グラフィック: 前作から8年も達PS2→からPS3/4にハードも変わっているので当然かもしれないが各段の進化 またその表現方法も他のゲームでは見られない独特でスタリッシュな演出 GUIなどもシャレており凝った表現が見られ他にはない独特のものです ダンジョン: 3,4と自動生成の割と手抜きダンジョンと違い今作のストーリーで攻略するダンジョンは固定ダンジョン 敵の目を掻い潜りながら様々な仕掛けを解いていく様はまさに怪盗もの ただし後半は力尽きたのか似たような仕掛けをループさせることが多くなってくるのは難点かもしれません
ストーリー: 結局何が言いたいのかわからないストーリー 一応それらしきことは言われているのですが雑すぎてとってつけた感プレイヤーとしては置いてきぼり感がすごく得心はいかないでしょう また雑なトリックや怪盗団(味方側)側を正当化させるためなのか、あまりに無能すぎるよう描いた敵側の描写が露骨でむしろ不自然に感じてしまう 更にはあまりに独善すぎて自分たちを顧みない怪盗団、シナリオの途中提示された重要なテーマがあるのですがそれについての答えは得られず、そもそもまともに議論すらされないまま物語を終えてしまいます ラストの締めくくりも強引で正直消化不良感があまりにも酷すぎます、率直に言ってシナリオ周りはペルソナシリーズ最低の出来かもしれません それに伴いキャラクターもシナリオに引きずられてどうも魅力的に感じられない可能性も 特にキャラクターの内一人はモロにその影響を受けておりストーリーを強引に回すための狂言回しのような役を何度もやらされるため人によってはかなり不快に感じるでしょう 個人的にはそのキャラには今作のシナリオ周りのゆがみをおっ被らされているようでメタ的な視点から同情的なのですが 日常生活: 前作、前々作に比べて圧倒的に足りない日常サブイベント 怪盗モノというテーマ上、あまりはっちゃけるわけにはいかないということなんでしょうけど ストーリーでは割とお前ら自重しているのか、と思える行動が非常に多く、この手のイベントを制限した意味は薄いと感じられます また数少ない日常イベントもあっさり終わるものが多く、その上日常イベントでも怪盗の話ばかりなのでさすがにうんざりしてきます またこれに伴い季節感も薄れてしまい一年を通して変化を感じづらい作品となってしまいました テンポ: これは3シリーズになってからはどうしてもつきまとう問題でカレンダーシステム独特の問題でもあるのですが今作の場合それに加えて スタイリッシュな演出にしようとするあまり無駄な演出やらが入りすぎて余計にテンポを悪くしてしまっています ペルソナ召喚などは発動前にあらかじめ召喚状態になったりしてテンポ改善している部分もあるのですがそれ以上に悪くしてしまったところが多い ボス戦: ワンモアプレスターンと呼ばれる弱点をつくことで追撃をしかけられるシステムが大ボス戦では弱点がないため死にシステムになっています 前作でも後半になると徐々にそうなっていく傾向はあったのですが今作は最初からです 更にはクリティカルもそれ自体が発生しないように調整されているらしくクリティカル周りのスキルも意味をなくします ボス戦ではキャラクターを派遣することでイベントを発生させて有利にするシステムがあるのですが むしろそのせいで単なるイベント戦のような感じを与えてしまう、ワンモア無効の戦闘も相まって3以降のシリーズでもっともボス戦がつまらなく感じるかもしれません
総評として3→4としっかり進化してきたシリーズの最新作としては、はっきりいうと期待外れかなあといったところです 手放しで進化したと思える点はグラフィックくらいしか感じられません 特にシナリオ周り出来は酷く怪盗団が有利なよう不自然なほど一方的に描かれるため、これまでのシリーズで描かれるような人間は善も悪もあり一方だけではありえないというひとつのテーマから剥離しまう部分も感じられ戸惑うかもしれません 3以降のカレンダーシステムも4でほぼ完成した感があり、5はそこに更にマイナーチェンジを加えただけなのでオリジナリティも薄れてしまい食傷気味 バッドでも書きましたが日常イベントが少ないためカレンダーによる季節の移ろいなどの雰囲気も少なくなっているため逆にカレンダーシステムがテンポを悪くするだけのマイナス要素として作用さえしてしまってると感じるところも ただし逆に言えばこれはシリーズ初の人にはあまりマイナスにならない部分もあると思います クリアまで時間はかかるがテンポの悪さで「間延び」してる感は否めなく、正直クリアした時は「やっと終わったか」みたいな感じになってしまいました
GOOD!
