【PS3】輸入版:Grand Theft Auto IV
発売元 | Rock Star Games (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-05-01 |
価格 | 0円(税込) |
レーティング | 17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ゲームの歴史を揺さぶったグランド・セフト・オートの四代目、シリーズ第11作目となるフランチャイズ最新作。ゲームの舞台となるのは、次世代機の処理能力とRockstar Gamesの自社技術であるRAGEエンジンによって再構築されたLiberty City。過去の作品とは様相の異なるキャラクターが多数登場し、新しく執筆されたオリジナルストーリーが展開する。(転用元:GDEXより) |
GOOD!
次世代機として申し分ないグラフィック。これまでGTAシリーズといえば、遠目で見て多少リアルに感じる程度のグラフィックだったが、今作はアップでも見ても綺麗。キャラの表情や口調などの筋肉の動きの再現具合も○、ムービーシーンでもキャラの顔がアップされる事が多くなった。街の造り込みも凄く、オブジェクトや高低差、車の破損まで本物そっくり。
ストーリーがリアル志向になった。前作まではストーリー自体にもおふざけ要素が多かったが、今作は大マジメで、映画のような展開が楽しめる。
人間や車の挙動がよりリアルになっているも高評価。猛スピードで追突すると、ニコが運転席からガラス突き破って放り出されたり、酒を飲んで酔うと、それにあわせて画面にもエフェクトがかかって、酔いを疑似体験できるし、人間を殴ったり轢いたりした時の挙動も嘘っぽくなくなった。
ダーツ・ボウリングなどミニゲームが増えた事。
武器は一回買えば、あとは安価な弾薬を補充すればいいので、気軽に購入できる。またタクシーが利用可能になり、移動が非常に楽になった。
手配度の解除基準が明確になった事。
壁へ張り付いたり、隠れながら敵を攻撃できるようになった。TPSのようなアクションが可能。加えて、銃撃戦などの爽快なアクションが楽しめるミッションが増えた。
マップに目的地までの経路表示されるようになった。
オンラインに対応したこと。
BAD/REQUEST
武器が減った事。よく言えば必要最小限の物を選び抜いたと言えるが、さすがにSAのボリュームに比べると物足りない。トレーラーの時点ではサイレンサー付の拳銃もあったと思うが、そちらもカットされている。
マジメすぎるゲームデザイン。映画のようにシリアスな展開が増えたのはいいのだが、戦車や飛行機、ジェットパックのようなお遊び要素が割愛されたのは悲しい。変てこなチートがなくなったのも残念。
ガレージが無くなったこと、代わりに駐車スペースがあるが、イマイチ。不動産もなくなった。
警察が敏感すぎる事。手配度の上がりやすさはバイス並で、気軽に犯罪が出来ない。また、車はほとんどがロックされており、盗もうにもガラスを破ってドアをあけるという動作が発生し、逃亡中などは車乗り換えが非常に面倒になった。
ミッション難易度がかなり低くなった事。前作までは歯ごたえのあるミッションが多かったが、今作は大半のミッションが短時間・簡単にクリア可能で達成感が乏しい。
画面上の情報表示が簡素化された事。リアル志向の一環だと思われるが、時間表示は従来のシリーズ通りで良かったと思う。コントローラー操作を変えたのもどうかと。設定で旧来操作に変更可能なくらいなら、最初から変えなくても良かった気がする。
仲間やガールフレンドからの食事や遊びの誘い。いざミッションやろうという時に限って連絡が来て、ミッションのやる気が削がれる。断ると友好度(?)が下がるので、それなりに付き合わなければいけないので面倒。
COMMENT
悪い点をあげたものの、期待以上の進化に満足です。特にシリアスな展開が増えたのは、次世代機になって表現方法が強化され、ただのギャングゲーから一皮向けたなという印象です。HDTV(HDMI接続)・SDTV両方試しましたが、SDTVでもそれなりに綺麗です。
ただし、SAまでのシリーズに比べると、お遊び的なノリが無くなり、フィールド=プレイヤーが何でも出来る遊び場、では無くなった気がします。今作はあくまで一市民、一犯罪者として過ごす世界としてのリバティーシティーなので、GTAに犯罪・破壊だけを求める方にはやや窮屈な仕様になったかもしれません。