PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

・システムのバランス調整で投げ抜けがし難くなった。無印とは違い、固めの恐ろしさが出てきた。そして、MAX発動をしなくてもMAX2、MAX超必殺技が出せるようになった。

・全体的にアッパー調整。京はかなりよくなった。だが、アッパーしすぎなキャラもいる。

・キャラ数が多い。特に京はクローンを含め4つバリエーションがある。裏タクマや裏ロバートも魅力的。

・無印でお世辞にも良いとはいえなかった背景、BGMの強化。背景は様々なキャラがいる。そして3Dで、見栄えが良い。また、キャライラストが全て変わった。無印の裏クリスはシュールだった…。

・コマンド入力。PS2版2002はやや難があったが、今回はスムーズに入る。レイジングコマンドでも結構余裕がある。

BAD/REQUEST

・システム面では上記の点以外は酷いとしか言いようがない。どこキャンに組み込むのが前提なのか、超必殺技の威力が非常に低い。それに加えどこキャンに使える技が増え、どこキャンが出来ることが前提になっているように思える。さらにゲージがたまりにくい。立ち回りとコンボの両立といえば聞こえが良いが、単に中途半端なコンボゲーにしか見えない。何を目指しているのかがわからない。

・チャレンジモードの難易度が半端ない。しかも最後の隠しがナイトメアギースというのも謎。

・BGM。このサウンドは「KOFらしい」サウンドではなく、どちらかというとギルティ系。それがいけないというわけではないが、拒絶反応を起こす人は普通にいるだろう。そして、選曲にも疑問が多い。2000の曲がほとんど使われておらず、新曲が多い。ボスすら変えるのは意味がわからない。

・キャラ数は多いが、少々疑問に思うところもある。まず、K9999がおらず、新キャラのネームレスがいる。非常に残念である。また、ハイデルンは2001のコマンド仕様ではなく、98までのため仕様に戻った。それはいいのだが、ネスツ編の総集編を掲げるなら裏ハイデルンとしてコマンド仕様を用意すべきだった。最後に、何故かネスツ編に全く関係ないギースが二体いる。一人でいいって。

・大門の調整には正気を疑う。超受け身がキャンセル可能、というのは誰がどう見てもやばい。それすらわからなかったのだろうか。それと、どこキャンがとにかく寒い。間違いなく全キャラ中最悪の見栄え。ちなみに1ゲージで7割近く奪う。

COMMENT

98→98UMはクラウザーというとんでもないキャラを生んでしまったが、システム的には素晴らしいものがあった。しかし、2002→2002UMは見栄えばかりにこだわっている感がある。ゲーム的に無印2002を超えているとは到底思えない。1キャラあたりの底が低いように思える。2002の人気に乗っかっただけではないのか？とかんぐってしまう。
率直に言ってアーケードで出すほどの価値はない。ただ、身内対戦、オンライン対戦は需要があるだろう。
ちなみに、オンライン対戦がないことに不満はない。MMBBはXBOX360やPS3がある今、完全に時代遅れだからだ。