【PS4】無双☆スターズ
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2017-03-30 |
価格 | 8424円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 セクシャル 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 48
- (難易度)
- 2.22
- レビュー数
- 9
スコアチャート
GOOD!
いわゆるお祭りゲー、キャラゲー、コーエーテクモもスマブラバージョンというようにいろんなキャラが出ています
無双キャラはもちろん、ソフィーやミレニアなど真正面から戦わないキャラも無双します。
攻撃が全部派手でどんなキャラでも広範囲でキャラに合った攻撃をし、簡単に1000人KOが出来ます
BAD/REQUEST
本当にキャラゲーなゲームシステム
元々無双はオロチという戦国と無双を混ぜたお祭りキャラゲーを出しています。しかし、そのノウハウはどこにいったのかというようなゲームシステムです。
・カオス極まりない戦闘(味方側の戦闘の問題)
今作では操作キャラの他、サポートキャラを4人選んで戦場に向かいます。サポートの4人は自キャラの護衛みたいについて周り、敗走の心配が無く、思い思いに戦い、時にはスキルを使用して自キャラをサポートします。ここだけ書くととても便利みたいですが、全員プレイアブルキャラらしく攻撃がとても派手です。つまり自キャラ含め5人で一斉に攻撃していると誰がどこに攻撃しているのがわからない状況がほとんどになります。派手なエフェクトで画面が隠れ、敵キャラは吹っ飛びまくって見失うことは日常茶飯事です。今作はとにかく適当に総攻撃して混戦のまま敵を倒すようなゲームになっています。コンボをつなげるとか敵の隙を見て攻撃をするのではなくとにかく連打で倒すという無双の悪いイメージをもっと顕在化したようなシステムになっています。
・敵側の戦闘の問題
敵はモブボス的の存在でも出会い頭に高確率で無双技を使いその後も結構な頻度で使ってきます。無双シリーズ経験者ならご存知のとおり無双技は無敵技みたいなもので、ピンチの時に発動して敵の攻撃をやりすごして、一方的に攻撃する一種のチート技みたいなものです。それを敵が連発するとこちらは逃げる他なく、名ありキャラならかなり逃げないと広範囲の無双技でそのままくらってしまいます。複数相手にしていると順番に無双技を発動されて、延々とお手玉されていることもあり、非常にストレスが溜まります。もちろん無敵時間もありますので、こっちが無双技を使って攻撃したと思ったら相手も無双技使っていてダメージにならなかったということが多々あります。中には自身を回復する無双技もあり、効果はすぐにはでないから回復しきる前に攻撃・・・しようと思っても、前述した味方の派手な援護で敵を見失い、見つけた時には回復しきっていたということも多くありました。
・「英雄」の言葉で片付けられる単調なストーリー
今作ではプレイアブルキャラは「英雄」と呼ばれ、英雄を探す、敵側の英雄を倒す、英雄に助けを求めるととにかく「英雄」という言葉を使ってストーリーは進みます。何故「英雄」の言葉を使うかというとある程度の固定はあるものの、プレイアブルキャラが仲間になるのは任意でいつ、どの時点でキャラがいるかはわからないために英雄の言葉を使っていると考えられます。しかしこれがストーリーに単調さをもたらしています。
一言でいいますと今作はストーリーの必須な戦闘でも出てくるキャラが半分ランダムで序盤だろうが終盤だろうが似たような戦闘を繰り返し、常時フリーモードをやっている感覚です。呂布などの無双では強キャラと位置するキャラでも平気で先鋒としてのこのこ出てきて、各派閥のリーダーは毎回のように出てきてはやられます。よってストーリーに起伏が少なく、実質中盤のステージとラストバトル以外ほぼ同じタイプの戦いになります。およそ味方になりそうじゃない性格のキャラでも難なく仲間になりますので、かけあいやドラマなどがかなり浅いです。
・意味の無いワールドマップ
今作のステージ選択はワールドい散らばったアイコンを選択する方式ですがここにも不満点があります。
・意味をなしていない地形
ワールドマップは拠点となる泉を中心に川が流れ、森があり、辺境には山脈があったり砂漠があるマップですが地形はただの飾りです。砂漠だから、森だからというような制約がなくただそこにあるアイコンの情報だけが全てで戦闘も森ステージ砂漠ステージという概念はありません。よって探索というよりもアイコンにカーソルをあてて情報をみる作業というだけになり、いけない場所は近くのアイコンで戦闘していける範囲を広げるだけです。地形を調べて攻略順を決めるという要素がないです。そして世界には聖域以外には碑という場所しか名前がつけられおらず。今戦っている場所はどこなのか?重要な拠点なのかが全くわかりません。3つ巴の勢力争いが始まりですが自軍以外どこに本拠を置いているかが不明で勝手に沸いてくるのを叩くというイメージになって戦闘に重みがありません。
・やり込みしがいないやり込み要素
今作のやり込み要素として友好度がありますが他の方がかかれているように一回で双方のキャラの一方の側しかあげられず、1人で30人分を30人やらないといけないので途方も無いです。カードシステムもカードのレア度や素材の入手ムラにより強化すべきタイミングが難しく、何より前述のカオス極まりない戦闘のせいで効果が実感しずらいため無視でも問題ありません。
COMMENT
まさに無双を知らない人ようにつくったお祭りゲーの一言につきます。とりあえず難易度を「易しい」にして自分の好きなキャラを動かせればいいと思えるのなら悪い要素はほぼ無視でき、十分にこのゲームの魅力を堪能できます。逆に経験者ならば無双オロチというゲームがいかに良ゲーだったのかを思い知らされるような出来です。やり込みする人は・・・カオスの中で戦略を見つけると思いますので買ってもいいと思います。
少なくともいえることは今までのノウハウどこへやった?開発よ。が今作の評価の一言です。