2・5Dともいうべき独特のタッチで描かれたキャラクター達は表情豊かに描かれ非常に魅力的。 状況によって細かく表情が変化したりして凝っている。 ウルトラコンボの演出も派手なものが多く決まると爽快感がある。 従来のシリーズよりも必殺技コマンドの受付が甘くなっており、非常に出しやすい。 昔からのキャラがほとんど出演していて技のコマンドもそのままなため、動かすだけならそれほど迷わない。 自宅にいながらにして気軽にネット対戦を楽しめる。
楽しみにしていた作品ではあるのですが、練習を重ね、知識を積んでいく内にどんどん不満が溢れてきました。 自分は文章が下手なので箇条書き風になってしまいますがご了承ください。 ■まず思ったのがキャラクターの動きの重さです。なにをするにもどっしりとした硬直があって、思うように動かせない。 ゼロシリーズ、スト3シリーズ、本家スト2シリーズ、カプエスシリーズ、ファイティングジャム、ヴァンパイアシリーズなどなどこれらを遊んだ際には感じなかったストレスです。 ジャンプの軌道やスピードもスパ2Xとは完全に別物でいくら練習しても馴染めません。 ■対戦時に要求される多様な知識と高い技量。 これまでのシリーズは中足>波動やアッパー>昇竜などの簡単な連続技ができれば取り合えず攻撃力に問題は感じませんでしたが、4は連続技や防御テクニックが異様に難しくなっています。 通常技を目押しで繋ぎ(かなり難しい)、繋いだあとに必殺技でキャンセルし(受付時間は短い)、そして出た必殺技を即座にexセービングという操作でキャンセルし、さらにその動作を急いでダッシュ入力でキャンセルしウルトラコンボを即時入力、といった具合です。 すべてがこの例には当てはまりませんが、大抵の連続技には激ムズの目押しやセービングが絡んで複雑な操作を高速で行わないといけません。 それができないと対戦時に余計なリスクを多く背負い込み反撃を食らいやすくなります。 また敵に攻め込まれたときの防ぎ方も熟知して実行できなければ、めくりループを抜けられずにやられてしまったりします。 キャラごとにどんな攻められ方や返し方があるのかきっちり覚えないと一方的に倒されるので非常に対戦への敷居は高いといえるでしょう。 このようにこのゲームは気軽に対戦はできますが、その中で勝とうと思ったなら攻めるにも守るにも相当量の練習と勉強と器用さ、反射神経が必要になります。 こういった点はスト3サードやファイティングジャムと似ていると思います。 ■キャラの格差が大きい どのゲームにもある問題ですが、個人的にこのゲームのそれは顕著であると感じます。 リュウ、サガット、ザンギエフの3人を筆頭にいわゆる強キャラといわれるキャラ達とそれ以外のキャラの能力の開きが大きい。 特に初心者の方々にはザンギエフ、バイソン、ブランカが大きな壁として立ちはだかるでしょう。 ライトな人はこれだけでやめてしまいかねないほどです。 ■ネットのマッチングに問題あり BPが近似値の人とマッチングされにくく、しばしば一方的に初心者を負かしたり逆に上級者に負けたりすることが珍しくありません。 回線状況優先と設定していても、表示候補がすべて回線1(最高は5)ということも当たり前です。 また、選んでもマッチングに失敗することも多くちょっとストレスを感じますね。 回線4以上の人との対戦は非常に良好なレスポンスです。 ギリギリまで引き付けた攻撃を回線4ではガードできませんでした。その程度の遅延ですね。 修正されればいいのですが。できれば国内限定でマッチングしてほしかった。 ■不親切なチャレンジモード キャラごとに連続技課題に挑戦するモードがあるのですが、これがイマイチ。 まず表記がすでにフェアじゃない。例えば、「強キック」と表示されていたとします。 しかし、実際はキャラの技は接近時とそれ以外の2種類があるのでどちらの強キックかわからないわけです。 また、キャンセルで繋ぐのか目押しなのかもわかりません。 セービングアタックと表記されていますが、レベルいくつのセービングなのかは不明だったり。 技の強弱は表示されるものの、溜めか否かは表示されないなどです。 成功例を見ることもできず、プレイヤーのキー入力表示もありません。 どこがどう悪いのか?タイミングはいつなのか?