ファン待望のペルソナシリーズのナンバリングタイトルが満を持しての登場。冤罪から保護観察処分となる主人公。権力者からの圧力により不当な処遇を受ける仲間(共犯者)たちと絆を育み、悪の権力者を改心させる「怪盗団」の活躍を描くピカレスクロマンRPG。 ・HD試験作「キャサリン」を経て、ペルソナ4から大きく進化したビジュアル ペルソナ4ゴールデン程度の質かと思いきや、キャサリンから若干質を落とす程度に仕上げられています。 大手のゲームと比べると見劣りしますが、国内メーカーでここまで頑張って作りこんでくれているのは好感が持てます。 悪魔のテクスチャがHD化に伴い、全て描きなおされていたのには脱帽。 とはいえ、所詮HD画質(720P)でPS3用に制作されたものなので、寄るとジャギジャギしてます(笑) ・進化した戦闘システム マンネリ化を打破するために「悪魔との会話」、「銃の復活」等、意欲的に新or旧システムが盛り込まれています。 マンネリ化は防げていませんが、大きな変更を加えるリスクを考えるとこれくらいで良かったのかもしれません。 ・モルガナ モーションが異常に作りこまれていて、彼を見ているだけで顔がニヤけてしまいます。 大谷さんの好演もあり、とても素晴らしいキャラに仕上がっています。 ・副島氏の画力向上・タッチの変化 氏のファンとしては満足。ただ、サブデザインをされてる方との絵柄が剥離しすぎてしまっているのが気になりました。
・ストーリー展開の粗が目立つ 展開が徐々に雑になっていきます。顕著なのは「物語を大きく左右するトリック」周り。プレイヤーをも騙そうという意図があったのでしょうが、説明・描写不足で説得力皆無。 ・一部主要キャラクターが空気化 後に合流するメンバーが有能で、無個性な初期メンバーは蚊帳の外。モブみたいなリアクションするだけです。 ・カタルシスの無さ 序盤に出てくる公安、偽証した女性被害者・・・胸の悪くなる展開を見せ付けられるにも関わらず・・・(ネタバレのため削除しました)・・・。 ・・・(ネタバレのため削除しました)・・・してしまう終盤の黒幕と、自己保身のために暗躍する黒幕の取り巻きは・・・(ネタバレのため削除しました)・・・任せよう・・・え??? ・シナリオライターの暴走 P4Dの要所で入る「寒い例え話」が見るに耐えない出来で全て飛ばしていたのですが・・・似たような文章をコープで見せられます。 これ、面白いと思ってやってるのかなぁ・・・ ・鴨志田パレス(チュートリアル)の冗長 懇切丁寧に手ほどきしてくれるのはありがたいのですが、詰め込みすぎです。長すぎてここで脱落しそうになりました。 ・凡庸で面白みの無いパレス攻略 ただ広いだけで、凝ったギミックや目を惹かれるような演出はありませんでした。 ・演出の一環に落ち着いたBGM 展開なんぞお構い無しに自己主張する目黒サウンドが大好物なので、添え物程度に落ち着いた今回のBGMは印象に残りませんでした。 味のある問題児⇒無難で味気ない優等生になってしまったかな。 ・ユーザビリティの低さからくる古臭さ 戦闘後のロード等、操作不能になる場面が非常に多い。スキップも相変わらず早送りのみで、オールスキップがない。 洗練されず、演出過多なメニュー画面は何の冗談かと・・・ ・大味な戦闘バランスと、それに伴う攻略する意味の薄いメメントス(自動生成ダンジョン) パレスごとの取得経験値・金額に大きな差があるため、長時間かけてレベルを上げるという行為が無駄である本作。 具体的な数値をあげると、前回攻略したパレスのおよそ2~3倍もの経験値が得られる。 そして、メメントスで出現する敵は攻略完了したパレスのものに限定される。得られるものがほぼ皆無。
総プレイ時間110時間。難度ノーマルでクリア。 20thアニバーサリー版を購入。 マンネリ打破のために色々盛り込んだり、利便性・快適性の向上を図ったり、奇抜な展開を試みているものの、ことごとく失敗or機能していない。 プレイ感覚は良くも悪くも いつものペルソナですので、熱心なシリーズファン以外にはオススメできません。 低いユーザビリティと胸クソ展開への耐性が無い方は回避推奨。
GOOD!
