【PS4】ディビジョン
発売元 | ユービーアイ ソフト (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-03-10 |
価格 | 9072円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オンラインRPG ■ プレイ人数:1~4人(オンライン専用) |
- 総合ポイント
- 72
- (難易度)
- 3.00
- レビュー数
- 15
スコアチャート
GOOD!
【引き込まれる設定とストーリー】
ドル札にウイルスを付着させ、それを流通させることでパンデミックを起こしたニューヨークを舞台に、
主人公は「動く司法裁判官」となり、暴徒や脱走囚人、思想をこじらせた宗教集団と戦っていくストーリー。ジャッジドレッドを思い出す。
映画や日本の漫画でよくあるような設定だが、見せ方や仕掛けが巧い。
エコーと言われるダークソウルシリーズでおなじみの血痕に似たシステムを採用しており、ニューヨークが如何にして混沌に向かったかが、街を探索すればするだけ分かるようになっていて自然にストーリーに引き込まれる。
エコーを集めると経験値が貰えたり、アイテムが貰えたりする。
【緊張感のあるゲームバランス】
敵の攻撃を無防備でマトモに食らうと装備を整えても簡単に死んでしまう。物に隠れて撃っていても、グレネードを投げて来たり、回り込んで背後から攻撃してきたりと、AI知能が高め。よってその辺のPOP沸きの雑魚敵も油断はならない。
発電機を作動させるために、重い電池を持ち歩く(持っている間は攻撃できない)などというギミックや、隠れてる壁が銃で削れるためにある程度移動が要求されるミッションなどもあり、ノーマルモードでも中々歯ごたえがある。
【中毒性のあるトレジャーハント】
何十種類もある武器や防具の中で同じものでも能力が異なるので、ついつい自分にあったものが出るまで探してしまう。
同じ銃本体の能力でも、クリティカル率が高いもの、命中率が高いもの、あるスキルの威力を上げるなど色々ある中で、その銃に付けるサブパーツも同じくして能力のランダム性があるので物探しに謎の中毒性がある。
ディアブロなどハクスラと呼ばれるようなゲームシステムとその辺は類似している気がする。
【中毒性のあるクラフトワーク】
上記で得た武器や防具などを分解して新しいアイテムを作るシステムがあり、これまた付加する性能がランダムだったりするため、ついつい自分にあったものが出るまでやってしまう。使わないような非レアアイテムも、分解して新しいレアアイテムを作るための素材になったりするので、一度探索したエリアも素材集めのためについつい探索してしまう。
【着せ替えアイテムが充実】
プレイヤーを着飾るアイテムも沢山あり、それを集めるのも楽しい。街で落ちている一見なんの脈絡もないアイテム(水、缶詰など)も、街でランダムで徘徊している難民にプレゼントすると服をくれたりする。
【オンラインの共闘ミッションが熱い】
上で書いたように雑魚敵でもそこそこ歯ごたえがあるので、ミッションのスタート地点にマルチプレイでやるやらないの選択肢を用意してくれている。マルチでやる場合、敵の強さも集まったプレイヤーのレベルに合わせて遊びやすく調整されているので、共闘感を楽しむことができる。
【すでに年内のアップデート概要が提示されている】
現時点でほぼ1ヶ月周期のアップデートが明言されていて、どれもそこそこボリュームがある内容と推測される。ディアブロなどハクスラの要素があるゲームは中毒性がある反面、持久力が乏しいケースがあるが、運営側もそこは把握しているみたいなので先の期待ができる分、非常に楽しみ。
BAD/REQUEST
【戦闘が単調になりがち】
雑魚敵のAIが高めなので、高低のあるステージのマップや火災現場での戦闘など「異なる状況での戦い方」はあるものの、動作として物陰に隠れてヘッドショットを狙っていくという「基本的な戦い方」は変わらない。スキルなどで自動砲台を置いたり、追尾地雷を撃ったりすることはできるが、プレイヤーが遊び方に変化を持たせて戦っていかないと飽きてしまう人もいるだろう。
また、他のゲームのようにキャラクターが強いボスがほとんど出てこないので、良い意味で言えばリアリティがあるのだろうが、演出としては物足りないと感じる。対個人というより、対組織という戦いがしっくりくる。
【全世界統一サーバーラグの弊害】
この記事を書いてるのが3/14日だが、その時点でサーバーは安定しているとは言い難く、1〜2時間プレイして1回は強制ログアウトされるような不安定が続いているように思う。酷い時はソロでやっていてもラグがあり、ヘッドショットをオーバーキルでぶち込んでいるのに死亡するまで2秒くらい掛かったりするときがある。
次第に改善されるのだろうが、現状ではプレイの弊害にしかならず、手放しで褒められるものではない。
【キャラメイクのセンスが…】
MGOやドラゴンズドグマ、オブリビオン系のゲームと比べるとあまりに酷いと思う(笑)。
顔パーツが少なく、髪型も顔パーツ依存なので自由度は少ない。多分、選ぶ顔はほとんど決まっているんじゃないかな…。
COMMENT
ベータ版をやりつつ、製品版を購入、未クリア。BF、COD、MGOなどもプレイ経験あり。良く巷で比較されているゲームのディスティニーは未経験。
総評としては良くできていて、ハクスラ系の要素のあるFPSは初めてだったということもあり、かなり楽しめている。
アイテムコレクトをなぜするのか?という動機の部分がうまく機能していて無駄なアイテムがない。
黙々と探索&戦闘を繰り返して、ストーリーや街の人の惨状を追いながら、集めたアイテムを解体し、自分に向いたアイテムを作り、失敗したらまた探索して…いつの間にか6時間くらい飯も食わずにやっていたという中毒性。個人的に陰気なストーリーが好きなせいか、ソロプレイでも十分に遊べるものになっていると感じる。
しかしながら言語のローカライズ(謎の関西弁)や機能の説明のタイミング、上で挙げたラグなど、細かいところに手が行き届いてない印象はあり、残念なところもある。
上でも書いた通り、先のアップデートで伸び代がかなり期待できると思うので、これから楽しみなゲーム。