PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

★．１

僕にとって一番進歩が感じられたのは、ムービー数の大幅増加。
前作では過去シリーズの宣伝が主だったのですが、
今作においては勢力毎の途中イベントムービーがしっかりと収録されています。
また、エンディングにおけるキャラクターの台詞も増えており、
前作では影の薄かったキャラクター達も出演していたりと一見する価値はあるでしょう。
欠点は登場キャラクターに偏りがある事。
相変わらず一部のキャラクターの扱いが酷いのは、主要武将数から言って仕方がない部分もあるかも知れませんが。


★．２

戦闘システムも前作から大幅に見直された感じがあります。
全体的に難易度が低下し、激難における戦闘ダメージが敵味方双方で減少しました。
これには賛否両論あるかと思われますが、個人的には良いかと。
さすがに、前作の“紙より薄い防御力”では初心者には厳し過ぎますからね。
また、弓攻撃力が上昇した為稲姫や孫尚香といった弓使いキャラが強くなりました。

★．３

キャラクター数の増加。
設定や容姿がほぼ一新されてはいるものの、
真・三國無双２以来の登場となる女渦と伏儀の二人に加えて、
太公望、源義経、平清盛、卑弥呼、孫梧空の新規キャラクター達。
更には戦国無双２猛将伝から追加されたガラシャを含む６人が新規追加されました。
これによってイベント数が増えたり、前作ではなかった武将同士の掛け合いが見られたりします。


★．４

バーサスモードやドラマティックモードといった要素が追加され、
前作のように簡単に飽きが来るという事はなくなったと思われます。
これは個人差にもよりますが、僕は今のところ充分に楽しむ事が出来ていますね。


★．5

イベントやステージ数が増えた事により、当然ＢＧМの数も増えました。
中には真・三國無双２に収録されていた行軍、優勢、
真・三國無双３に収録されていた虎牢関の戦いの曲などもあって新鮮味がありますね。
小牧長久手のステージも専用テーマが復活、桶狭間は戦国無双１と２の両方が用意されていたりとファンにとっては嬉しい限りです。
魔王再臨オリジナルテーマの五行山と邪馬台の専用曲は個人的にとても気に入りました。

BAD/REQUEST

★．１

プレイステーション２の処理能力の限界なのか、
前作以上に処理落ちが酷く見られました。
致命的なのは一定数の敵がいると画面に表示しきれなくなって消えてしまう事。
協力プレイをしている時は一層酷く、
例として今川義元がチャージ２で敵を打ち上げた際に
打ち上げた敵が消失して最後まで技が決まらなかったり。
動作が遅くなってしまう事も多く見られ、快適性はほとんどないと言っても過信ではありません。


★．２

キャラクター数が増えた事は良いのですが、
育成する手間を考えれると悪い面もあると思います。
前作のデータが引き継げれば良かったのですが、
残念ながら全て最初から育てなおさなければならない為、どうしても作業的な感じがしてなりません。
また、キャラクター数が多い為にイベントやムービーでの扱いがキャラクター毎に大きな偏りが見られるのもよろしくない部分と思います。


★．３

協力プレイの際の２プレイヤーのキャラクターが１プレイヤーと同じ事。
これは前作から不満が多かった筈なのですが結局変更される事はありませんでした。
同じ戦場に同じ武将が二人いるのは不自然なので、
ここは絶対に改良すべき部分かと思われます。


★．４

バーサスモードが対人戦のみでＣＰＵを相手にプレイ出来ない事も致命的です。
つまり、ゲーム出来る人が友人等にいない方はバーサスモードをプレイできません。
何故ＣＰＵとの戦いが出来ないのか疑問です。
また、ドラマティックモードはそのステージをクリアしても使用キャラクターが固定されたままなのもマイナス評価。
中には固定キャラクター同士の掛け合いさえほとんどないステージもあり、あえてキャラクター変更不可にする理由が分かりません。
せっかく新規で追加されたステージなのですから、自分の好きなキャラクターでプレイしたいと思うプレイヤーは多い筈。

★．５

これは僕の気のせいなのかも知れませんが、
シナリオ（フリー）モードとドラマティックモードの難易度が異なる事。
同じステージ星、同じ難易度の筈なのに、
ドラマティックモードの敵の方が遥かに強力でした。
例として、ステージの星が１なのに難易度を激難にした途端、
シナリオモードの星５ステージの難易度激難よりも遥かに敵が強いのは違和感を覚えます。

COMMENT

良い所はあれど悪い所もあるのはどのゲームも同じ事。
買えば損するという事はないと思いますし、
少なくとも前作をプレイした事のある人は購入してみても良いと思います。
遠呂智編を除いてストーリーが前作との結び付きが強い為、
前作未プレイの方は一度前作をプレイしてからやる事をお勧め致しますね。

ただ、快適性だけは期待してはダメです。
処理落ちの酷さは過去シリーズと比較しても特に酷いですから。