グラフィック:
前作から8年も達PS2→からPS3/4にハードも変わっているので当然かもしれないが各段の進化
またその表現方法も他のゲームでは見られない独特でスタリッシュな演出
GUIなどもシャレており凝った表現が見られ他にはない独特のものです
ダンジョン:
3,4と自動生成の割と手抜きダンジョンと違い今作のストーリーで攻略するダンジョンは固定ダンジョン
敵の目を掻い潜りながら様々な仕掛けを解いていく様はまさに怪盗もの
ただし後半は力尽きたのか似たような仕掛けをループさせることが多くなってくるのは難点かもしれません
BAD/REQUEST
ストーリー:
結局何が言いたいのかわからないストーリー
一応それらしきことは言われているのですが雑すぎてとってつけた感プレイヤーとしては置いてきぼり感がすごく得心はいかないでしょう
また雑なトリックや怪盗団(味方側)側を正当化させるためなのか、あまりに無能すぎるよう描いた敵側の描写が露骨でむしろ不自然に感じてしまう
更にはあまりに独善すぎて自分たちを顧みない怪盗団、シナリオの途中提示された重要なテーマがあるのですがそれについての答えは得られず、そもそもまともに議論すらされないまま物語を終えてしまいます
ラストの締めくくりも強引で正直消化不良感があまりにも酷すぎます、率直に言ってシナリオ周りはペルソナシリーズ最低の出来かもしれません
それに伴いキャラクターもシナリオに引きずられてどうも魅力的に感じられない可能性も
特にキャラクターの内一人はモロにその影響を受けておりストーリーを強引に回すための狂言回しのような役を何度もやらされるため人によってはかなり不快に感じるでしょう
個人的にはそのキャラには今作のシナリオ周りのゆがみをおっ被らされているようでメタ的な視点から同情的なのですが
日常生活:
前作、前々作に比べて圧倒的に足りない日常サブイベント
怪盗モノというテーマ上、あまりはっちゃけるわけにはいかないということなんでしょうけど
ストーリーでは割とお前ら自重しているのか、と思える行動が非常に多く、この手のイベントを制限した意味は薄いと感じられます
また数少ない日常イベントもあっさり終わるものが多く、その上日常イベントでも怪盗の話ばかりなのでさすがにうんざりしてきます
またこれに伴い季節感も薄れてしまい一年を通して変化を感じづらい作品となってしまいました
テンポ:
これは3シリーズになってからはどうしてもつきまとう問題でカレンダーシステム独特の問題でもあるのですが今作の場合それに加えて
スタイリッシュな演出にしようとするあまり無駄な演出やらが入りすぎて余計にテンポを悪くしてしまっています
ペルソナ召喚などは発動前にあらかじめ召喚状態になったりしてテンポ改善している部分もあるのですがそれ以上に悪くしてしまったところが多い
ボス戦:
ワンモアプレスターンと呼ばれる弱点をつくことで追撃をしかけられるシステムが大ボス戦では弱点がないため死にシステムになっています
前作でも後半になると徐々にそうなっていく傾向はあったのですが今作は最初からです
更にはクリティカルもそれ自体が発生しないように調整されているらしくクリティカル周りのスキルも意味をなくします
ボス戦ではキャラクターを派遣することでイベントを発生させて有利にするシステムがあるのですが
むしろそのせいで単なるイベント戦のような感じを与えてしまう、ワンモア無効の戦闘も相まって3以降のシリーズでもっともボス戦がつまらなく感じるかもしれません
COMMENT
総評として3→4としっかり進化してきたシリーズの最新作としては、はっきりいうと期待外れかなあといったところです
手放しで進化したと思える点はグラフィックくらいしか感じられません
特にシナリオ周り出来は酷く怪盗団が有利なよう不自然なほど一方的に描かれるため、これまでのシリーズで描かれるような人間は善も悪もあり一方だけではありえないというひとつのテーマから剥離しまう部分も感じられ戸惑うかもしれません
3以降のカレンダーシステムも4でほぼ完成した感があり、5はそこに更にマイナーチェンジを加えただけなのでオリジナリティも薄れてしまい食傷気味
バッドでも書きましたが日常イベントが少ないためカレンダーによる季節の移ろいなどの雰囲気も少なくなっているため逆にカレンダーシステムがテンポを悪くするだけのマイナス要素として作用さえしてしまってると感じるところも
ただし逆に言えばこれはシリーズ初の人にはあまりマイナスにならない部分もあると思います
クリアまで時間はかかるがテンポの悪さで「間延び」してる感は否めなく、正直クリアした時は「やっと終わったか」みたいな感じになってしまいました