PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

　ものすごく秀でたところはありませんが、それ以上に悪いところが少なく、結果として良ゲーと評価されやすいゲームだと感じました。

　他の人より評価が低いかもしれませんが、違いはこのゲームのメインがタイムアタックにあると思っているからだと思ってください。
　

オリジナリティー：4点
　疾走感は◎。
　アクション自体は似たようなゲームもありますが、とにかく疾走感は他に類を見ないですし、ここまで走る、飛ぶに特化したゲームは無かった気がします。


グラフィックス：3点
　シンプルな白を基調としたステージ。それが美しくもあり、次に進むべきルートを示す赤いオブジェクトを際立たせています。
　よく見るとデータ量削減のための「だまし絵」もいっぱいですが、それは必要悪ですね。


サウンド：3点
　ゲーム中は良くも悪くも耳には残りません。それどころじゃないです。
　一番印象に残ってるのが、落下したときのやけにリアルな「ぐしゃっ」。
　後はエンディングでかかるテーマソングですかね。結構有名な人が歌ってるそうです。


熱中度：4点
　熱中するというか、むきになります。
　というか、体と頭が憶えているうちにやらないと規定タイムが超えられない…（笑）


満足感：3点
　ストーリーモードはそこそこの満足感ですが、タイムアタック系のモードで規定タイムを破れた時は思わずガッツポーズが出ます。
　同時に疲労感も半端ないですけどね。
　ただ、あまりにも容赦の無い規定タイムに何度か苛立ちを感じたので3点です。


快適さ：3点
　おおむね快適で、減点するほどのものはないですが、BADのところに書いたような事情があるので、加点対象にはあたりません。


その他：DLC対応
　対応なのは良いことです。
　ただ、MAPの質があまりよくなさそうだったのと、タイムアタックはもうお腹一杯だったので購入は控えました。

BAD/REQUEST

どうしても許せない所はほとんど無いですが、気がついた部分を箇条書きで。


＜ストーリーモード＞
全体的に短く、内容も薄いですので、ストーリーへの過度な期待はやめましょう。
それはこのゲーム自体がストーリーモードをそこまで重視していないためだと思います。


＜タイムアタックモード＞

＜難易度＞
　ストーリーモードとタイムアタックの難易度の開きが鬼です。
　そして、規定タイムが本当に絶妙で、うちのようなアクションがそこまで得意ではない人は、よほど練習して、その上でノーミスで頑張らないとNGという仕様です。
　出来る子ばかりではありません。
　もう数秒だけでも容赦を…（笑）


＜操作性＞
　・動作の基本中の基本は説明書やチュートリアル、ロード中の待機画面で教わります。
　　でもそれ以上がないと乗り切れない場面もタイムアタックでは多々あります。
　　もう少し詳しい説明や練習ステージが欲しかったですね。

　・要求される操作がとてもシビアです。
　　ストーリーモードでは気になりませんでしたが、タイムアタックではコンマ数秒、数ミリの角度の入力誤差でことごとくミス扱いにされます。
　　自分のせいですが、もう少し容赦を…（笑）

＜快適さ＞
　・頻繁にあるレース中のロードがとても気になりました。
　　確かに多くはエレベーター内だったりで気にさせない工夫はされています。
　　スピードラン中の時計の止まらないロードはさすがにちょっと許せないレベルですね。
　　（ロード場所で10〜15秒ほどポーズをかけてロード待ちをすればOKですが）

　・インストール不対応。
　　他機種では対応している様な事を聞きました。
　　レースリトライを星の数ほどするゲームなので、少しでも本体への負担軽減をさせて欲しかったです。


＜その他＞
　・ストーリー/スピードラン/タイムアタックを通して、MAPが使い回しです。
　　もちろんそれぞれ求められるものが違い、それに応じてルートも変わるので、そこまで気にすることは無いですが。

　・バグはそこそこあります。例を挙げるとこんな感じです。
　　空中で操作不可能になる
　　ボタンを押したのにドアが開かない
　　リトライフリーズ
　　床（鉄骨）が抜けて落下死

　　タイムアタック中に起こったらご愁傷様です。

COMMENT

　人を選ぶゲームだと思いますが、合わない人でもそれなりに楽しめると思います。

　FPSアクションが得意で、尚且つタイムを競う事も大好きな人には神ゲーにもなるでしょうし、逆にそれらに向かない人には駄作にもなりえます。

　個人的には点数以上に評価していますが、人に薦めるとなると少し考えます。


　このゲームには大まかに、ストーリーモードとタイムアタック（スピードラン）があります。

　ストーリーモードでは話に沿って、色々ルートを試行錯誤しながら少しづつ進んで行くだけなので、一部難しい部分もありますが、たぶん誰にでもクリアが出来ます。
　そして、それなりの満足感も得られるよく出来たヌルゲーという感じです。

　その他のモードは全てタイムアタック形式です。
　ストーリーモードで使ったコースを、規定時間内にゴールするというもので、難易度が急激に跳ね上がります。
　鬼ゲーと言うか無理ゲーというか…（笑）
　
　同じゲームでありながら全くの別物というか、ストーリーモード全体がタイムアタックのためのチュートリアルに過ぎないというところでしょうか。
　
　内容の配分はストーリーが3割（2周）、他が7割という感じで、全体のボリュームは結構あります。
　特にタイムアタック系は難易度が高いので人によっては100時間前後かかかるかもしれません。
　

　トロフィーにこだわりが無ければ、タイムアタック関係はただのやりこみ要素としてスルーすることも出来ますし、ストーリーモードだけでも十分良い出来です。
　トロフィーコンプ狙いの人は血を吐く覚悟で。

　攻略のヒントにマルチプレイで他のプレイヤーの赤いゴーストを追いかけることも出来ますが、できれば他の人の動画が見られる環境でのプレイを推奨します。


32インチ　液晶HDTV　　PS3モデル　80G/60G　使用
トロフィーコンプ済