【PS3】Fallout 3(フォールアウト3)
発売元 | ベセスダ・ソフトワークス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-01-15 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2009/11/26 ■ 価格:2,940円 |
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発売元 | ベセスダ・ソフトワークス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-01-15 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2009/11/26 ■ 価格:2,940円 |
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GOOD!
・あるはずかもしれなかった、荒廃した世界
核戦争により荒れ果てた大国アメリカはウェイストランドの灰色の大地を、ガレキの上を、汚染された水の中を、主人公は進む。寂れた家、かすかに戦前の営みを伺わせる看板、半壊したモニュメント…悲惨の一語に尽きるはずの世界の中で、ふと見上げた空に浮かぶ太陽や星空に胸を打たれる。はかないけど、どこか美しい。この世界観は素晴らしい。
・冒険、冒険、また冒険
遠くに見えるあれを目指してみよう、依頼をこなしてみよう、今日は川沿いを進んでみようなど、その時の都合とテンションにあった冒険が楽しめる。プレイヤーは右も左も分からない外の世界にポンと出てゆくのだが、だからこそ大きな手探り感、冒険感をプレイヤーに感じさせることができていると思う。私が特に気に入ったのが、主に施設内で閲覧できる文書たちだ。よく分からないもの、当時の状況を克明につづったもの、私見偏見に満ちたものなど沢山あり、読んでいてワクワクするし、物語の骨子を支える重要なファクターでもあると思う。
・BGM・デザイン
幾つかのラジオ番組を流すことができるのだが、いかにも昔っぽい味のある音楽が聴けるのが嬉しい。地球が行き着くところまで行き着いた状態で聞けるラジオ楽曲が憧憬を含んだ昔の音楽というのは、それこそ戯曲というか、歌詞の意味も考えるとまさに皮肉としか言い様がない。ステータス画面のイラストもまた妙に昔っぽい絵柄なのだが、鋭い風刺を隠していているのがなんともイカす。
・変な翻訳
無理もないが時々妙な翻訳が混じっていることもあり、それを声優さんが上手に喋っているのでなんだか笑える。あと、ゲームをやった人でないと分からないネタではあるのだが、規制を受け表現を変えた武器の名前として、「ヌカランチャー」とは絶妙に上手いアレンジをしたものだと感心した。
あとこれは加点はしてないが、パッケージ裏の「人は・・過ちを繰り返す」の文字とともに背中を見せて荒野を歩く主人公のデザインがかっこよかった。
BAD/REQUEST
・バグ
素晴らしいゲームだからこそ、エグいバグが珠に瑕。私の場合ではセーブデータ容量が8メガを超えたあたりから何となく妙な雰囲気になってきたので、他にやりたいことも沢山あったのだがクリアしてしまった。こんなことでゲーム全体の寿命が縮んでしまうのは非常にもったいなく、遺憾である。
ただ、あんまりにもバグがバグがと言われている本作なので相当警戒しながらプレイしたが、フリーズが二回に行方不明者(きっと知らぬ間に死亡したのだと解釈した)が一人出ただけしか被害がなかったのは運がよかったのだろうか・・。兎に角とてもいいゲームなので、こんなことで心配させないでくれと哀願したい気分。
・敵の種類
インパクトはなかなかでかいが、敵の種類がもっと多かったらさらに楽しかった。
・ロード時間
きちんとはかるのを忘れたが、ちょっとした家に入るくらいなら2秒くらい、町に入ったり出たりの時には7〜12秒くらい、場合によってはもう少しある場面もあったと思う。私はロード時間大嫌い人間だが、今作はそれほどは気にならなかった。たぶん、ロード中にプレイ履歴やイラスト等が表示されるからだと思う。
COMMENT
ゲーム内容や主だった特徴はすでに多くのレビュアーが書いておられる為、特筆すべきと思った部分を中心に書かせていただいた。そのため、このレビューだけ見ても本作が一体どんなゲームなのか、結局どういう魅力のあるゲームなのかがいまいち上手にお伝えできないかもしれない。
他のゲームのレビュー欄にも書いたが、私は最近ようやく「次世代機」のPS3を購入したところで、普通のゲーマーとは5年くらいゲームに対する(特に映像関連などの)認識が遅れているが、しかし、ふた昔前に出た良作ゲーム達を年代を追ってお得な値段で遊べるといった、たいへん贅沢な状況下にいる。
そんな私はこのゲームを遊んだ時に本当に面食らった。グラフィックのこととかが最新のゲームに比べてどうかは知らないが、充分に綺麗だと思えるし、とにかく初プレイ時のインパクトがでかい。外の世界に出て心細い時、遠くに人影を発見して喜んで近づいていったら「新鮮な肉だぜぇ〜!」と言葉を浴びせられ、そいつに襲い掛かられた時の私の表情を想像していただきたい。そのあと立ち寄ったなんとか学校とか、もうね・・。即刻逃げたね。
合う合わないは勿論あるだろうが、私は寝る間も惜しんでプレイしてしまった。
「fallout3?海外製作のゲーム・・なんかバタくさい感じだし、パッケージはいかにも洋ゲーなごついアーマー男だし、評価は高いかもしれないけどあんまりプレイする気にならないな・・」
そう考えていた過去の自分に言ってやりたい。
「食わず嫌いは損をする」と。世界が違うぞと。
賞をとったゲームは伊達じゃないんだと・・。
もちろん後悔したくなければ事前に自分にとって楽しめるかどうかの下調べは必要だろうが、私のように、最近ようやく次世代機を買いましたという人がいたら本作のプレイもぜひ一考していただきたい。
同社が製作したオブリビオン、スカイリムにもがぜん興味が沸いてきた。
ゲーム最高。