【PS4】スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-03-31 |
価格 | 8618円(税込) |
レーティング | 【C】15才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 38
- (難易度)
- 1.95
- レビュー数
- 20
スコアチャート
GOOD!
※過去シリーズプレイ済みの意見です。
■キャラクター
4の時と比べると人形らしさが抜けて、アニメっぽい描写になったので非常に良くなったと思います。
■舞台
3の時の様な中世時代の惑星が舞台で、序盤から変にSF要素が多かった前作よりもシリーズ初プレイの方も取っ付きやすいです。
■シームレス戦闘
移動しながらのロードなしで戦闘が始まるのは快適でしたが他の部分は悪かったので詳しくはBADの部分で書いています。
BAD/REQUEST
■戦闘
人数が7人になった事により、常に技や魔法が飛び交っているのでもはや何をやっているか分からない状態です。
またキャラクターも一応切り替えて操作できるのですが移動時には主人公になっているので
戦闘が始まると別キャラクターに自動切り替わる→戦闘エリア外にいるので勝手に戦闘から逃走といった現象が頻繁に起こります。
カメラもはっきり言って見にくいです。
■バトルスキル
なんとレベルを上げても一切覚えません。
クエストやダンジョンから手に入る本を使わないとどれだけがんばってレベルを上げても初期のままです。
■クエスト
今回の一番ひどいと思ったポイントです。
〇〇を倒せ、〇〇のアイテムを持ってこい、と言う内容のクエストがほぼ全てです。
またエリア移動にも時間がかかる上に該当の街まで戻らなければならず、クリアしたとしても似た様な内容のクエストが延々追加された時には
乾いた笑いしかでませんでした。
じゃあやらなければといいやと思いますが、戦闘で使うスキルやパーティースキルなどが報酬になっており嫌々でもせざるを得ない状況でした。
■アイテムクリエーション
シリーズ恒例のシステムですがこれもクエストでの解放になります。
これはウェルチというNPCとのイベントで始まるのですが、イベントと言っても彼女が一方的に話しているだけ。
プレイヤーのキャラは最初から最後まで無言でリアクションだけしている為に非常に手抜き感が出ています。
またストーリーを進行させないと解放クエストも発生しない為、使えるICに制限がかかっています。
■プライベートアクション
これもシリーズ恒例。本来ならばGOODに入るはずなのですが今作はそうじゃありません。
好みにもよりますがまず無駄に多いです。そして一回に発生する数が限られているのでイベントを見終わった後に何回もエリアチェンジをして
消化することになります。(2つ発生→エリアチェンジ→1つ発生→エリアチェンジ→1つ発生..のような流れ)
これが本当に面倒で楽しくないにも関わらずやたら力が入っているのが気になりました。
■ダイナミックカットシーン
今回イベントもシームレスで発生するのですが、プライベートアクションやストーリーイベントのほとんどがこれを使ったものであり大した動きもしないまま淡々と喋っていたり、移動しているだけなので迫力もくそもあったものではありません。
またここから戦闘に繋がったりするのですが飛ばしもできませんしカットもありません。
そのため全滅したりするものならまた最初から見るハメになります。
■シリーズ設定を無視した技や規模の小さいストーリー
3をやった人ならご存知かと思いますが何の設定もない主人公がいきなりイセリアルブラストを撃てます。
あれは特殊な設定の3の主人公だから使えたわけですが、今作の主人公は何の前触れもなく使う事ができます。
シリーズファンからしたら疑問にしか感じませんでした。
冒険の舞台も非常に小さく2や4のように次の惑星に...と言った事も無く、最初から最後までプレイしはじめて2.3時間で行ったエリアを何回も移動する感じです。そのため冒険を進めてもワクワクする様な事もなくそのままエンディングを迎えました。
COMMENT
SOシリーズ、ヴァルキリープロファイルとAAA作品の昔からのファンだったのですががっかりの一言です。
良い所もあるにはあるのですが圧倒的に悪い部分が目立ちます。
最初の2時間ぐらいは楽しいと思います。ですが同じMAPを何度も移動させられたり、せっかくレベルを上げてもスキルは増えないしクエストは大量の水増し。プレイしていて楽しいと思う部分が少なかったです。
前作の評判が良くなく、シリーズもこれで終わるのかと諦めていたので今作が発表されたのを知った時には素直に喜んでしました。
よく形にしてくれたと今作のプロデューサーには感謝しましたが、しかし箱を明けてみれば前作にも勝る完成度の低さ。
本当にがっかりとしか言いようがありません・・。
今作の出来次第で他のAAA作品の続編も期待できると思われていたので余り酷評は避けたかったのですが
ある意味これがきっかけでAAA作品の衰退を感じる事が出来ました。
もう楽しめるようなゲームを作れる会社ではなくなったのかもしれません。