・オリジナリティ シリーズ通してのオサレUIや独特のBGMなどペルソナの世界に入り易い感じ コープ(取引)や自分の人間性を高める等他のRPGに無い要素が多い ・ストーリー 現実に照らしあわせると齟齬が出まくりだが、「権力等によって歪みきった大人たちが蔓延する現実そっくりな世界」と考えれば そこまでおかしくは無いと思われます。公権力は当てに出来ず、ターゲットの取り巻きは信用ならない、大衆は煽るだけで現実を 一切変えようとはしない・・・そんな世界だからこそ「反逆」の意思をもった主人公たちだけが欲望の世界でオタカラを盗み出せる。 欲を言えば各ボスの自滅がワンパターンだったのは改善してほしい所 ・グラフィック 前作までの自動生成の面白みもなにもない無味乾燥なダンジョンと違い、各種ギミックのある特徴的なダンジョンになりました。
◯システム 残念ながら、今作に限った事ではありませんがシリーズにおなじみのカレンダー、人間性、コープ等の各要素が噛み合ってません。 このゲーム、周回前提というか攻略wikiでも見ながら最高効率で進めなければ1周で全コープMAXやレアアイテムコンプなど到底望めません。コープのランクを進めるために人間性を高め、パレスを攻略し、バイトや無限ダンジョンに潜って金を稼ぐ・・・一日に行動できる回数は多くて3回なので行動回数が足りません。2周目になると今度は一転、人間性、金稼ぎの必要がほぼなくなりコープに専念出来るようになりますが、今度はやることがなくなってしまう。ストーリー分岐でもあれば少しは変わるかもしれませんが、日常でやることがなくなるのには変わりありません。1周目では時間が足りず、2周目以降はダダ余り・・・ ・戦闘の報酬と物価が釣り合ってない 装備を整えるだけで一人につき十数万を超える出費になりますが戦闘の報酬は良くて千円前後(ノーマル時)でした。コレがセーフティになると2~3万円の報酬となり、金に困ることはほぼなくなりましたが代わりに緊張感も何も失くなりました。ノーマルって殆どの人が選ぶ難易度でしょう?なに考えてこんなバランスにしたのやら ・テンポが悪い ロード時間そのものは大した事はありません。問題は頻度です。二階から一階に降りるだけでロード、教室の中に入るだけでロード、一日が終わると絶妙にイラッとくる長さの日めくりムービー、戦闘が終わると走り出してリザルト(スキップ不可)、おそらくプレイ時間の4分の1ぐらいは操作不能時間でしょう ◯戦闘 私は難易度ノーマルで途中まで進めていましたが、途中からセーフティに落としました。伝統の1MOREシステムやメガテンシリーズの会話システムに嫌気が差したからです。1MORE自体はいいのですが、敵と会話、交渉するためには全員弱点を突いてダウン状態にしなければならず、敵によっては弱点がありませんので通常攻撃のクリティカルを狙わなければいけません。ちなみにクリティカル率は非常に低いです。バランスも良いとはいえません。 ・主人公が戦闘不能でゲームオーバー アクマを管理するメガテンシリーズなら管理者が居なくなるという意味で分かりますが、ペルソナは人間パーティなので主人公が気絶したぐらいでゲームオーバーはおかしいと思います。中盤以降は敵に行動されるだけで全滅の危機です。敵が全体攻撃→何かしらがクリティカル→1MOREで更に行動→・・・と我々が敵にやって来たことがそのまま跳ね返ります。後述するカメラの問題でこちらが何か行動する前に全滅もざらにありました。 ・ペルソナ関係 ペルソナの合体や主人公特有の複数ペルソナ保有はいい加減変えたほうがいいと思います。仲間のペルソナは基本的に属性一つしかスキルを持っておらず、交代も自由にできないこと、戦闘のテンポが悪いこと、SPの回復手段が乏しいことから主人公の複数ペルソナに負担が集中します。完全に「あいつ一人でいいんじゃないかな」という状態で仲間の絆だの言われても・・・ 主人公のレベルまでのペルソナしか作れないことも「怪盗」というテーマと乖離しています。本来、侵入に気づかれず華麗にオタカラを盗むべきなのに、レベル上げのため戦闘をせざるを得ないという怪盗どころか強盗の様相を呈した攻略になります。某ステルスアクションのようなノーアラートは不可能です。何しろボスの前にぞろぞろ自分達で出ていって「オタカラを寄越せ!」と迫るわけですから・・・ ・カメラ操作 左右は兎も角上下のカメラ操作は大幅に制限されています。ダンジョンの特性上段差を降りたり登ったりする場面がありますが、上下をほぼ見られないので下に敵がいるかどうかが確認出来ません。レーダも同階層しか敵を表示せず、覚悟を決めて降りたら敵が真正面→奇襲されるという場面が何度もありました。 ◯ストーリー関係 ・人間性パラメータのシステム 本当に必要なのか甚だ疑問です。おそらくプレイ時間の水増しかカレンダーシステムの弊害でしょう。 ストーリーに全く絡まない所も大問題だと思います。例えば学生なので中間、期末試験がありますが授業は全問正解、試験でも全問正解したとしてもテストの結果は「知識」パラのせいで下から数えたほうが早いとか最初「は?」と思いました。モブ共に授業中賞賛の声を上げさせておいてとんでもない仕打ちです。授業、テストの結果は全く関係なく、パラメータのみで判定しているのでしょう。逆じゃないですかね?コープを進めるため要求されるパラメータもほぼマックスのため、終盤などはひたすら自分磨きを余儀なくされます。仲間たちの危機を「大丈夫」と放置してひたすら自分磨きをする主人公には流石に共感できません。 ・ダンジョンの攻略 前述したとおり行動回数の限界があることから、ダンジョンは最速で攻略するのが望ましいと言わざるを得ません。攻略可能になったら速攻で攻略、後は期限になるまでコープ、人間性稼ぎの日常パートになります。今作は一日でダンジョン攻略が絶対にできない仕様となっており、行動回数の制限に拍車がかかっていますので、ますますダンジョン攻略は最小限にしたくなります。怪盗団としての行動をほとんどしないまま日常を送る怪盗団ってなんなんでしょうか ・期限まで本当に何も起きない 仲間の一人がダンジョンクリア後昏睡する展開があるのですが、私は攻略可能後最速でそのダンジョンをクリアしました。そうしたらあろうことかミッション期日までその仲間は3週間近く寝っぱなし・・・普通死ぬだろ。他のボス達も同様、攻略後期日まで本当に何も起きません。ひたすら仲間たちがチャットで大丈夫か大丈夫かと言ってくるだけです。気になるなら見に行けよ。
つまらなくはないのですが「コレ本当に必要だったの?」と余計な要素が邪魔をして心から楽しめる作品ではありません。 普通にプレイしてクリアまで70時間程度かかるので2周目も結構辛いです。 これから購入される方はそろそろ攻略情報も揃ってきているので、イージーあたりでwikiを見ながらプレイし、「こういう世界なんだな」と割り切って最高効率プレイをするのがいいんじゃないかな、と思います。
GOOD!
・オリジナリティ
シリーズ通してのオサレUIや独特のBGMなどペルソナの世界に入り易い感じ
コープ(取引)や自分の人間性を高める等他のRPGに無い要素が多い
・ストーリー
現実に照らしあわせると齟齬が出まくりだが、「権力等によって歪みきった大人たちが蔓延する現実そっくりな世界」と考えれば
そこまでおかしくは無いと思われます。公権力は当てに出来ず、ターゲットの取り巻きは信用ならない、大衆は煽るだけで現実を
一切変えようとはしない・・・そんな世界だからこそ「反逆」の意思をもった主人公たちだけが欲望の世界でオタカラを盗み出せる。
欲を言えば各ボスの自滅がワンパターンだったのは改善してほしい所
・グラフィック
前作までの自動生成の面白みもなにもない無味乾燥なダンジョンと違い、各種ギミックのある特徴的なダンジョンになりました。
BAD/REQUEST
◯システム
残念ながら、今作に限った事ではありませんがシリーズにおなじみのカレンダー、人間性、コープ等の各要素が噛み合ってません。
このゲーム、周回前提というか攻略wikiでも見ながら最高効率で進めなければ1周で全コープMAXやレアアイテムコンプなど到底望めません。コープのランクを進めるために人間性を高め、パレスを攻略し、バイトや無限ダンジョンに潜って金を稼ぐ・・・一日に行動できる回数は多くて3回なので行動回数が足りません。2周目になると今度は一転、人間性、金稼ぎの必要がほぼなくなりコープに専念出来るようになりますが、今度はやることがなくなってしまう。ストーリー分岐でもあれば少しは変わるかもしれませんが、日常でやることがなくなるのには変わりありません。1周目では時間が足りず、2周目以降はダダ余り・・・
・戦闘の報酬と物価が釣り合ってない
装備を整えるだけで一人につき十数万を超える出費になりますが戦闘の報酬は良くて千円前後(ノーマル時)でした。コレがセーフティになると2~3万円の報酬となり、金に困ることはほぼなくなりましたが代わりに緊張感も何も失くなりました。ノーマルって殆どの人が選ぶ難易度でしょう?なに考えてこんなバランスにしたのやら
・テンポが悪い
ロード時間そのものは大した事はありません。問題は頻度です。二階から一階に降りるだけでロード、教室の中に入るだけでロード、一日が終わると絶妙にイラッとくる長さの日めくりムービー、戦闘が終わると走り出してリザルト(スキップ不可)、おそらくプレイ時間の4分の1ぐらいは操作不能時間でしょう
