【PS4】GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2015-12-10 |
価格 | 6372円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 75
- (難易度)
- 2.00
- レビュー数
- 6
スコアチャート
GOOD!
オリジナリティ:
空を飛ぶゲームは世の中にいくつもあれど、空に「落ちる」という体験は独特な体験で凄く気持ちの良いゲームになっている。
できるアクションといえば数が少なく重力の向きを変える、ちょっと浮いて地面を滑る、物の重力をなくし浮かせたり投げる
のこれくらいなのですが、本当にどんなルートでも移動できる自由度のおかげで全く新しいゲーム体験を生み出している。
気持ち良い体験を支えるグラフィックと音楽:
遠景からぼやけて近づき徐々に鮮明になっていく街やカートゥーン調で描かれるストーリーは世界に独特な印象を生み出している。
音楽は特に効果音が素晴らしく、落ちていく音・重力エネルギーが貯まる音・アイテムを集める音と気持ちよさが引き立っている。
音楽自体も素晴らしく、ミッションの時の音楽は楽しさと緊張感を兼ね備えたいい音楽。
熱中度:
全てが気持ちよく、正直なところ同じようなことを繰り返すだけのゲームなのだがロケーションの違いやなにより操作の楽しさのおかげでずっとやり続けたい衝動に駆られる。ミッションはオーソドックスにタイムアタックや戦闘のスコアアタック、変わり種の人運びなどがあるが難しすぎはしないが一発で最高ランクをとるのはぎりぎり難しいくらいの絶妙な難易度設定で難しすぎや簡単すぎで飽きることがない。
満足感:
以上すべてにおいて独自の体験を磨き上げられた環境(音楽・グラフィック)で楽しめることで、全体を通し新しいゲーム体験ができたと思う。
プレイ時間はトロフィーコンプの上で20時間程度と長くはない作りだが、プレイ時間に一切の無駄がなく気持ちよいまま終わりを迎えられるゲームだった。
また、幸福感をもたらす要因として主人公であるキトゥンがいい子であってシナリオに毒など不快な要素がないことも挙げられると思う。
BAD/REQUEST
シナリオ:
なんとなくグラビティデイズの世界の根幹にかかわるようなシナリオ展開が続いていたと思ったらなぜか小物の野望を阻止してエンドみたいな
尻切れトンボっぽいシナリオは、ゲームに物語性を求める人からはうーんといった評価になると思う。
ボリューム:
最近のゲームでは珍しく、オフのみ20時間程度で終わってしまうので物足りない人には物足りない
リトライなどのシステム(快適さ):
このゲーム唯一の不満点なのだがサイドミッションのリトライがないのがすごくイライラした。
タイムアタックがあるので最初ミスったらすぐやり直したいのだがリトライがなく、やり直しにはクリアするまたは諦めて専用フィールドから出た後再度ミッション挑戦という流れになっていて、地味なロード時間などでイライラする。
また、一部サイドシナリオで目的物の場所が見えないままうろつかされるが特に面白みもなくめんどくさいだけだった
COMMENT
(vitaからの移植ではあるが)新規IPとして全く新しい体験を生み出せた傑作
空に落ちるという体験は操作しなければわからないと思うが、操作してみるとこれほどしっくりくるとは驚いた。
ゲームとしてはリトライなどの細かいシステムに難は見られるものの、ゲームのつくりとしては完成している。
フリープレイに落ちたこともあるのでぜひPS4を持っている全員に遊んでほしい傑作。