボリュームで2500円程度というのは、破格を通り越して投げ売り状態にも思える。 ものづくりが好きな人は、これを買わないでどーする!?と声を大にして言いたい。
■ドットが目立つ荒いグラフィック ハッキリ言って画質は汚い部類。パーツによっては初代PSどころかスーパーファミコンレベルである。 どれだけ素晴らしいビルディングを作ろうとも、近くに行くとドットが目立ち、台無しになる。 しかしこれがマイクラの味であるし、あえてブロックを強調した世界観は個人的に好みであるが、リアルな建築がしたいという人には向かないと思われる。 ■『最初から何でも出来る』=『何から始めて良いのか分からない』 一応チュートリアルワールドはあるものの、基本的な操作方法がメインのため、本格的に土地を開拓するには、攻略本やサイトの情報を頼らざるを得ない。 何でも出来るのはメリットでもあり『何でも出来てしまう』デメリットでもある。 RPGに例えれば、最初から全ての魔法を覚えており、どれがどんな効果があるのか全く分からない…といったところ。 ■内装パーツが乏しい 本作品の欠点は本格的な内装を作るパーツが少ないこと。 ベッドは一種類だし、カーペットにランプなど基本的なパーツはあるものの、数は多いとは言えない。 一応、数多くのブロックを組み合わせてダイニングテーブルやダブルベッド、エアコンなんて表現も出来るが、あくまでも擬似的。 追加コンテンツとして現代風のパーツもあるが、現代の町並みを再現するのはかなり難しい(アイディア次第で不可能ではない) ■ホラー要素がある サバイバルモード限定だが、出現する敵が恐ろしい声を発するゾンビやクモ、後ろからヒタヒタと近づく緑の物体…しかも触れると爆発し即死する。 そんな奴らが暗闇から現れるものだから、冒険が好きだから難易度をピースにしたくないという人でも、幽霊などが苦手な人には本当に怖いと思う。 とはいえ、バイオハザードのようなリアルさはなく、画質が荒いのが唯一の救いだろうか。
PC版で大ヒットしている作品であるが、それも納得の出来。 PS4と言えば『フォールアウト4』が中毒性の高いゲームの代名詞であるし、自分も所有しているが、今ではマインクラフトに全ての時間を奪われてしまった。 よく止め時が見つからない…というレビューを目にするが、このゲームほど、その表現が似合う作品は無い。 出勤前の10分間で庭の手直し、明け方に目が覚めて、ふと『あそこに畑を作ろうか』『あ、自宅を三階にして吹き抜けにしよう!』と思いつき、気づけばPS4のコントローラーを握っている…文字通り中毒である。 とはいえ、この手のゲームは本当に人を選ぶ。 興味が無い人にとっては開始5分で売り飛ばしてしまう可能性だってある。 牧場物語が合わない人は100%合わないだろう。 しかし、ピッタリ合ってしまう人にとっては仕事以外の時間をゲームに費やしてしまう危険性がある『悪魔のゲーム』である。 自信を持ってオススメできる傑作であるが、購入される時は睡眠不足を覚悟してもらいたい。
GOOD!
このゲームを簡単に説明すると『広い世界を自分の思い通りに作る事が出来る』作品です
■理想の設計図の99%を実現出来る建築システム
マイクラと言えば建物の建設がメイン。
まずは木を伐採したり石を砕いたりして素材を集め、加工し、建築に必要な材料を調達する事から始まる。
次にブロック一つ一つを積み上げて一つの建物を作り上げる…言葉にするのは簡単だが、凝った建物ほど物凄く手間と時間がかかる。
逆に言えば、時間をかけるほど理想の建築物になるし、それを実現出来るシステムがマイクラには備わっている(重要!)
