【PS4】ベルセルク無双
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2016-10-27 |
価格 | 8424円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 恋愛 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:タクティカルアクション ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 59
- (難易度)
- 1.50
- レビュー数
- 6
スコアチャート
GOOD!
キャラクターの再現度
原作ありきの作品だけあって、キャラのデザインがどこまで再現されているか不安がありましたが、全くの杞憂でした。
顔つきやキャラの表情の変化など、一目みて「あぁ、ガッツだ」「あ、ゾッドだ」と違和感なく感じるモノで、再現度は非常に高いと言えます。
ベルセルクはアニメや劇場版なども出ていますが、原作の絵のタッチには今作が最も近い味を出していると感じました。
アクション性
ガッツの豪快な斬撃、ゾッドの圧倒的な迫力など、操作してて、「あー、ベルセルクのキャラの視点ってこんな感じなんだろうなぁ」と思えるぐらいに重々しく、血生臭く、無双してました。
キャラ愛に溢れた作品だと強く感じる出来でした
BAD/REQUEST
イベントシーンの演出等、
キャラの再現度が非常に高い分、イベントシーンの演出はもっと重苦しくできたのではないのか、と感じる個所がチラホラ。
特にガッツが感じたであろう「憎しみ」の演出がかなりマイルドでした。ベルセルクだからこその血生臭いシーンが薄かった個所、特に断罪の塔辺りは随分あっさりとすっ飛ばしていたのが惜しく感じました。
中盤以降が若干駆け足気味
黄金時代から蝕にかけての原作の再現具合が非常に良かったのですが、ドラゴンころしを得てからの展開がかなり早い。
断罪の章において色々と重要なイベントに参加していた女性キャラや完璧な世界の卵、ガッツの子供の顛末など、展開を追う上でもっと登場するべきだったキャラが割と省略されてて色々と物足りない。
ボス戦、特に使徒に対して
アホみたいに硬い。まぁ使徒という存在そのものが理不尽な存在だから多少はしょうがないにしても、通常攻撃等の削りが少なすぎ、逆にゲージ消費の必殺技の削りが大きすぎな為、ボス戦はどうしても必殺ありきになってしまう。またカメラワークが不親切な為、気が付いたら壁にハメられて逃げられずにボコボコにされることが稀にあった。無双状態でもハメられると反撃のしようがなかったりと、ボス戦に関しては正直なところ、あまり爽快感はなかった。
ゲーム開始時のロード
起動→データロード画面出現→データ選択からのロード→ロードしますか?の質問に対してのカーソルの順番が「いいえ」or「はい」で最初「いいえ」にカーソルが向けられている。間違って「いいえ」を選ぶと新規データの作成画面に飛ぶ為ロードしなおすのに起動からやりなおさないといけない。なにこれ
データがあるのになぜ自動で読み取りしないのか、なぜわざわざ「はい」にカーソルを移動する手間をかけるのか
起動時のこの仕様は正直邪魔。細かいところだが非常に煩わしい
プレイアブルキャラ
ベルセルクという作品そのものがガッツに焦点を置いた作品の為、ガッツ以外のキャラが空気に近い。
やり込みモードで存分に他のキャラを使って遊ぶ事は出来るのだが、本編での絡みが薄いため、どうしても存在感が無い。
ゾッドやワイアルドのような人外キャラは使っていてガッツとは違うプレイもできる為新鮮なものはあるが、キャスカやジュドーなどはあんまり・・・
COMMENT
ベルセルクのファンならばプレイする価値は十分にある。
全く知らない人でも、原作漫画の雰囲気を掴むのには十分よくできてはいる。
ただ、プレイを続けていればいる程、細かい点で粗が見えてくる為、色々と惜しく感じてしまうのも正直なところ