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【PS2】吸血奇譚 ムーンタイズ

発売元 ガンホー・ワークスオフィシャルサイト
発売日 2008-02-28
価格 7140円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon
タギングトップ3
タイトル概要 吸血奇譚ADV
PCソフト「ドラクリウス」のキャラクターや設定を生かしつつ、新たに制作された恋愛アドベンチャーだ。主人公・荻島潤の前に突然現れた吸血鬼の血を引いているメイド・ベルチェとの、成長の軌跡を描いた作品だ。



オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 2pt 4pt 4pt 4pt 1pt
総合点
77pt

GOOD!

●ホラー的な世界観
吸血鬼化の定義が奥深い。人間から吸血鬼に変わることへの不安や恐怖などが
上手く表現している。また吸血鬼の特殊能力が個々によって違うところが
面白い。ライターの文章表現力はなかなかのもの

●アダルトな作画
元がPCアダルトソフトだけあって、イベントCGはアダルトな構図が多く良質。
少しアニメーションする場面もあります。また立ち絵も種類が多くキャラの
表情が豊かなので、見ていて楽しいです

●主人公がハーレム状態
メインヒロインが次々と主人公の家に住み着くことになり、学園でも常に女性に
囲まれた状態とうらやましい状況になります。まあその分苦労も絶えませんが。
キャラ同士の掛け合いが面白く、敵に襲われてハラハラする場面も多いので、
結構熱中します

●快適な環境
オートモード・既読スキップはもちろん、早送りや巻き戻し機能もあり操作は
快適。またオプションも細かいカスタムが可能でロードも早い

BAD/REQUEST

●音楽がイマイチ
OP曲・ED曲(歌なし)も含めて音楽が印象に残らない。ホラー的な世界観に合わせ
過ぎて、暗くてレトロなイメージをもつ曲が多い。せめてバトルシーンには
もっとアツイBGMを流して欲しかった

●残虐な描写有り
絵はそれほどでもなく、主にテキストでの表現になるが…。敵には狂気に走った
胸クソ悪いキャラが多いので、当然残虐な描写がそれなりに有ります。この手の
物に全く耐性を持っていない人にはキツイかも

●EDリストがない
「回想シーン」機能にはシーン名が付いていないので、EDリストがないと
クリアしたルートは何ENDだったのかが判らない。
まあ選択肢は非常に少ないので、難易度は易しいけど

COMMENT

お約束と言ってしまえばそれまでだが、主人公が終始ハーレム状態という
うらやましい環境でプレイできます(笑。無論それだけでなく、奥深い世界観や
ハラハラするバトルシーンなど伝奇物としては良作に入ると思います。
ただ『あやかしびと』のような、「燃えるぜ!」的な路線とは少し違います。

ライターのあくが強いと言うか。色々な専門用語が多く出てくるし、主人公の
戦闘スタイルが主に知能戦だったり、説明が出てくる場面はやたら長かったり、
ご都合的な展開も多かったりと。それでいてゲーム性は低いので、ゲームと
言うよりは分厚い小説を読んでいる感覚がする作品です。

よってかなり人を選ぶ作品かと。まず飽きやすい人には向きません。
伝奇物に興味がある人で、分厚い小説を読むのが苦にならないような
人にオススメします。

 
プレイ時間:わからない(クリア済)
リキさん  [2008-04-28 掲載]

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総合ポイント
77
(難易度)
1.00
レビュー数
4
スコアチャート 吸血奇譚 ムーンタイズレビューチャート

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25%
90-100
【60点以上】
75%
【標準偏差】
21.75