PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

・手に汗握るシチュエーション
オフはただのドンパチにならないように映画のような様々なシチュエーションが用意されてます。
スニーキング、スノーモービル、圧倒的多数の敵との戦闘など。
ストーリーもそれに合わせ常に緊迫感のあるものに仕上がってます。

・リアルなグラフィック
前作もリアルでしたが、今回はさらに磨きがかかってます。
人物は実写に見間違えるほどのリアルさで、背景も前作は荒かったのに対し細かく描写されています（ただし一部問題が。それはBADで）。

・挙動のリアルさ
敵含め、モーションが非常にリアルです。倒れ方や走り方に至るまで、細かく作られています。
他のゲームだとプレイしていて「なんだこの変な動き」と思うことがよくありますが、このゲームに関してはそういったことを感じることはあまりありません。

・映画風に盛り上げてくれるBGM
ハンス・ジマー（ハリウッドを代表する映画作曲家）が担当してるだけあって、その場その場で盛り上がるようなBGMが用意されています。
印象的で耳に残るというわけではありませんが、気分を高揚させてくれることに一役買ってます。また実にハンス・ジマーらしい楽曲ばかりなので、ジマーファンにはたまらないでしょう（笑）

・読み込みほとんどなしの快適性
章やオンの試合が始まる前に多少読み込みがありますが、通常プレイ中は読み込みはなく快適にプレイできます。
ロードがないことによってよりプレイに集中できるので、こういう点は是非日本のメーカーも見習って欲しいです。

BAD/REQUEST

・ローカライズ全般
結構話題になってますが、誤訳（直訳）があるのと英語音声がないです。もっとも、個人的にはこれらの点で違和感を感じるようなことはありませんでした。
ただ吹き替えは流石に予算をケチりすぎです。若手ばかりなのか、全体的に声が若くキャラに全く合っていない声だったり、演技も全体的に下手ではないですが上手いとは言えません。
「大御所以外使うな」とは言いませんが、もっと演技力のある人や声の合った人を選んで欲しかったです。

・一部のオブジェクト
特に民家などで見られるのですが、質感がいかにも「3Dで作りました」というようなのっぺり感のあるオブジェクトがチラホラありました。
全体的にレベルの高いグラフィックだけに、こういうオブジェクトが浮いてしまっています。もっとテクスチャを描き込むなりできなかったのでしょうか。この点は残念です。

・ストーリーが理解し辛い
雰囲気だけで進むのであればあまり気になりませんか、いざ理解しようとするとよくわからないところがチラホラあります。状況説明があまりないことが原因かなと思います。また誤訳のせいでミスリードがある点も気になります。

〜オンマッチング関係〜
・レベル関係なしのマッチング
プレイヤーにはそれぞれレベルが設定されていますが、初期レベルだろうがプレステージ（一度最高レベルに到達して最初から始めた人）だろうが関係なしにマッチングされます。そのため、初心者が一方的にやられるところを多く目にします。敷居を少し広げる意味も込めて、初心者用マッチングがあれば良いんじゃないかと思います。

・オートマッチングの弊害
マッチングは基本的に自動なのですが、そのせいかもうすぐ終わりそうなゲームに参加させられたり、酷いときは終わって結果表示が出ているときに参加、しかも参加してないのに敗北という結果になることもあります。
途中参加あり、なしをこちらで設定できたら良かったのではないでしょうか。

〜オンその他〜
全体的に「定点プレイ推奨」と言わんばかりの点が目立ちます。

・マップ
全体的に広めな割に相手リスポーン地域への侵入経路が少なかったり、グチャグチャと入り組んでて遭遇戦が多いため定点プレイヤーが有利なことが多いです。クレイモアを仕掛けて篭られると対処が難しい場所も存在します。
もっと簡単な構造のステージか、立ち回りが光るようなステージを作って欲しかったです。

・ショットガン
サブ武器にショットガンを持てるのですが、個人的にやりすぎなように思います。
現実的にメインで使う武器ではないのかもしれませんが、そうは言っても意外に必殺距離が長いので、上記の点も相まってサブマシンガンの立ち位置が微妙になっている気がします。
個人的にはサブではなくメインにするべきではと思います。

・キルストリーク
キルストリークという一定の数の相手を連続で倒すと発生する支援があるのですが、ものによってはかなり強力で、最悪なものでは試合を強制終了というのがあります（必要キル数はかなり多いですが）。
そのためキルストリーク狙いのプレイを続けてルールの目的に協力しないプレイヤーが居たり、初心者が下手に動きづらくなったりしています。
なくせとは言いませんが、もう少しバランス調整をするか対向出来る手段を作るべきだったのでは。

・グレネードゲー
前作ではPerk（プレイヤーに付与される能力）を消費しないとアンダーバレルグレネードを装備できなかったようですが、今作は簡単な条件が整えばPerkを消費せずともすぐに使用できます。
しかも通常は2発しか持てないのですが、とあるPerkによって実質的に無限に補給できるので2発撃つ→補給→2発撃つ・・・というようなプレイをする人が多いです。酷いときはマップのところで書いたような見晴らしの良いところでグレネードをずっと撃ってる定点プレイヤーも存在します。
補給系Perkを実弾のみの補給にするとか回数制限をつけるとか、何かしらの対策があれば良かったのでは。

COMMENT

目新しさはあまりありませんが前作から堅実的に仕上げてきたことで、非常にレベルの高いFPSに仕上がっています。
懸念されていた日本語訳は思ったほど問題になっていないと思います。何かこだわりがない限り考えなくても良いでしょう。
とは言っても問題はありますので、ネットでの情報探索はしておいた方が良いと思います。

前作のプレイは個人的には推奨です。今作だけでも問題ないかもしれませんが、ストーリーをより深く楽しむためにやっておいた方良いかと思います。

本作に初めて手をだす人は、結構敷居が高いのである程度根気が必要かと思います。

32型液晶HDMIでプレイ

※オンラインで気になる点が多かったため、満足度を下げました。ちなみに私は1回目のプレステージ中です。