他ゲームのクラフト要素は高さ制限やブロックの種類など、思い描いた設計図を実現するのが困難な作品が多い中、本作品では超高層ビルや地下王国、マンション、城…アイディア次第でどんな建物も作れてしまう。
この完璧ともいえるクラフトが、多くのユーザーに支持されている理由だろう。
■大きな都市、村、山、湖…作れないものは、ほとんど無い
マイクラは単に凝った建築物が作れるだけではない(これだけでも十分な評価ではある)
・地面を切り開いて整地し、道を作って自宅を作る。建物をいくつも作れば住宅街に。
・土のブロックを積み上げて木を植えれば山を作れる。山の中のペンション…なんて発想もあり。
・住んでいる近所の町並みを再現するなんて楽しみ方も。
・地面を掘って水をまけば川や湖になるし、雪に砂ブロックもある…これを利用して、プール付の別荘、豪華な庭がある豪邸だって作れる。
・その気になれば世界中から土を排除し、一面砂漠世界や石だらけの世界、マグマだらけの怖い世界、あたり一面が森だらけ…文字通り自分だけの『世界』を作れる仕組みは、他のクラフト系ゲームの追随を許さない。
■農家にもなれる
農業シミュレーションとして人気の牧場物語…そんな生活も実現出来てしまう。
・畑を耕し、小麦やスイカやカボチャを育て、収穫して料理する。
・豚、牛、鶏、羊、ウサギ、馬などを飼育出来る。これらを繁殖させて殺せば(多少残酷だが…)各肉や素材が手に入るし馬にも乗れる。
さすがに農家生活をメインにするにはパンチが足りないが、おまけ要素と呼ぶには十分な楽しみ方が出来る。
■RPG要素あり
地下に潜ったり夜にだけ現れるゾンビ達を倒したり、レアなブロックをつるはしで壊して貴重な品を入手。
これらの品を使ってのみ作れる物も少なくないため、一つの土地に留まらず、世界を旅したい気持ちにさせてくれる。
とにかく入手できるアイテムの種類が豊富にあるため、収集欲が湧き出てくる。
ゾンビとの戦闘もあるため、アクションが苦手…という人には向かないと思いきや、四つの難易度から選べ、全く敵が出ないピースという難易度まで存在。ここまで万人に向けた配慮は素晴らしい。
■特殊なパーツを組み合わせて面白い装置が作れる
かなり難しいテクニックを必要とするが、トロッコを使ったジェットコースターやウォータースライダー、エレベーター、農作物の自動収穫、クリスマスツリー…とにかく作れる物は無限大。
ダウンロードコンテンツとしてクリスマスの街やスカイリムの世界など、様々なマップチップが用意されているため、このゲームで自分の理想とする世界を作れないのならば技術不足だ!と言い切れてしまうくらい自由度が極めて高い。
■極めつけは全てのアイテムを無限利用できるクリエイターモード
最初から何も持っていないため、自分で土地を切り開き、敵を倒して素材収集。そして少しずつ建築していく…その過程を楽しめる人には半端ではない熱中度があるが、アイテムを集めるのが面倒!気ままに街づくりがしたい!
…そんな要望に応えるのがクリエイターモードだ。
このモードはなんと、超貴重なアイテムに加えて村人やモンスターを召還する卵を含めた全アイテムを最初から所持し、無限に利用できる。
また、空中を散歩する事も可能であるため、思う存分クラフトを楽しめるだけでなく、自分の作った建物、町並みを空から眺める事が出来る夢のようなモードである。
■低価格!
レビューの評価には加味してはいないが、これだけのボリュームで2500円程度というのは、破格を通り越して投げ売り状態にも思える。
ものづくりが好きな人は、これを買わないでどーする!?と声を大にして言いたい。
BAD/REQUEST
■ドットが目立つ荒いグラフィック
ハッキリ言って画質は汚い部類。パーツによっては初代PSどころかスーパーファミコンレベルである。
どれだけ素晴らしいビルディングを作ろうとも、近くに行くとドットが目立ち、台無しになる。
しかしこれがマイクラの味であるし、あえてブロックを強調した世界観は個人的に好みであるが、リアルな建築がしたいという人には向かないと思われる。
■『最初から何でも出来る』=『何から始めて良いのか分からない』
一応チュートリアルワールドはあるものの、基本的な操作方法がメインのため、本格的に土地を開拓するには、攻略本やサイトの情報を頼らざるを得ない。
何でも出来るのはメリットでもあり『何でも出来てしまう』デメリットでもある。
RPGに例えれば、最初から全ての魔法を覚えており、どれがどんな効果があるのか全く分からない…といったところ。
■内装パーツが乏しい
本作品の欠点は本格的な内装を作るパーツが少ないこと。
ベッドは一種類だし、カーペットにランプなど基本的なパーツはあるものの、数は多いとは言えない。
一応、数多くのブロックを組み合わせてダイニングテーブルやダブルベッド、エアコンなんて表現も出来るが、あくまでも擬似的。
追加コンテンツとして現代風のパーツもあるが、現代の町並みを再現するのはかなり難しい(アイディア次第で不可能ではない)
■ホラー要素がある
サバイバルモード限定だが、出現する敵が恐ろしい声を発するゾンビやクモ、後ろからヒタヒタと近づく緑の物体…しかも触れると爆発し即死する。
そんな奴らが暗闇から現れるものだから、冒険が好きだから難易度をピースにしたくないという人でも、幽霊などが苦手な人には本当に怖いと思う。
とはいえ、バイオハザードのようなリアルさはなく、画質が荒いのが唯一の救いだろうか。
COMMENT
PC版で大ヒットしている作品であるが、それも納得の出来。
PS4と言えば『フォールアウト4』が中毒性の高いゲームの代名詞であるし、自分も所有しているが、今ではマインクラフトに全ての時間を奪われてしまった。
よく止め時が見つからない…というレビューを目にするが、このゲームほど、その表現が似合う作品は無い。
出勤前の10分間で庭の手直し、明け方に目が覚めて、ふと『あそこに畑を作ろうか』『あ、自宅を三階にして吹き抜けにしよう!』と思いつき、気づけばPS4のコントローラーを握っている…文字通り中毒である。
とはいえ、この手のゲームは本当に人を選ぶ。
興味が無い人にとっては開始5分で売り飛ばしてしまう可能性だってある。
牧場物語が合わない人は100%合わないだろう。
しかし、ピッタリ合ってしまう人にとっては仕事以外の時間をゲームに費やしてしまう危険性がある『悪魔のゲーム』である。
自信を持ってオススメできる傑作であるが、購入される時は睡眠不足を覚悟してもらいたい。