PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

PSアワーズで安売りしていたので購入しました。

※シリーズプレイ作品
・アサシンクリード
・アサシンクリード ブラッドライン
・アサシンクリード レディ・リバティ
・アサシンクリードII


□アサクリらしく、アサクリらしくない
主人公は、海賊「エドワード・ジェームス・ケンウェイ」。
モチーフは極悪海賊のエドワード・ローかな？
アサシンやアサシン教団との関わりが皆無の割に、パルクール・鷹の目・暗殺、
他のアサシンに引けをとらない高スペックパイレーツです。
お金には目がない海賊で、ストーリーが進むに連れて色々学び成長していきます。
が、いい年こいたオッサンです。ボイスは海馬瀬人で有名な、あのお方です。
あと、アサクリIIIのコナーの祖父にあたる方です。

今作では、海上が全体マップの80%以上を占めていて移動も船になります。
一度言った場所には高速移動が可能です。


□指名手配の撤廃
前作までは、殺害などを行うと街中に手配書が貼られ警戒されましたが、
今作ではそれが完全撤廃されました。張り紙なんてものはありません。
兵士の前で殺害・死体を運ぶ・武器を向ける・接近する、警戒エリアで見つかる等、
それ以外の行動では大体歩いている限りは何もしてきません。
ただし、海上では手配度がありますが、後述。


□これぞ海の男
今回は、主人公が海賊なだけあって海がメインになります。
陸→船→航海はシームレスで、ロードは一部都市から船を出す時だけ入る感じ。
武器も臼砲・側砲・火薬樽など豊富で、それらは資材と資金・設計書で強化ができます。
強化することで、船舶の見た目にも当然変化があります。
帆や船首もかなりの数が用意されています。DLCで入手できるものもあります。

艦隊戦では、それらを使いこなして敵戦艦を攻撃します。
航行不能状態まで弱らせると、攻撃して沈没させるか乗り込んで奪うことも出来ます。
奪うと言っても、自分の船の修理か自分の艦隊に入れる、手配度を下げるの3択です。
敵戦艦を沈没させる・乗り込むと手配度が上昇し、最終敵は海賊ハンターに追われることになります。
鷹の目でも持ってるのか知りませんが、延々追われている記憶しかありません。


□火力もまた男のロマン
武器の購入もありますが、島々で小動物を殺害しアイテムを得ることで、
ピストルホルスターなどのアイテムが作成できるようになります。
剣は標準で2本、ピストルは最大4丁持てるようになります。そう、4連射。
ただし、リロードはその時代のピストルっぽく遅め。モーションもこってますねぇ。
最強武器はサブミッションをクリアするだけで入手できます。


□こんな海で泳ぎたい(金槌ですが)
海に力を入れているだけあって、波の表現がひたすらキレイです。
GTAVでもかなりキレイでしたが、こっちは海の表情も頻繁に変化するのでGOOD。
風に船が流されたり、強風に乗って早めに移動できたり、逆もまた然り。
風の強さによっては高波が発生したり、スコールに遭う、嵐に巻き込まれ竜巻に追われる。
さすがに、嵐の中には飛び込みたくないですが、ゲームの中でしか出来ないので是非。


□海賊らしいBGMも。
あまり耳に入るBGMはありません。
ただ、艦隊戦で流れるBGMはどれも優秀です。
特に、「The High Seas」は、パイレーツ・オブ・カリビアンを思い出すかのようなフレーズ。
ちょうかっこいい。自分より少し上の艦隊と敵対するときに流れます。
ずっと聞いてたい！が、呑気にしてるとこっちが沈められる。困ったもんだ…

BAD/REQUEST

□お金持ちになりたい気持ちもわかる。
マップのいたるところに宝箱があり、そこから金銭が入手できます。
が、非常に少量なので稼ぎにいいかといえばそうでもない。
効率よく稼ぐには、海に出てレベルの高い船を襲撃して稼ぐ、それしかない。