ファン待望のペルソナシリーズのナンバリングタイトルが満を持しての登場。冤罪から保護観察処分となる主人公。権力者からの圧力により不当な処遇を受ける仲間(共犯者)たちと絆を育み、悪の権力者を改心させる「怪盗団」の活躍を描くピカレスクロマンRPG。
・HD試験作「キャサリン」を経て、ペルソナ4から大きく進化したビジュアル
ペルソナ4ゴールデン程度の質かと思いきや、キャサリンから若干質を落とす程度に仕上げられています。
大手のゲームと比べると見劣りしますが、国内メーカーでここまで頑張って作りこんでくれているのは好感が持てます。
悪魔のテクスチャがHD化に伴い、全て描きなおされていたのには脱帽。
とはいえ、所詮HD画質(720P)でPS3用に制作されたものなので、寄るとジャギジャギしてます(笑)
・進化した戦闘システム
マンネリ化を打破するために「悪魔との会話」、「銃の復活」等、意欲的に新or旧システムが盛り込まれています。
マンネリ化は防げていませんが、大きな変更を加えるリスクを考えるとこれくらいで良かったのかもしれません。
・モルガナ
モーションが異常に作りこまれていて、彼を見ているだけで顔がニヤけてしまいます。
大谷さんの好演もあり、とても素晴らしいキャラに仕上がっています。
・副島氏の画力向上・タッチの変化
氏のファンとしては満足。ただ、サブデザインをされてる方との絵柄が剥離しすぎてしまっているのが気になりました。
BAD/REQUEST
・ストーリー展開の粗が目立つ
展開が徐々に雑になっていきます。顕著なのは「物語を大きく左右するトリック」周り。プレイヤーをも騙そうという意図があったのでしょうが、説明・描写不足で説得力皆無。
・一部主要キャラクターが空気化
後に合流するメンバーが有能で、無個性な初期メンバーは蚊帳の外。モブみたいなリアクションするだけです。
・カタルシスの無さ
序盤に出てくる公安、偽証した女性被害者・・・胸の悪くなる展開を見せ付けられるにも関わらず・・・(ネタバレのため削除しました)・・・。
・・・(ネタバレのため削除しました)・・・してしまう終盤の黒幕と、自己保身のために暗躍する黒幕の取り巻きは・・・(ネタバレのため削除しました)・・・任せよう・・・え???
・シナリオライターの暴走
P4Dの要所で入る「寒い例え話」が見るに耐えない出来で全て飛ばしていたのですが・・・似たような文章をコープで見せられます。
これ、面白いと思ってやってるのかなぁ・・・
・鴨志田パレス(チュートリアル)の冗長
懇切丁寧に手ほどきしてくれるのはありがたいのですが、詰め込みすぎです。長すぎてここで脱落しそうになりました。
・凡庸で面白みの無いパレス攻略
ただ広いだけで、凝ったギミックや目を惹かれるような演出はありませんでした。
・演出の一環に落ち着いたBGM
展開なんぞお構い無しに自己主張する目黒サウンドが大好物なので、添え物程度に落ち着いた今回のBGMは印象に残りませんでした。
味のある問題児⇒無難で味気ない優等生になってしまったかな。
・ユーザビリティの低さからくる古臭さ
戦闘後のロード等、操作不能になる場面が非常に多い。スキップも相変わらず早送りのみで、オールスキップがない。
洗練されず、演出過多なメニュー画面は何の冗談かと・・・
・大味な戦闘バランスと、それに伴う攻略する意味の薄いメメントス(自動生成ダンジョン)
パレスごとの取得経験値・金額に大きな差があるため、長時間かけてレベルを上げるという行為が無駄である本作。
具体的な数値をあげると、前回攻略したパレスのおよそ2~3倍もの経験値が得られる。
そして、メメントスで出現する敵は攻略完了したパレスのものに限定される。得られるものがほぼ皆無。
COMMENT
総プレイ時間110時間。難度ノーマルでクリア。 20thアニバーサリー版を購入。
マンネリ打破のために色々盛り込んだり、利便性・快適性の向上を図ったり、奇抜な展開を試みているものの、ことごとく失敗or機能していない。
プレイ感覚は良くも悪くも いつものペルソナですので、熱心なシリーズファン以外にはオススメできません。
低いユーザビリティと胸クソ展開への耐性が無い方は回避推奨。