PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

・魅力的なCoopプレイ
この試みは歴代バイオハザードにもなかった、斬新な試みです。
やはり今作はこういったシステムの導入により、全体的に協力する箇所が多くなっているので、Coopではどちらにも役割があって良いです。

・武器
ワンボタンで武器を替えられるので、前作までのようにいちいちスタート画面を開く必要がなくなりました。武器の所持数に制限はあるものの、ミッションごとに変更できるので「このチャプターはあいつが出るから・・・」と考えながらプレイ出来ます。

BAD/REQUEST

・圧倒的に足りない恐怖感
そもそも、ホラーゲームの特徴といえば「暗い・怖い・狭い」のはずでした。
マンションなどの密閉された空間で、明かりもなく進んでいく恐怖感。
従来のバイオハザードはそういう怖さがちゃんとありましたが、５にはまったくといっていいほどありません。
野外で、それも集団でおそってきて、果ては容姿は完全に人間、こんなの誰が怖がるのか？不思議に思います。
それこそ某アクションゲームのように敵がびっくりするほど強かったらそれなりに恐ろしいでしょうが、敵は困るほど強くなく、むしろ主人公が強すぎるので結局強さによる恐怖感もまったく感じられません。
バイオハザード５はどちらかというと、ホラーゲームのもう一つの要素「気持ち悪さ」に特化してるといえます。確かに序盤の黒人に得体の知れないものを植え付けるシーンは気持ち悪さを感じましたが、それ以降は何も感じません。でかいヒルや、でかすぎるヒルや、人間にヒルがくっついたびっくりヒル、と思い出せばヒルしか倒してない気がします。

・頭が悪すぎるAI
難易度プロなんかだと弾の節約というのも攻略のカギになります。今作は協力プレイなので、オフラインだとパートナーに働いてもらうためにはそれなりに弾を渡さなければいけません。しかし、このゲームのAIはどうしようもないバカで、弾を浪費しまくります。せっかく頭を撃ってひるませた敵にも間髪入れず弾を撃つのでイライラ。５０発も貴重な弾を渡したのにすぐに使うのでイライラ。結局弾は渡さずに終盤はナイフやスタンロッドなど接近戦しかやらさず、オフラインでの協力プレイという点がAIのバカさによってすべてつぶれてしまっています。

・因縁の対決がまさかの・・・
バイオハザードはこの人なしでは語れない、そんなキャラクターウェスカーが今作では暴走します。シナリオで暴走するのではなく、とにかく暴走します。瞬間移動当たり前、黒いスーツを着ているので思わず「マトリックスかよ」とつっこみたくなるようなスピード。
多少鼻に触るようなカッコつけたセリフも、以前までのウェスカーなら赦せました。なぜなら、それに見合うクールさを持っていたから。しかし、こんなめちゃくちゃされては超人ではなくもはや変人です。なにがしたいかよくわかりません。

COMMENT

正直、かなりがっかりです。
４で大幅に操作性が変わってびっくりしたものの、４はかなり楽しめました。シナリオもプロで何回も挑戦して、マーセナリーズも楽しめました。
５はなんていうか、重箱の隅をほじくっているというか、そういう印象しか残りませんでした。１・２と面白かったのにそれ以降はだめだめな某有名ホラー映画を思い出しました。
バイオファンで、ほとんどの作やってきましたが、６は買おうか真剣になやんでます。