終盤の船の装備も、今まで稼いだ分を要求されているような気分になります。
武器も普通に高い。まさかゲームの中でも節約生活を強いられるなんて。

PSアワード中なら「リソースパック」が108円なので、それで一気に稼ぐのもあり。
素材もたくさん手に入るので、1回買うだけでもかなり変わると思います。
というか、ちまちま集めているのがアホになるほど。


□とりあえずバグが多い。
船の中にめり込む、地面の下に落ちる、見えてはいけない世界が見える、首の角度がおかしい。
死体の動きがおかしい、占領した砦に敵兵がいる、自分の船に敵兵が乗っている。
そんなゴー○・シ○ュレーターばりのネタバグが残って…いた！
戦闘中に、なぜか敵を攻撃してくれない超ヤサメン主人公。いや、斬れよ。
クリケット銃は、銃口より狙撃者側にいても当たる。
時に面白く、時にイライラするバグの数々。そんな国産ゲーじゃないんだからさ…(え？


□多勢に無勢はある程度解消、ガード弾き無効のイライラ野郎は健在
前作から指摘があった多勢に無勢状態。実況も見ていましたが、あれはひどかった。
今作では、多勢に無勢状態になることもやはり多い。
カウンターをうまく使って脱出するのが吉。跳びかかって捕まると、ストレス【大】。

ガード弾き、通常攻撃無効の敵も存在。カウンターで崩し、一気に殺したいのだが、
そういう状況に限って多勢。集団リンチして嬉しそうね兵隊さん。
そんな状況になった時に煙幕使って、周りに奴らをぶっ殺しましょう。
アサクリ特有の動きもあって、うまいこと狙えない状況もありますが、我慢するしか無い…


□おまけのおまけ
現代編では、プレイヤーがケンウェイの子孫だという設定らしいです。
序盤では、アサシンの生き残りデズモンド・マイルズのその後も見ることが出来ます。
プレイヤーが現実世界ですることは、移動・ハッキング・ハッキング・パズル。
あまりにも単調すぎるし、別になくても良かったんじゃないのかな。
ちなみにプレイヤーの顔は見れないです。


□いざ、伝説の船へ
超理不尽な動きを行う最強の船たち。エリアの4隅にいる船は圧倒的な強さを誇ります。
船尾しかダメージが通らない、突進ダメージが強い、2隻で挟み撃ち、大砲野郎。
どれも気を抜いてしまうと、船の耐久力がごっそり削られる相手ばかり。
ものすごく巨体なのに、スクーナー船のこっちより早いとかどうなってんの？旋回性能も…
もう訳がわからないよ…となるほど強力な船に挑んでストレスマッハ。

COMMENT

最初にも書きましたが、ナンバリングのアサシンクリードはあまり遊んでいません。
アサシンクリード→ブラッドラッド→レディリバティときて、
やってることが同じでマンネリ状態になってしまい、しばらくは触れませんでした。

今作は、ほんとうに「アサシンクリード」らしくないゲームです。
2刀流、4丁のピストル、海賊船に主人公と明らかに異色とも言える作品です。
シリーズにマンネリしてた自分にとってアサクリを再始動するにはいい機会でした。


パルクールも健在ですが、地上でコソコソするよりは圧倒的に海原を漂っていることが多いです。
その分、海の藻屑にされることも多いですが(笑)

カリブ海ということで、黒ひげなど有名になった人物も多数登場します。
主人公エドワードは、極悪な海賊ですがテンプル騎士団に内容を改竄されたのかも。

次回作のシンジケートは、早くも「いつものアサクリ」との評価ですが、狩ってみようと思います。

従来とは全く別の路線をとった本作、PSアワード中はかなりお得なので、
気になった方はぜひ検討してみてくださいね。


＜おまけ＞
1度、海馬瀬人と同じ声優と知ってから、頭のなかで彼が邪魔をしてきます。
「滅びのバーストストリーム！」やら「洗脳ブレインコントロール」が連続再生されて非常に困りました。
声もそのままですからね…