PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

グラフィックは次世代機として上の下くらいに
位置付できるレベル。

荒廃した世界を旅するという雰囲気は存分に
味わえるし、その世界に生きる秩序と
混沌も感じ取ることができる。

また自由度が高く、ひとつのクエストに対して
複数の攻略ルート（大まかに分けると善と悪）が
ある場合が多く、悪人プレイ・善人プレイ等が
プレイヤーの意志によって自由に楽しめる。


難易度選択が常時可能であるのも◎。
戦闘システムにおいても、アクションが苦手な
プレイヤーにも配慮がなされている点は評価できる。

移動は、かなり広大なフィールドではあるが、
ファストトラベルというシステムがあり、一度見つけた場所には
即座に移動でき、便利である。

ＲＰＧと区分されるだけあって、キャラクターを成長させる
要素は充分で、強くなったことを実感できる点は、
アクションというより、まさにＲＰＧ、といった感じである。

自由度が高すぎるため、好みの分かれるゲームではあるが、
多くのやり込み要素も秘められており、こういったゲームが
好きな人にはお勧め出来る一品。

BAD/REQUEST

音楽・会話などが多少聞き取りづらい感がある。

特に音楽に至っては、初期設定の状態であると
鳴っているか否か分からないレベルであり、
また聞いたとしてもさほど心に残る曲がある
わけではない。

また、残虐な表現がある。
具体的には、一部の敵（人以外の敵）の手足などが
撃破の際にちぎれたり、敵の根城にもそういったものが
オブジェのような感覚で置かれていたりする。

筆者はさほど気にならなかったが、こういったものが
苦手である人などには多少きつすぎるものであろうと思う。

ごく稀にではあるが、フリーズする。
こまめにセーブしていれば問題はないし、
オートセーブの設定を変更すれば回避できる可能性が
高まりはするが、悪い点として挙げさせて頂く。

また、普通にロード時間が長めである。

上で難易度選択が可能とは書いたが、基本的に多少
難易度は高めである。

COMMENT

ベセスダの前作・オブリビオンを購入し、その自由度と
ゲーム性に惹かれて、本作も購入。

オブリビオンとは違い、こちらのレベルが上がれば敵も
強くなるという事もないので、レベル上げで得られる
満足感はこちらのほうが上。

逆に、核戦争後の世界という設定のため、
フィールドなどの美しさではオブリビオンに軍配が上がる、と
筆者は感じた。西部劇・某世紀末救世主などを好む方は、
こちらの世界観がお気に召すかも知れないが。

書き切れないほど細かく作り込まれている作品なので、
一度プレイしてみることをお勧めするが、
上記のとおり、残酷な描写に耐えられない方は
避けることを強く推奨する。
そういった描写に特に違和感がない、と自分で
考えていた筆者にも多少のダメージがあったレベルである。

とはいえ、２００９年の幕開けとしては、珠玉の一品で
あるという事は、自信を持っていえる。