【PS2】夏空のモノローグ
発売元 | アイディアファクトリー (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2010-07-29 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:夏色タイムループAVG ■ プレイ人数:1人 ■ 限定版:9,240円 |
|
発売元 | アイディアファクトリー (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2010-07-29 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:夏色タイムループAVG ■ プレイ人数:1人 ■ 限定版:9,240円 |
|
GOOD!
■感動モノのストーリー
この作品は「周回プレイ」をすることを前提に作られており、全キャラクターを攻略しないとストーリーの全貌は見えてきません。しかし、全員を攻略し終えた後に見られる物語の真相は、それまでの長いプレイ時間にも納得の感動を与えてくれます。
エンディングもそうですが、全体を通して、ストーリーは涙を誘うエピソードが多かったように思います。日常を描いた部分はもちろん明るいのですが、シリアス部分も多いです。感動する恋愛物語をお望みの方に是非おすすめです。
■バリエーション豊かなLRCシステム
このゲームには、各キャラクターの個別シナリオに入る前に「LRCシステム」というシナリオ選択機能があります。好きなシナリオを選択して楽しめる機能で、周回プレイ毎にシナリオが追加されていくので周回プレイも飽きさせない作りになっています。内容も繰り返される7月29日の謎にまじめに向き合おうとするものから、夏休みらしく遊びに行ったりするものまでバリエーション豊か。科学部メンバーのほのぼのとした掛け合いが、シリアス展開の多い物語の中で効果的に表現されています。
BAD/REQUEST
■恋愛小説というよりライトノベル
悪い点、というほどのことではないですが、全体的にみると乙女ゲームにしては恋愛が薄味のように感じました。感覚としては、恋愛小説というよりライトノベルを読んでいる感じです。恋愛はあるのだけれどそれだけがメインではない、といった感じ。
もちろん、そういった物語の方が好きだという方にはおすすめです。しかし、他の乙女ゲームにあるようなコテコテの恋愛を期待すると、この作品の薄味な恋愛展開に「あれ?」と感じてしまうかもしれません。
■テキスト表示がちょっと古い
折角「VNRシステム」という特殊なイラスト表示方法を導入しているというのに、テキストの大半は背景の前面にテキストを全体的に表示する、という昔ながらのアドベンチャー形式のもので、少し古臭いです。テキストに隠れてキャラの立ち絵が見えづらいのは残念。できることならもっと「VNRシステム」部分を増やしてほしかったです。
■おまけシナリオに声が出ない
これは私個人の感情です。この作品にはおまけシナリオとして「ツリーピース」という物語があるのですが、もったいないことにそれは声がついていないのです。ゲーム本編がフルボイスなだけに大変おしい。特にこのツリーピースというシナリオは物語の全貌を知るのにとても重要な役割を果たしており、できれば臨場感ある声付きで聞きたかったのですが(苦笑)…
COMMENT
終わらない夏休みという世界観と、評判の良さに惹かれて購入。物語に引き込まれて20時間ほとで一気に攻略してしまいました。
恋愛ゲームとして見ると物足りなさを覚えてしまうかもしれまんが、小説のように物語を楽しむのであればこれほどいい作品はないように思えます。20時間という総プレイ時間も、飽きずに楽しむにはちょうどいい長さなのかもしれません。