これでは単に上級者向けの自己満足モードにしかなっていない。 また紹介される連続技も非実用的で無意味に難しい物が多く参考になりません。 他にタイムアタックやサバイバルがありますが、CPUが超反応でこちらの技にセービングアタックを仕掛けてくるのでまともな戦法では勝ち抜くことができない造りになっています。 セービングに強い技と強力な投げを併せ持つザンギエフ以外では良好な成績を残すのは難しいでしょう。 ネットランキングは9割がザンギエフです。萎えます。挑戦しようという気すら起きません。 ■CPUのルーチンに難あり ジャンプすれば対空技、通常技で牽制するとセービングアタックという風に凶悪な反応を示します。 かと思えば飛び道具を満足にかわせなかったりと間抜けな一面も。 ラスボスであるセスのワープからの攻めは初心者には対処しづらく最低難易度でも厳しいのではないかと思いました。 ゲーセンのような棒立ちも困りものですが、超反応セービングなどによってプレーヤーの行動を大幅に狭めてしまうルーチン作成には大いに疑問を感じます。 ■意味不明のOP&ED 説明不足で短すぎで唐突。一体何がなんだかわかりません。 こんな中途半端なアニメなどなくてもよかったのではないかと思いました。
不本意ながらバッド部分を多く書き連ねることになってしまいました。 このゲームの発売前にプロデューサーが言っていた「スト2のころのファンに帰ってきて欲しい」というインタビューを信じて購入しやり始めましたが、個人的には裏切られた感じでいっぱいですね。 正直に言って、まったくスト2と似ていない。それらしさもない。がっかりです。 このゲームには対戦以外にもオンライン要素があり、モードを増やしたりコスチュームを新たに追加できますがここに物申したい。 新規のコスチュームならまだしも、既存のコスチュームの入手に現金をさらに支払う必要があるとは。 こういった姿勢を見せられ2重にがっかりです。 最後にプレイ環境を記して締めくくりとさせていただきます。 HDTV使用、ジョイスティック使用、無線LAN使用。
GOOD!
2・5Dともいうべき独特のタッチで描かれたキャラクター達は表情豊かに描かれ非常に魅力的。
状況によって細かく表情が変化したりして凝っている。
ウルトラコンボの演出も派手なものが多く決まると爽快感がある。
従来のシリーズよりも必殺技コマンドの受付が甘くなっており、非常に出しやすい。
昔からのキャラがほとんど出演していて技のコマンドもそのままなため、動かすだけならそれほど迷わない。
自宅にいながらにして気軽にネット対戦を楽しめる。
BAD/REQUEST
楽しみにしていた作品ではあるのですが、練習を重ね、知識を積んでいく内にどんどん不満が溢れてきました。
自分は文章が下手なので箇条書き風になってしまいますがご了承ください。
■まず思ったのがキャラクターの動きの重さです。なにをするにもどっしりとした硬直があって、思うように動かせない。
ゼロシリーズ、スト3シリーズ、本家スト2シリーズ、カプエスシリーズ、ファイティングジャム、ヴァンパイアシリーズなどなどこれらを遊んだ際には感じなかったストレスです。
ジャンプの軌道やスピードもスパ2Xとは完全に別物でいくら練習しても馴染めません。
■対戦時に要求される多様な知識と高い技量。
これまでのシリーズは中足>波動やアッパー>昇竜などの簡単な連続技ができれば取り合えず攻撃力に問題は感じませんでしたが、4は連続技や防御テクニックが異様に難しくなっています。
通常技を目押しで繋ぎ(かなり難しい)、繋いだあとに必殺技でキャンセルし(受付時間は短い)、そして出た必殺技を即座にexセービングという操作でキャンセルし、さらにその動作を急いでダッシュ入力でキャンセルしウルトラコンボを即時入力、といった具合です。
すべてがこの例には当てはまりませんが、大抵の連続技には激ムズの目押しやセービングが絡んで複雑な操作を高速で行わないといけません。
それができないと対戦時に余計なリスクを多く背負い込み反撃を食らいやすくなります。
また敵に攻め込まれたときの防ぎ方も熟知して実行できなければ、めくりループを抜けられずにやられてしまったりします。
