サウンドノベルの老舗「チュンソフト」の作品と言うことで、プレイしてみました。 チュンソフト作品はかまいたちの夜1〜3と弟切草をプレイしましたが、 これまでやったサウンドノベルの中でも一番と言っても過言ではないほどに、おもしろかったです!! 最初は実写のゲームと言うことで、二の足を踏んでいたのですが、いざ始めてみると、ドンドンと続きが気になってきます。 ゲームのシステムは、複数いる主人公を全員クリアすると、次の時間帯に進めると言うシステムなのですが、 ある主人公が取った行動によって、別の主人公のシナリオに影響が出ると言うシステムはそれぞれの主人公が直接的には関っていないにしろ、 密接な関りを持っていると言う感覚があり、やりごたえがありました。 それが原因でバッドエンドとなっても、ヒントが表示されるので、迷うことなくサクサク進めました。 チャート機能でバッドエンドの原因となった部分を簡単に補正できるのも親切なシステムだと思います。 サウンドノベルの柱であるストーリーですが、これがかなりおもしろかったです。 キャラクターのさり気ない一言や行動が事件の全貌を解く鍵となっていた所や、 衝撃の事実、そしてエンディングでは胸が熱くなりました。 渋谷という街の中でそれぞれのキャラクターのドラマがあり、それらが一つの道へと繋がっていく・・・ 家族や仲間の大切さと言った、人間関係が希薄な現代社会に何が必要なのかを教えてくれたような気がします。 ボーナスシナリオ1も本編に劣ることはなく、感涙しました。 グラフィック&音楽ですが、背景は実際の渋谷の景色を手直し程度にCG修正したものが使われている(?)ようで、ドラマのような雰囲気になっていました。 音楽もかなりの出来で、ゲームの場面や雰囲気に合った音楽でストーリーに盛り上がりを乗せていました。 何より、各主人公をクリアして、次のチャプターに行くときにドラマの「次回予告」的なムービーが流れるのですが、 このムービーが熱いです!
背景の中のCG加工で某アーティストの宣伝(例えば、背景の中で街の看板がそのアーティストの看板になっていたり)が多すぎ。 流血表現や爆発のCGの粗が若干ですが、気になりました。これも、背景、ムービーとも実写メインということが裏目に出てしまった形とは思うのですが、減点対象になる程の物ではなかったです。 「謎解き」要素は皆無に等しいです。私的には謎解きはどっちでも良いのですが、「犯人は誰だ!?」というのを完全に自身で解きたいという方にはそこが不発に終わるかもしれません。
総評ですが、言うまでもなく名作です!! キャラクターの個性やギャグ、シリアスのバランスも非常に良く、根幹のストーリーも驚愕の連続です。 ゲームだけにとどまらず、ドラマ化したらかなりの話題になるのでは・・・とも思います。 最近のゲームはグラフィック技術に頼りすぎて、シナリオが薄い作品が多くてやり応えがない・・・ と感じている方なら、プレイされて損はないと思います。
GOOD!
サウンドノベルの老舗「チュンソフト」の作品と言うことで、プレイしてみました。
チュンソフト作品はかまいたちの夜1〜3と弟切草をプレイしましたが、
これまでやったサウンドノベルの中でも一番と言っても過言ではないほどに、おもしろかったです!!
最初は実写のゲームと言うことで、二の足を踏んでいたのですが、いざ始めてみると、ドンドンと続きが気になってきます。
ゲームのシステムは、複数いる主人公を全員クリアすると、次の時間帯に進めると言うシステムなのですが、
ある主人公が取った行動によって、別の主人公のシナリオに影響が出ると言うシステムはそれぞれの主人公が直接的には関っていないにしろ、
密接な関りを持っていると言う感覚があり、やりごたえがありました。
それが原因でバッドエンドとなっても、ヒントが表示されるので、迷うことなくサクサク進めました。
チャート機能でバッドエンドの原因となった部分を簡単に補正できるのも親切なシステムだと思います。
サウンドノベルの柱であるストーリーですが、これがかなりおもしろかったです。
キャラクターのさり気ない一言や行動が事件の全貌を解く鍵となっていた所や、
衝撃の事実、そしてエンディングでは胸が熱くなりました。
渋谷という街の中でそれぞれのキャラクターのドラマがあり、それらが一つの道へと繋がっていく・・・
家族や仲間の大切さと言った、人間関係が希薄な現代社会に何が必要なのかを教えてくれたような気がします。
ボーナスシナリオ1も本編に劣ることはなく、感涙しました。
グラフィック&音楽ですが、背景は実際の渋谷の景色を手直し程度にCG修正したものが使われている(?)ようで、ドラマのような雰囲気になっていました。
音楽もかなりの出来で、ゲームの場面や雰囲気に合った音楽でストーリーに盛り上がりを乗せていました。
何より、各主人公をクリアして、次のチャプターに行くときにドラマの「次回予告」的なムービーが流れるのですが、
このムービーが熱いです!
BAD/REQUEST
背景の中のCG加工で某アーティストの宣伝(例えば、背景の中で街の看板がそのアーティストの看板になっていたり)が多すぎ。
流血表現や爆発のCGの粗が若干ですが、気になりました。これも、背景、ムービーとも実写メインということが裏目に出てしまった形とは思うのですが、減点対象になる程の物ではなかったです。
「謎解き」要素は皆無に等しいです。私的には謎解きはどっちでも良いのですが、「犯人は誰だ!?」というのを完全に自身で解きたいという方にはそこが不発に終わるかもしれません。
COMMENT
総評ですが、言うまでもなく名作です!!
キャラクターの個性やギャグ、シリアスのバランスも非常に良く、根幹のストーリーも驚愕の連続です。
ゲームだけにとどまらず、ドラマ化したらかなりの話題になるのでは・・・とも思います。
最近のゲームはグラフィック技術に頼りすぎて、シナリオが薄い作品が多くてやり応えがない・・・
と感じている方なら、プレイされて損はないと思います。