【PS3】AQUANAUT'S HOLIDAY 隠された記録
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-09-25 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:海洋アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
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発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-09-25 |
価格 | 5980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:海洋アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
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GOOD!
とにかくオープニングを見てもらうと分かりますが、雰囲気作り、グラフィックが素晴らしいです。テーマ曲も非常に秀逸、ゲーム内容を期待させます。
ストーリーは個人的に必要なかったですが、話を進めていくと先が気になりはじめ、エンディングに辿り着いた時にはそれなりに達成感を味わえました。
グラフィックはかなり良いですが、なかでも魚群の表現には評価したいところです。おもむろに突っ込んでいくと、ここでしか味わえない独特の迫力を味わうことができますよ。
そして、やはり本作の本領発揮は、マップを全て開拓し完全な自由行動を手に入れた後からですね。音楽をオフにし、存分に海中散歩を楽しみましょう。潜水艦が発する潜水音や、遠くから聞こえる魚の鳴き声など、臨場感たっぷりで癒されることうけあいです。ストリーミング読み込みにより、画面切り替えなしでマップ全体の端から端までどこまででももぐり続けられるのが良いですね(読み込みが間に合わず、たまに画面が止まってローディングしていることもありますが、まあ多めに見てよい範囲です)。
魚を探して図鑑を埋めるのも単純に楽しいです。
BAD/REQUEST
前作同様に海底散歩を楽しみたいだけなのに、本作から加わった全ての新要素が邪魔をしており、ストレスがたまる。開発陣はニーズがまるで分かっていないのでは、と思いたくなるほどに全ての部分で的を外している。
まず、ストーリーなんて付けて欲しくなかった。おかげでエンディングを見るまでは自由な海底散歩が出来ないように移動範囲を束縛され、フラグ立てのお使い作業を繰り返し強要されることになる。開拓した範囲内では自由に動けるものの、結局は開発者の想定どおりに決められた順番でマップを進まざるを得なくなり、探検とは程遠い感覚でゲームを進めることになる。たびたび介入する会話パートや、移動範囲を広めるためにソノブイを見つけバッテリーを入れていく作業もいちいちうっとおしく、テンポを著しく崩しているだけだ。
(一応フォローも入れておくと、マップを全て開拓した後であれば気軽にどこへでも自由に海底散歩が楽しめる。願わくば、この状態が最初から用意されていれば良かったのだが)
めったに見つからないが、ごくまれに海底遺跡や謎の物体など神秘的なオブジェクトを発見しドキドキするというのもシリーズの醍醐味であったはずだが、本作では、その「発見」という面白さが味わえない。
第一の理由として、マップが狭すぎること。神秘的オブジェクトが大量にしかもすぐ近くにたくさんあるため、まるで神秘の大安売り状態。何時間も探して、ようやく見つけることが出来た前作(1の話。2では多少探しやすくなったがそれでもテイストは組んでいた。)までとは偉い違いである。そんなワケで、ほぼ探す必要がない。まったくありがたみを感じなくなってしまった。しかも、発見するたびお気楽な会話が展開して雰囲気をぶち壊す始末。
第二の理由として、最悪なカットイン演出。これが諸悪の根源と言っても良い。
新しいフィールドに初めて入った時に「次のエリアにはこんな神秘的なものが用意されていますよ」といわんばかりにオブジェクトの紹介ムービーが介入し、自力で発見する前にみどころを強制的に見せられるのだ。この演出には閉口するしかない。製作者は何を考えたのか。予知せぬところで出会うから神秘なんじゃないか。探す前に分かっちゃったら、ネタがばれてる手品を見せられるのと同じで、興ざめにもほどがある。せっかく頑張って作ったオブジェクトを最高のカメラで綺麗に見せたいというスタッフの気持ちも分からなくはないが、アクアノートというタイトルを背負うからには「神秘を発見」する楽しさを重視してほしかった。※魚など生息物を発見していく楽しみは前作同様に十分に味わえるのでご安心。
BGMに関しての演出は完全に失敗と言って良いだろう。音が重要なイベントなどでも背景音楽が鳴りっぱなしなものだから、例えば海底で鳴るオルゴールなどの演出があるが、音楽とかぶって聞こえにくい。本作は様々な局面においてヒントとして音を発している場合も多く、重要なシーンでBGM音量を下げるなどの工夫をしていないのは完全な演出ミスであろう。
COMMENT
とにかく、どんな形であれアクアノートの新作を発売してくれた事に感謝したい。ずいぶんと内容は変わってしまいましたが、それでもPS3のクオリティで海底散歩を楽しむことが出来たのは大きかったです。
悪い点をたくさん書いてしまったのは、やはり待たされた分期待が高かったことによるもの。難しいかもしれないですが、もし次回作が出るとするならば単純に「海底散歩」のみ楽しめるような、初代のテイストを取り戻して欲しいです。
求めるものが違う方もいると思うので、ストーリーやミッションがあったほうが良いという意見もたくさんあると思います。全体的にゲーム内容は親切に作られているし、気軽に海で癒されたい、探索したいという方にはオススメできます。前作のようにあくまでプレイヤー主体の自由行動で、ハードな探索(神秘オブジェクトを何時間もかけて探したい方)をお求めの方は肩透かしを食うかもしれませんのでご注意を。