キャラごとにどんな攻められ方や返し方があるのかきっちり覚えないと一方的に倒されるので非常に対戦への敷居は高いといえるでしょう。
このようにこのゲームは気軽に対戦はできますが、その中で勝とうと思ったなら攻めるにも守るにも相当量の練習と勉強と器用さ、反射神経が必要になります。
こういった点はスト3サードやファイティングジャムと似ていると思います。
■キャラの格差が大きい
どのゲームにもある問題ですが、個人的にこのゲームのそれは顕著であると感じます。
リュウ、サガット、ザンギエフの3人を筆頭にいわゆる強キャラといわれるキャラ達とそれ以外のキャラの能力の開きが大きい。
特に初心者の方々にはザンギエフ、バイソン、ブランカが大きな壁として立ちはだかるでしょう。
ライトな人はこれだけでやめてしまいかねないほどです。
■ネットのマッチングに問題あり
BPが近似値の人とマッチングされにくく、しばしば一方的に初心者を負かしたり逆に上級者に負けたりすることが珍しくありません。
回線状況優先と設定していても、表示候補がすべて回線1(最高は5)ということも当たり前です。
また、選んでもマッチングに失敗することも多くちょっとストレスを感じますね。
回線4以上の人との対戦は非常に良好なレスポンスです。
ギリギリまで引き付けた攻撃を回線4ではガードできませんでした。その程度の遅延ですね。
修正されればいいのですが。できれば国内限定でマッチングしてほしかった。
■不親切なチャレンジモード
キャラごとに連続技課題に挑戦するモードがあるのですが、これがイマイチ。
まず表記がすでにフェアじゃない。例えば、「強キック」と表示されていたとします。
しかし、実際はキャラの技は接近時とそれ以外の2種類があるのでどちらの強キックかわからないわけです。
また、キャンセルで繋ぐのか目押しなのかもわかりません。
セービングアタックと表記されていますが、レベルいくつのセービングなのかは不明だったり。
技の強弱は表示されるものの、溜めか否かは表示されないなどです。
成功例を見ることもできず、プレイヤーのキー入力表示もありません。
どこがどう悪いのか?タイミングはいつなのか?これでは単に上級者向けの自己満足モードにしかなっていない。
また紹介される連続技も非実用的で無意味に難しい物が多く参考になりません。
他にタイムアタックやサバイバルがありますが、CPUが超反応でこちらの技にセービングアタックを仕掛けてくるのでまともな戦法では勝ち抜くことができない造りになっています。
セービングに強い技と強力な投げを併せ持つザンギエフ以外では良好な成績を残すのは難しいでしょう。
ネットランキングは9割がザンギエフです。萎えます。挑戦しようという気すら起きません。
■CPUのルーチンに難あり
ジャンプすれば対空技、通常技で牽制するとセービングアタックという風に凶悪な反応を示します。
かと思えば飛び道具を満足にかわせなかったりと間抜けな一面も。
ラスボスであるセスのワープからの攻めは初心者には対処しづらく最低難易度でも厳しいのではないかと思いました。
ゲーセンのような棒立ちも困りものですが、超反応セービングなどによってプレーヤーの行動を大幅に狭めてしまうルーチン作成には大いに疑問を感じます。
■意味不明のOP&ED
説明不足で短すぎで唐突。一体何がなんだかわかりません。
こんな中途半端なアニメなどなくてもよかったのではないかと思いました。
COMMENT
不本意ながらバッド部分を多く書き連ねることになってしまいました。
このゲームの発売前にプロデューサーが言っていた「スト2のころのファンに帰ってきて欲しい」というインタビューを信じて購入しやり始めましたが、個人的には裏切られた感じでいっぱいですね。
正直に言って、まったくスト2と似ていない。それらしさもない。がっかりです。
このゲームには対戦以外にもオンライン要素があり、モードを増やしたりコスチュームを新たに追加できますがここに物申したい。
新規のコスチュームならまだしも、既存のコスチュームの入手に現金をさらに支払う必要があるとは。
こういった姿勢を見せられ2重にがっかりです。
最後にプレイ環境を記して締めくくりとさせていただきます。
HDTV使用、ジョイスティック使用、無線LAN使用。