◯戦闘
私は難易度ノーマルで途中まで進めていましたが、途中からセーフティに落としました。伝統の1MOREシステムやメガテンシリーズの会話システムに嫌気が差したからです。1MORE自体はいいのですが、敵と会話、交渉するためには全員弱点を突いてダウン状態にしなければならず、敵によっては弱点がありませんので通常攻撃のクリティカルを狙わなければいけません。ちなみにクリティカル率は非常に低いです。バランスも良いとはいえません。
・主人公が戦闘不能でゲームオーバー
アクマを管理するメガテンシリーズなら管理者が居なくなるという意味で分かりますが、ペルソナは人間パーティなので主人公が気絶したぐらいでゲームオーバーはおかしいと思います。中盤以降は敵に行動されるだけで全滅の危機です。敵が全体攻撃→何かしらがクリティカル→1MOREで更に行動→・・・と我々が敵にやって来たことがそのまま跳ね返ります。後述するカメラの問題でこちらが何か行動する前に全滅もざらにありました。
・ペルソナ関係
ペルソナの合体や主人公特有の複数ペルソナ保有はいい加減変えたほうがいいと思います。仲間のペルソナは基本的に属性一つしかスキルを持っておらず、交代も自由にできないこと、戦闘のテンポが悪いこと、SPの回復手段が乏しいことから主人公の複数ペルソナに負担が集中します。完全に「あいつ一人でいいんじゃないかな」という状態で仲間の絆だの言われても・・・
主人公のレベルまでのペルソナしか作れないことも「怪盗」というテーマと乖離しています。本来、侵入に気づかれず華麗にオタカラを盗むべきなのに、レベル上げのため戦闘をせざるを得ないという怪盗どころか強盗の様相を呈した攻略になります。某ステルスアクションのようなノーアラートは不可能です。何しろボスの前にぞろぞろ自分達で出ていって「オタカラを寄越せ!」と迫るわけですから・・・
・カメラ操作
左右は兎も角上下のカメラ操作は大幅に制限されています。ダンジョンの特性上段差を降りたり登ったりする場面がありますが、上下をほぼ見られないので下に敵がいるかどうかが確認出来ません。レーダも同階層しか敵を表示せず、覚悟を決めて降りたら敵が真正面→奇襲されるという場面が何度もありました。
◯ストーリー関係
・人間性パラメータのシステム
本当に必要なのか甚だ疑問です。おそらくプレイ時間の水増しかカレンダーシステムの弊害でしょう。
ストーリーに全く絡まない所も大問題だと思います。例えば学生なので中間、期末試験がありますが授業は全問正解、試験でも全問正解したとしてもテストの結果は「知識」パラのせいで下から数えたほうが早いとか最初「は?」と思いました。モブ共に授業中賞賛の声を上げさせておいてとんでもない仕打ちです。授業、テストの結果は全く関係なく、パラメータのみで判定しているのでしょう。逆じゃないですかね?コープを進めるため要求されるパラメータもほぼマックスのため、終盤などはひたすら自分磨きを余儀なくされます。仲間たちの危機を「大丈夫」と放置してひたすら自分磨きをする主人公には流石に共感できません。
・ダンジョンの攻略
前述したとおり行動回数の限界があることから、ダンジョンは最速で攻略するのが望ましいと言わざるを得ません。攻略可能になったら速攻で攻略、後は期限になるまでコープ、人間性稼ぎの日常パートになります。今作は一日でダンジョン攻略が絶対にできない仕様となっており、行動回数の制限に拍車がかかっていますので、ますますダンジョン攻略は最小限にしたくなります。怪盗団としての行動をほとんどしないまま日常を送る怪盗団ってなんなんでしょうか
・期限まで本当に何も起きない
仲間の一人がダンジョンクリア後昏睡する展開があるのですが、私は攻略可能後最速でそのダンジョンをクリアしました。そうしたらあろうことかミッション期日までその仲間は3週間近く寝っぱなし・・・普通死ぬだろ。他のボス達も同様、攻略後期日まで本当に何も起きません。ひたすら仲間たちがチャットで大丈夫か大丈夫かと言ってくるだけです。気になるなら見に行けよ。
COMMENT
つまらなくはないのですが「コレ本当に必要だったの?」と余計な要素が邪魔をして心から楽しめる作品ではありません。
普通にプレイしてクリアまで70時間程度かかるので2周目も結構辛いです。
これから購入される方はそろそろ攻略情報も揃ってきているので、イージーあたりでwikiを見ながらプレイし、「こういう世界なんだな」と割り切って最高効率プレイをするのがいいんじゃないかな、と思います。